貴方に恋をした。
慌ててホテルルームに戻り、氷の袋とティッシュを抱えてロビーに戻る。
その間にも●●さんは冷えピタを剥がし、赤く腫れかけている手首を回して顔を歪めている。
「痛いですよね。そんなに回さない方がいいですよ。ちょっと動かないでもらっていいですか?」
「え…?──…はい。」
大人しくその場で硬直する●●さん。
大人っぽい外見とは相反して少し、素直なところもあるのか。
「すみません、ふっ、あはっ、椅子に、座ってもらって、んふっ、?」
笑いがこらえきれない。
「──…~ッ!そ、そんな笑わなくても…!」
そう言いながらまたまた素直に椅子に座る●●さん。
いつの間にか佑京さん消えてるし。
話しながら、アイシングを始める。
「お家はこの近くなんですか?」
「?いえ、八千代の方で。ちょっと遠いんですよね」
タクシーでここまで来たんです、と困ったように笑う●●さん。
「じゃあ、帰りもタクシーで?」
もうこの時間は終電もとっくに過ぎている。
「いえ?電車とバスを乗り継いで…あ、」
●●さんはロビーにある時計が指す時間に気づき、口をぽっかりと開けたまま再び硬直した。
「あー…、どうしましょう?この時間からじゃ受付、やってないですよね?」
「どうでしょうか…。流石にこの時間は僕もないので…」
それにしても●●さんの手首があまりにも華奢すぎて、少しでも力の加減を間違えれば折れてしまいそうだ。
「そこの受付さんに言えば、入れてくれますかね?」
「言ってみましょうか」
物は試しだ。
「なーにをしようとしているのかな!?」
「──…今日はやけに元気ですね。佑京さん」
「うん、元気だからね。じゃなくって。●●は選手の誰かと一緒に寝てもらいます!!」
「は?」
●●さん、もうちょっと怒ってもいいと思います。
その間にも●●さんは冷えピタを剥がし、赤く腫れかけている手首を回して顔を歪めている。
「痛いですよね。そんなに回さない方がいいですよ。ちょっと動かないでもらっていいですか?」
「え…?──…はい。」
大人しくその場で硬直する●●さん。
大人っぽい外見とは相反して少し、素直なところもあるのか。
「すみません、ふっ、あはっ、椅子に、座ってもらって、んふっ、?」
笑いがこらえきれない。
「──…~ッ!そ、そんな笑わなくても…!」
そう言いながらまたまた素直に椅子に座る●●さん。
いつの間にか佑京さん消えてるし。
話しながら、アイシングを始める。
「お家はこの近くなんですか?」
「?いえ、八千代の方で。ちょっと遠いんですよね」
タクシーでここまで来たんです、と困ったように笑う●●さん。
「じゃあ、帰りもタクシーで?」
もうこの時間は終電もとっくに過ぎている。
「いえ?電車とバスを乗り継いで…あ、」
●●さんはロビーにある時計が指す時間に気づき、口をぽっかりと開けたまま再び硬直した。
「あー…、どうしましょう?この時間からじゃ受付、やってないですよね?」
「どうでしょうか…。流石にこの時間は僕もないので…」
それにしても●●さんの手首があまりにも華奢すぎて、少しでも力の加減を間違えれば折れてしまいそうだ。
「そこの受付さんに言えば、入れてくれますかね?」
「言ってみましょうか」
物は試しだ。
「なーにをしようとしているのかな!?」
「──…今日はやけに元気ですね。佑京さん」
「うん、元気だからね。じゃなくって。●●は選手の誰かと一緒に寝てもらいます!!」
「は?」
●●さん、もうちょっと怒ってもいいと思います。
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