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【曲のリクエスト募集中】アカペラ歌手から始まる三人組バンド

#27

一次審査(オーディション)

来週は、5Rayのオーディションの予選。

海に行った日の帰り、雫にそう伝えられた。

一次審査は歌唱の披露。
仮で送られたVの姿で、オンラインでオーディションを行うらしい。

二次審査はメンバーと面接。
明日に同じくオンラインで行うらしい。

そして新メンバー発表だ。

…準備をしなければ。

とりあえず、雫にどんな歌を歌えばいいのか聞いてみる。

ピコンッ

澪「なるほど、5Rayのオリ曲とかか。せっかくなら私が作詞してないやつにしよ。
……お、これいい!5Ray初のオリ曲、"ray‼︎"」

これ何度も聴いたな〜。よしっ、早速歌ってみよう。

〜♪〜♪

……何回聴いてもめっちゃいい曲。

rayは光や光線の意味合いを持つ。

5RayのRayはここから取られた。

五つの光になれるように、彼らは努力している。

……私も頑張らないと。

そこから、私の猛練習は始まった。

ただ歌いまくるだけじゃなく、"自分"を最大限出せるように努力した。

……そしてついにきた、オーディション当日。

パソコンに電源をいれる。

「皆様、本日は5Ray新メンバー加入オーディションに参加してくださりありがとうございます。プロデューサーの清水です。
審査員は、私と5Rayのメンバー、スイとレンが担当させていただきます」

うわあ、スイレンだ!と言う声がアバターから聞こえてくる。

レン「5Rayリーダー、レンです。ファイト」

低音ボイスが得意な5Rayのリーダー。黒色担当。

スイ「やっほースイだよ!僕達と歌うのは誰かなー?」

ショタボが得意な水色担当。
男ながらとても可愛らしく、5Rayの愛されキャラ。

清水「オーディションは平等に審査させていただきますので、ご安心ください。
ではまず自己紹介をお願いします」

孤湖「はいはーい![漢字]孤湖[/漢字][ふりがな]ココ[/ふりがな]でーっすぅ!カワボが得意です!頑張りまーす!」

まずは元気な女性アバターの孤湖。

音「音です。えっと…ナチュラルボイスが得意です。よろしくお願いします」

次にヘッドフォンを身につけた男性アバターの音。

皐月「[漢字]皐月[/漢字][ふりがな]さつき[/ふりがな]と言います。ロック系?が得意です。よろしく」

次にイケボすぎる声を持つ男性アバターの皐月。

澪「澪です。高音でも中音でも低音でも歌えます。Rapが好きです!
あと作詞作曲も一応。よろしくお願いします!」

そして私。自己紹介って緊張するな。

宵「宵。基本どんな声でも出せる。よろしく」

この人…絶対猛者だな。

清水「自己紹介ありがとうございます。では、孤湖さんからどうぞ」

孤湖「はーい!私が歌うのは、スイさんのオリ曲、"彗星"です!」

〜♪〜♪

…すご。普通に歌上手い。さっきの雰囲気とは全く違う。

音「えっと、僕が歌うのは…カイルさんの"海"です」

〜♪〜♪

透き通った声。聞いてて心地がいい。

皐月「俺が歌うのは、レンさんの"roi"です」

〜!♪〜!!♪

迫力えぐっ!そしてレンさんの低音に加えたロックのアレンジ。

圧倒される。自分のスキルを活かし切ってる。

澪「私が歌うのは、5Rayの"ray!!"です」


ray×6 ray×6

もういい もういいの
過去を捨てても
きっと 戻るから

もういい もういいの?
あんな惨敗 認めちゃって
気にしないなら 強く強く生きなさい
闇に"say goodbay"

I'm a ray×6
I will be the ray×6
君の光になりたい
君の希望になりたい
I'm a ray×6
I will be the ray×6
闇を通り越して
連れ出してみせるわ ray

もういい もういいの?
あの勝利 否定しちゃって
君次第なら 強く前を向きなさい
光に"come on"

I'm a ray×6
I will be the ray×6
君の光になりたい
君の希望になりたい
I'm a ray×6
I will be the ray×6
闇を覆い隠して
光になってみせるわ ray


歌い切った…!

この歌はサビ前に低音、サビに高音があり、音域が広いことを示すには十分の歌である。

私の力は最大限出せた。

宵「私が歌うのはユノさんの"mirror"です」

〜〜♪〜〜♪

…圧倒的実力者だ。mirrorを完全にコピーしてる。アユさんの歌い方も癖も全部。すごすぎる。天才だ。

一次オーディションは、三人が勝ち抜くらしい。

この人は多分、通過した。

清水「…お疲れ様でした。結果は30分後発表いたします。それまで休憩をとってもらって構いません。では、また後で」

プツッと通信が切られた。

これ以上話すのは無駄だと考えたのだろう。

スイ「みんなお疲れ様!結果楽しみにしててね!じゃーね!」

続いてスイさんも。

レン「頑張ったな。また後で」

最後にレンも。

孤湖「疲れたねぇ〜!みんなお疲れ〜⭐︎」

孤湖がフゥゥゥっとため息を吐く。

あのギャルな孤湖も緊張したみたいだ。

澪「……疲れた〜。寝るから30分後に起こしてぇ〜」

孤湖「いいよん⭐︎起こしてあげるぅ〜!」

澪「ありがと〜。じゃあおやすみ……スゥ……」

練習を始めてからずっと疲れが溜まっていたので、1秒でスリープ。

音「寝るのはやっ…」

そんな驚きの声は、私にはもう聞こえていない。

宵「…ねぇ、誰が通過すると思う?」

皐月「さぁな」

孤湖「ん〜。宵ちゃんじゃない?」

孤湖がニコニコで答えた。

宵「それは当たり前。他」

孤湖「自信家だねぇ。あとは…皐月くんもかな」

孤湖が横を見る。

音「あ、僕もそう思います。めちゃくちゃ格好良かったです」

皐月「そうか?俺は星緒さんもだと思うけど」

孤湖「あは、言われた〜。澪ちゃん、一人だけヤバかったもんね」

皐月「あぁ。あれは規格外だ。あんな、楽しそうに歌うなんてな。歌声も穏やかで、綺麗だった。Vtuberに必要な表現力が頭三つ飛び出ていた」

孤湖「へぇ、意外だねぇ。皐月くん、そんなに人のこと褒めないタイプの人かと思ってた」

宵「私の方がすごいけど」

孤湖「はいはいw宵ちゃんはめちゃくちゃすごかったよ〜。
超実力派って感じ。選ばれたのも納得かな〜」

四人は寝ている私と違って結果が待ちきれないようで、そわそわしながら話していた。

そこへ、パッと清水さんが映った。

お、やっと来たか〜、と孤湖がパソコンに向かって手を振る。

孤湖「澪ちゃーん、朝だよ〜」

澪「……んあ……ありがとぉ孤湖ちゃん……スゥ……」

孤湖「…ありゃ?また寝た?ちょっとみんな耳塞いどいて〜。
…………澪ちゃあ"あ"あ"あ"あんッッッ!!!!!」

澪「ああああぁ!?!?起きた!!起きたからぁ!!」

耳を塞いでいた人達にも、ビリビリと耳に振動が伝わる。

澪「はぁっ、はぁっ、はぁっ」

孤湖「やっと起きたね⭐︎おはよ澪ちゃんっ」

澪「かんべんして……でも起こしてくれでありがと……」

孤湖「どういたしまして〜」

清水「…それでは、一次オーディション通過者を発表します」

パッと画面内にレンとスイが現れる。

レン「一人目……皐月さん」

まぁまぁめっちゃかっこよかったもんね。

あれ?皐月が1番最初に呼ばれたってことは……。

スイ「二人目!ドゥrrrrrrrダダン!澪さん!」

……!! やったぁ…ッ!!やったぁあぁッッ!!

良かった……。良かった……。

まだ一次審査だが、喜びのあまり涙が溢れる。

これで、5Rayに一歩近づけた。

作者メッセージ

一次審査通過…!

2026/03/01 13:51

夢楽 ID:≫ 10a8Rho2sBdDU
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