[曲リクよろ]アカペラ歌手から始まる三人組バンド
それから一年間、私はピアノが下手だった。
事実だ。
先生の死を忘れようともした。努力した。
でも、無理だった。
私にとって、先生の存在は大きすぎた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ある日の夕方……。
私が家に帰っているとき。
ふと神社が目に入った。
いつもは近道で行くけど、今日はお母さんもいなくて暇だ。
だからまわり道して帰るつもりだった。←真似しちゃだめ!!
でも、なぜか、目に入った。
偶然ではない。気がする。
澪「あれ、ここって…なんか見覚えが、、」
??「なんじゃ、貴様。神の領域に立ち入るな。
むっ、貴様、なぜこの神社に立ち入れている?」
その姿には神々しさを感じた。美しい真っ白な肌に、水色の髪。透き通った瞳。
どこか懐かしさも感じる。
澪「いや、普通に通れたし、」
??「んなわけないじゃろ。我は神なるぞ。
神の領域に立ち入れる者など神しかおらん」
澪「さっきから何、神神って。ほんとに神?」
??「当たり前じゃろ。我は[漢字]天照大御神[/漢字][ふりがな]アマテラスオオミカミ[/ふりがな]の継ぐ子、
[漢字]天邪鬼[/漢字][ふりがな]アマノジャク[/ふりがな]なるぞ」
澪「え、天照の継ぐ子?てか天照??天照って神なの?」
天邪鬼「もう、神を降りたがな(そういう設定です)」
澪「神に退職とかあるのか」
天邪鬼「さては貴様、天照の生まれ変わりじゃな?」
澪「え?そんなわけないでしょ」
天邪鬼「我にはわかるのじゃ。それとも神を疑うか?
その時は神から裁きがくだされようぞ。下手をすれば死に至るかものう」
澪「何一つ疑ってません!!!」
天邪鬼「ふん。よかろう。貴様、歌は好きか?」
澪「好き、、ですけど」
天邪鬼「そうか。では貴様に才を与えよう。
歌の才だ。だが、この才は自分で解放させねばならぬ。
そう、貴様が一人じゃない。とわかった時じゃ。
そして、生きると決心した時。その時、この才は解放される。
どんな力か。それは、、、我にもわからん」
澪「え、ありがとうございます。
でも、いらないです」
天邪鬼「なぜじゃ?」
澪「私はもう生きたくないから。早く先生のところに行きたいから。」
天邪鬼「もったいないのう。
貴様、価値がある人間じゃ。天照の生まれ変わりじゃからな。
その時点で貴様は一人ではなかろう。天照がおる。
貴様の心の奥深くに、眠っておられるのじゃ。
貴様に心境の変化が起こった時、天照は目覚める。
歌は、その鍵となるのじゃ。だから、素直に受け取れ」
澪「私にチャンスをくれると言うんですか?」
天邪鬼「当たり前じゃろ。貴様は一人ではない。
そう信じて"生きる"のじゃ。よいな?」
澪「………天邪鬼、ありがとう。
私、頑張ってみるよ。帰り道にまた来てもいい?」
天邪鬼「神を呼び捨てとは。なかなか肝が据わっておるのう。
……何度でも来るがよい。我はいつでも貴様を見守っておるがな」
澪「天邪鬼、またね!ありがと!!
私、生きていいって、気付けるまで頑張るね!」
天邪鬼「……よいか!"澪"!
これから、貴様の歩む道を拒む者が現れるかも知れぬ。
だが、ただの障害物に過ぎん!決して、決して諦めるでないぞ!!」
そう言って、天邪鬼は風に乗って消えた。
いや、視えなくなった。
[大文字][中央寄せ][明朝体]っ……うんっ!!絶対、諦めない![/明朝体][/中央寄せ][/大文字]
事実だ。
先生の死を忘れようともした。努力した。
でも、無理だった。
私にとって、先生の存在は大きすぎた。
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ある日の夕方……。
私が家に帰っているとき。
ふと神社が目に入った。
いつもは近道で行くけど、今日はお母さんもいなくて暇だ。
だからまわり道して帰るつもりだった。←真似しちゃだめ!!
でも、なぜか、目に入った。
偶然ではない。気がする。
澪「あれ、ここって…なんか見覚えが、、」
??「なんじゃ、貴様。神の領域に立ち入るな。
むっ、貴様、なぜこの神社に立ち入れている?」
その姿には神々しさを感じた。美しい真っ白な肌に、水色の髪。透き通った瞳。
どこか懐かしさも感じる。
澪「いや、普通に通れたし、」
??「んなわけないじゃろ。我は神なるぞ。
神の領域に立ち入れる者など神しかおらん」
澪「さっきから何、神神って。ほんとに神?」
??「当たり前じゃろ。我は[漢字]天照大御神[/漢字][ふりがな]アマテラスオオミカミ[/ふりがな]の継ぐ子、
[漢字]天邪鬼[/漢字][ふりがな]アマノジャク[/ふりがな]なるぞ」
澪「え、天照の継ぐ子?てか天照??天照って神なの?」
天邪鬼「もう、神を降りたがな(そういう設定です)」
澪「神に退職とかあるのか」
天邪鬼「さては貴様、天照の生まれ変わりじゃな?」
澪「え?そんなわけないでしょ」
天邪鬼「我にはわかるのじゃ。それとも神を疑うか?
その時は神から裁きがくだされようぞ。下手をすれば死に至るかものう」
澪「何一つ疑ってません!!!」
天邪鬼「ふん。よかろう。貴様、歌は好きか?」
澪「好き、、ですけど」
天邪鬼「そうか。では貴様に才を与えよう。
歌の才だ。だが、この才は自分で解放させねばならぬ。
そう、貴様が一人じゃない。とわかった時じゃ。
そして、生きると決心した時。その時、この才は解放される。
どんな力か。それは、、、我にもわからん」
澪「え、ありがとうございます。
でも、いらないです」
天邪鬼「なぜじゃ?」
澪「私はもう生きたくないから。早く先生のところに行きたいから。」
天邪鬼「もったいないのう。
貴様、価値がある人間じゃ。天照の生まれ変わりじゃからな。
その時点で貴様は一人ではなかろう。天照がおる。
貴様の心の奥深くに、眠っておられるのじゃ。
貴様に心境の変化が起こった時、天照は目覚める。
歌は、その鍵となるのじゃ。だから、素直に受け取れ」
澪「私にチャンスをくれると言うんですか?」
天邪鬼「当たり前じゃろ。貴様は一人ではない。
そう信じて"生きる"のじゃ。よいな?」
澪「………天邪鬼、ありがとう。
私、頑張ってみるよ。帰り道にまた来てもいい?」
天邪鬼「神を呼び捨てとは。なかなか肝が据わっておるのう。
……何度でも来るがよい。我はいつでも貴様を見守っておるがな」
澪「天邪鬼、またね!ありがと!!
私、生きていいって、気付けるまで頑張るね!」
天邪鬼「……よいか!"澪"!
これから、貴様の歩む道を拒む者が現れるかも知れぬ。
だが、ただの障害物に過ぎん!決して、決して諦めるでないぞ!!」
そう言って、天邪鬼は風に乗って消えた。
いや、視えなくなった。
[大文字][中央寄せ][明朝体]っ……うんっ!!絶対、諦めない![/明朝体][/中央寄せ][/大文字]