[曲のリクエスト待ってるよ〜!]アカペラ歌手から始まる三人組バンド
この頃、私は10歳でした。
学校生活にも慣れて、今はぼっちだけど楽しく過ごせてます。
この頃の私はお母さんと二人暮らし。
学校行って、勉強して、
曲の歌詞をグットチューブ(笑)の配信者さんに採用されるために作るだけ。
採用されてもお金はもらえない。
採用されることも滅多にない。
ただの自己満足だ。
そんな、どこか寂しくて、地味に楽しい日々でした。
〜ある日〜
澪「おはようございます、先生」
私はいつも通り先生に挨拶をする。
先生「あら、おはよう澪ちゃん」
担任の優(ゆう)先生。
明るくてとっても優しい。
ぼっちの私には特に構ってくれる。
気遣える先生だ。
先生「ねぇ澪ちゃん?私澪ちゃんのこともっと知りたいな。
趣味とかあるかな?」
澪「…まぁ一応」
先生「えっ!どんなことしてるの?」
澪「…歌詞作りです」
先生「まぁ、本当!?今度作詞してるところ見せてよっ!
澪ちゃんの歌詞見たいなぁ〜」
澪「別にいいですけど」
ちょっと嬉しかった。
ここから、趣味になっていたことが歌手への第一歩を踏むことになる。
先生「お邪魔します。お母様、今日はよろしくお願いします」
澪母「いえいえ、嬉しいです!
澪が友達を連れてくることは滅多にないんですよ」
澪「お母さん、変なこと言わないで。
…先生、来てください」
先生「うんっ!」
歌詞作りだけに使っているパソコン。
お母さんが頑張ってお金を貯めて買ってくれたものだ。
先生「すごーい!澪ちゃんゲーマーみたいっ!」
目を輝かせる姿は、子供みたいだ。
ちょっと微笑ましかった。
澪「じゃあ、今から歌詞作るんで、適当に座って見ててください」
先生「あ、騒がないから一個お願いしていい?」
澪「なんですか?」
先生「澪ちゃんが作った歌詞、自分で歌ってみてくれない?」
澪「……わかりました。でも私歌下手ですよ」
先生「いいのいいの!私はただ澪ちゃんの声が聞きたいだけだから!」
変な先生…と最初は思った。
でも、先生は私を導いてくれていた。
後々わかったことだ。もうお礼すら言えない。
カタカタカタカタ
そういえば、もうすぐバレンタインだな…。
よし、アイディア浮かんだ。
〜実際に作った歌詞〜
バレンタイン♪
初めての I LOVE YOU!
私は地味だけど
好きな人はいるわ
きっと正解ね
この人は正しいわ
私は真面目だけど
バカな人は嫌いじゃないわ
むしろバカな人の方が
教え甲斐あって楽しそうね?
好きだから、嫌いじゃない!!
そんなこと、当たり前よ
いやそんなこと言ってないよ!!
お願い正気になって〜っ!
バチーん!
あぁやっちゃった
一瞬暗闇に逝った感情
そして光に戻る環境
近寄らないで
触れないで
あぁもういらないな
無理やりに連れ去った時間
そして通常に戻る瞬間
いっそ私を消して天よ
嫌いだから、好きじゃない!!
そんなこと、当たり前よ
いやそんなこと言ってたっけ?
くだらない覚えてないわ
残念でした
先生「最高&最高じゃないっ!才能!!ありすぎでしょ!!
これを毎日グットチューブに投稿してるの?」
澪「…そうですけど」
先生「じゃあ、早速歌って♡」
澪「ハートついてるんだけど……」
先生「いいからっ!」
澪「ハァわかりました。
アカペラでいい?」
結局歌った。
先生「澪ちゃん歌うますぎん!?
びっくりして関西弁に戻っちゃったんやけど!」
澪「…ありがとうございます」
先生「ねぇねぇ、これから私達友達ってことでいいかな!?」
澪「あ、ちょっと待ってください。私、たまにMVも作ってるんですよ。
久しぶりにいい曲できたから、見て行きませんか?」
先生「えっ!見る見る✨」
カタカタカタカタ
カタカタッ
澪「できました」
先生「えっ、もう!?」
澪「当たり前ですよ、初心者ですからすぐできるんですよ!」
先生「見して見して!」
〜♪
〜〜〜♪〜♪
♪〜
澪「こんな感じですね」
先生「えぇぇっ!すごいすごい!!ヤバいやん!
めっちゃ何起こってるかわかりやすいし曲にぴったりに作ってあるし、
天才やん!!神かっ!」
澪「あ、ありがとう!!あ…、」
先生「いいんよ、タメで」
こうして私は先生と毎日一緒に家に帰り、仲良く歌詞作りとMV作りをした。
でも、そんな日々は長く続かなかった。
学校生活にも慣れて、今はぼっちだけど楽しく過ごせてます。
この頃の私はお母さんと二人暮らし。
学校行って、勉強して、
曲の歌詞をグットチューブ(笑)の配信者さんに採用されるために作るだけ。
採用されてもお金はもらえない。
採用されることも滅多にない。
ただの自己満足だ。
そんな、どこか寂しくて、地味に楽しい日々でした。
〜ある日〜
澪「おはようございます、先生」
私はいつも通り先生に挨拶をする。
先生「あら、おはよう澪ちゃん」
担任の優(ゆう)先生。
明るくてとっても優しい。
ぼっちの私には特に構ってくれる。
気遣える先生だ。
先生「ねぇ澪ちゃん?私澪ちゃんのこともっと知りたいな。
趣味とかあるかな?」
澪「…まぁ一応」
先生「えっ!どんなことしてるの?」
澪「…歌詞作りです」
先生「まぁ、本当!?今度作詞してるところ見せてよっ!
澪ちゃんの歌詞見たいなぁ〜」
澪「別にいいですけど」
ちょっと嬉しかった。
ここから、趣味になっていたことが歌手への第一歩を踏むことになる。
先生「お邪魔します。お母様、今日はよろしくお願いします」
澪母「いえいえ、嬉しいです!
澪が友達を連れてくることは滅多にないんですよ」
澪「お母さん、変なこと言わないで。
…先生、来てください」
先生「うんっ!」
歌詞作りだけに使っているパソコン。
お母さんが頑張ってお金を貯めて買ってくれたものだ。
先生「すごーい!澪ちゃんゲーマーみたいっ!」
目を輝かせる姿は、子供みたいだ。
ちょっと微笑ましかった。
澪「じゃあ、今から歌詞作るんで、適当に座って見ててください」
先生「あ、騒がないから一個お願いしていい?」
澪「なんですか?」
先生「澪ちゃんが作った歌詞、自分で歌ってみてくれない?」
澪「……わかりました。でも私歌下手ですよ」
先生「いいのいいの!私はただ澪ちゃんの声が聞きたいだけだから!」
変な先生…と最初は思った。
でも、先生は私を導いてくれていた。
後々わかったことだ。もうお礼すら言えない。
カタカタカタカタ
そういえば、もうすぐバレンタインだな…。
よし、アイディア浮かんだ。
〜実際に作った歌詞〜
バレンタイン♪
初めての I LOVE YOU!
私は地味だけど
好きな人はいるわ
きっと正解ね
この人は正しいわ
私は真面目だけど
バカな人は嫌いじゃないわ
むしろバカな人の方が
教え甲斐あって楽しそうね?
好きだから、嫌いじゃない!!
そんなこと、当たり前よ
いやそんなこと言ってないよ!!
お願い正気になって〜っ!
バチーん!
あぁやっちゃった
一瞬暗闇に逝った感情
そして光に戻る環境
近寄らないで
触れないで
あぁもういらないな
無理やりに連れ去った時間
そして通常に戻る瞬間
いっそ私を消して天よ
嫌いだから、好きじゃない!!
そんなこと、当たり前よ
いやそんなこと言ってたっけ?
くだらない覚えてないわ
残念でした
先生「最高&最高じゃないっ!才能!!ありすぎでしょ!!
これを毎日グットチューブに投稿してるの?」
澪「…そうですけど」
先生「じゃあ、早速歌って♡」
澪「ハートついてるんだけど……」
先生「いいからっ!」
澪「ハァわかりました。
アカペラでいい?」
結局歌った。
先生「澪ちゃん歌うますぎん!?
びっくりして関西弁に戻っちゃったんやけど!」
澪「…ありがとうございます」
先生「ねぇねぇ、これから私達友達ってことでいいかな!?」
澪「あ、ちょっと待ってください。私、たまにMVも作ってるんですよ。
久しぶりにいい曲できたから、見て行きませんか?」
先生「えっ!見る見る✨」
カタカタカタカタ
カタカタッ
澪「できました」
先生「えっ、もう!?」
澪「当たり前ですよ、初心者ですからすぐできるんですよ!」
先生「見して見して!」
〜♪
〜〜〜♪〜♪
♪〜
澪「こんな感じですね」
先生「えぇぇっ!すごいすごい!!ヤバいやん!
めっちゃ何起こってるかわかりやすいし曲にぴったりに作ってあるし、
天才やん!!神かっ!」
澪「あ、ありがとう!!あ…、」
先生「いいんよ、タメで」
こうして私は先生と毎日一緒に家に帰り、仲良く歌詞作りとMV作りをした。
でも、そんな日々は長く続かなかった。