私は星緒　澪。

中・学・生！

一人暮らしだからお金もない。

だから今から憧れていた歌手になって、歌ってお金稼ごうかなと思います！
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「あなたは〜、僕らの星
いつまでも輝き続けて……。

ほら、私がいるでしょ？
隣にいるから
ね？顔を上げて
ほら、あなたが横にいるのよ
私の隣には
どこまでも、ずっと〜♪

涙を流し続けるのは
悔やみ続けるのはいいけど
たまには休息も大事よね
どこかに行っても
大事なことは
愛する歌を、忘れないこと

あなたは〜、僕らの星
いつまでも輝き続ける……。

どこから見ても光って見える
あの一番星　一等星が
私に力をくれるのよ
夜に歌えば星が光る♪」

私がいつも歌っている曲、『星』。

私の名前に基づいた、オリジナル曲。

私の歌が、星にまで届くようにって願って作った曲だ。

私が歌ったら、地元の人が度々聞きに来てくれる。

私の人気はそこから始まった。

「皆さん、今回も私のアカペラ曲を聞きに来てくださってありがとうございます。
つまらない曲かもしれませんが……歌っている時、あぁ幸せだなっていつも思います。
なぜなら、今日を生きることは当たり前のことではないから。でも、当たり前じゃない日常で私の歌を聴きに来てくれる人は、優しくて温かい目で私を見てくれています。いつもありがとうございます！」

ワアアアア！と少ない歓声が響き渡る。

泣いている人もいる。私の言葉に感動したのだろうか。

これだから歌はやめられない。

なぜなら、私は歌が好きだから。世界一歌が好きだから。

いつか、私の歌が……世界中に届くといいな。

私がその思いを謳い続ける中、一人の女の子がそれを見ていたー…。