初めて心を開いた日
#1
蓮「.....はぁ...」
今日もため息を吐く。
これで何回目だろうか。
誰にも愛されず、誰も愛さない人生。
そう、気づいたのは数ヶ月前。
親が離婚し、父親との生活。
母親とも、父親とも元から仲良くなんてなかった。
母親からはネグレクト。父親からは暴力。
世間的に言って良い家庭とは言えなかった。
蓮「なんで生きてんだろ、俺」
毎日自責の念に駆られる。
———————————————————————————————-
蓮「...................」
学校でも友達なんていない。
どちらかと言えば陰の方だった。
晴翔「ぁっ、あの...プ、プリント.........」
蓮「、?...なんのだ?」
晴翔「え、っと...進路調査の...先生から集めろって......」
晴翔「れ、蓮さんがまだだったから......」
蓮「あぁ......そうだったな...」
別にやることもないし先延ばしにしてた。
....のせいで記憶から完全に忘れ去られていた。
蓮「ん、..これ」
第一希望が「サラリーマン」と書かれている至って平凡な........
いや、それ以下の進路調査を渡す。
晴翔「っ!ありがと.......!」
蓮「............」
...笑顔が純粋な奴なんているんだな。
蓮「..........可愛いな、」
晴翔「へっ!?ぁ、可愛いなんて......」
蓮(......口に出てたか)
初めて口に出したことを後悔する。
晴翔「..................明日も待ってるね、..!」
待ってる、か
初めて言われたな。
———————————————————————————————-
蓮(....................)
...まさか自分でもあの言葉で来るとは思わなかった。
...でも、なぜかあの人に興味があった
晴翔「...ぁ!来たんだ...!」
蓮「まぁ...あんなこと言われて来ない、のはな」
晴翔「そっ、か!」
晴翔「へへ......なんか嬉しいな......」
...不思議な奴だ。
友達でもなんでもないただの顔見知りが学校に来ただけでこんなに喜ぶことなのか
晴翔「...ね、昼休み一緒にご飯食べない...?」
蓮(昼休み、か)
蓮「.............いいぞ」
暇つぶしにはなるだろうな
晴翔「ほんと、!?やった......、」
———————————-——————-—————————————-
蓮「..............晴翔の、手作りか?」
晴翔「?、うんっ!俺が作ったんだ、」
蓮「ふーん.......」
晴翔「蓮さんのは.....パン?」
蓮「....あぁ」
家の事情なんて言ったら引かれるだろうな
蓮「....食べる量少ないからな。...このぐらいが良い......」
......なんて嘘、
晴翔「......ねぇ、もしかして...」
晴翔「.........なんか家庭に事情ある...?」
蓮「っ...!」
初めて見透かされた。
ずっと隠してたのに。
蓮「...なんで、そう思うんだ?」
晴翔「...なんか、そういう雰囲気出てたから......」
......雰囲気なんて分かるんだな
蓮「......ははっ。まさかバレるとはな、」
晴翔「.........」
晴翔「......俺は蓮さんがどんな人生を歩んだのか分かんない」
晴翔「......でも、蓮さんを支えることなら......出来る」
蓮「......っ」
......泣くつもりなんてないのに、
頬を濡らす涙が1つ、また2つと流れていく
蓮「ぅ”、あぁ”...」
晴翔「.........辛かったね、」
晴翔「...俺で良かったら、..蓮さんを支えるパートナーになりたい」
晴翔「......誓ってくれる?」
蓮「......っ、うん......誓う......っ」
あの日、あれが俺の心を開いた瞬間だった。
今日もため息を吐く。
これで何回目だろうか。
誰にも愛されず、誰も愛さない人生。
そう、気づいたのは数ヶ月前。
親が離婚し、父親との生活。
母親とも、父親とも元から仲良くなんてなかった。
母親からはネグレクト。父親からは暴力。
世間的に言って良い家庭とは言えなかった。
蓮「なんで生きてんだろ、俺」
毎日自責の念に駆られる。
———————————————————————————————-
蓮「...................」
学校でも友達なんていない。
どちらかと言えば陰の方だった。
晴翔「ぁっ、あの...プ、プリント.........」
蓮「、?...なんのだ?」
晴翔「え、っと...進路調査の...先生から集めろって......」
晴翔「れ、蓮さんがまだだったから......」
蓮「あぁ......そうだったな...」
別にやることもないし先延ばしにしてた。
....のせいで記憶から完全に忘れ去られていた。
蓮「ん、..これ」
第一希望が「サラリーマン」と書かれている至って平凡な........
いや、それ以下の進路調査を渡す。
晴翔「っ!ありがと.......!」
蓮「............」
...笑顔が純粋な奴なんているんだな。
蓮「..........可愛いな、」
晴翔「へっ!?ぁ、可愛いなんて......」
蓮(......口に出てたか)
初めて口に出したことを後悔する。
晴翔「..................明日も待ってるね、..!」
待ってる、か
初めて言われたな。
———————————————————————————————-
蓮(....................)
...まさか自分でもあの言葉で来るとは思わなかった。
...でも、なぜかあの人に興味があった
晴翔「...ぁ!来たんだ...!」
蓮「まぁ...あんなこと言われて来ない、のはな」
晴翔「そっ、か!」
晴翔「へへ......なんか嬉しいな......」
...不思議な奴だ。
友達でもなんでもないただの顔見知りが学校に来ただけでこんなに喜ぶことなのか
晴翔「...ね、昼休み一緒にご飯食べない...?」
蓮(昼休み、か)
蓮「.............いいぞ」
暇つぶしにはなるだろうな
晴翔「ほんと、!?やった......、」
———————————-——————-—————————————-
蓮「..............晴翔の、手作りか?」
晴翔「?、うんっ!俺が作ったんだ、」
蓮「ふーん.......」
晴翔「蓮さんのは.....パン?」
蓮「....あぁ」
家の事情なんて言ったら引かれるだろうな
蓮「....食べる量少ないからな。...このぐらいが良い......」
......なんて嘘、
晴翔「......ねぇ、もしかして...」
晴翔「.........なんか家庭に事情ある...?」
蓮「っ...!」
初めて見透かされた。
ずっと隠してたのに。
蓮「...なんで、そう思うんだ?」
晴翔「...なんか、そういう雰囲気出てたから......」
......雰囲気なんて分かるんだな
蓮「......ははっ。まさかバレるとはな、」
晴翔「.........」
晴翔「......俺は蓮さんがどんな人生を歩んだのか分かんない」
晴翔「......でも、蓮さんを支えることなら......出来る」
蓮「......っ」
......泣くつもりなんてないのに、
頬を濡らす涙が1つ、また2つと流れていく
蓮「ぅ”、あぁ”...」
晴翔「.........辛かったね、」
晴翔「...俺で良かったら、..蓮さんを支えるパートナーになりたい」
晴翔「......誓ってくれる?」
蓮「......っ、うん......誓う......っ」
あの日、あれが俺の心を開いた瞬間だった。
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