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ただの平和な物語

#5


私は食事もほぼ取らずに走り続けた。1週間ほど走りいも山まで辿りついた。そこは以前とちがって木もほぼなくなっていた。山火事でも起きたのだろう。私はそう思い走りつづけた。そして私たちがいた町にたどり着いた。………そこにはなにもなかった。そうなにもなかったのだ。あったとすれば焼けた匂いと燃えて崩れた家だけだった。

探し続けた。でも妹はいなかった。もっと早くにあの薬草を見つけていたら、私がここにいたら、探しにいかなかったら、私のせいで私が妹を殺したんだ。[打消し]いや、妹なんてまず居なかった。[/打消し]

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作者メッセージ

え、妹が元々居なかったってどういうこと?

2024/10/08 11:21

牛若丸 ID:≫95W8biv8iH20g
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