寝てから何時間か経った時外で何か爆発のような音が聞こえた。私は飛び起き外を確認したが何もなかった。(雷が近くで落ちたのかな。)私はもう一度眠った。
朝になり洞窟から出ようとした時熊が入ってきた。私が寝ていたのは熊の住処だったのだ。私は襲われないようにゆっくりと動き洞窟から出た。しかし熊は怒り襲ってきた。私は急いで山を降りて行った。しかし熊の方が早い。私は背中を引っ掻かれ、そのままこけてしまった。血がダラダラと出てきて痛い。熊はまだ怒っているし、今にも襲ってきそうだ。逃げようにも背中の怪我が痛くて思うように体が動かない。応急処置をするための包帯などもない。逃げる方法が無くなった。私は熊と目を合わせながらゆっくり後退りしたその時兎の足があることに気づいた。私はすぐにそれを取り熊の方向に思い切り投げつけた。熊が兎の足を見ている間に私は近くにあった木の裏に隠れそのまま気を失ってしまった。…どれくらい気を失っていたのだろう。目を覚ました時にはすっかり暗くなってしまった。私は立ちあがろうとした。その時あることに気づいた。なんと背中に包帯が巻かれていたのだ。しかも傷も少しだが治っている。誰が助けてくれたのかはわからなかったがとりあえず私は次の山に向かった。