二次創作
霊夢と魔理沙ちゃんの 純愛(...?)
〜霊夢Side〜
霊夢 ん〜...
一人きりになった教室で大きく伸びをする。
今は放課後。だから、帰るか部活かで皆捌けていった。
私は学級委員だし、部活にも所属していないので、教室に残り、学級日誌を書いたり、黒板をきれいにしたり、
花の手入れをしたりていた。え?男子の学級委員?あ〜、アイツね。アイツは熱出して休んでるってさ()
霊夢 はぁ...癒やされよう...
そう私は独り言を零し、おもむろにポケットに手を突っ込んで、”録音機”を取り出した。
これには、今まで録音した魔理沙の声がすべて入っている。通称「幸せメドレー」だ。
ふざけてるなと思うかも知れないが、本当に声を聞くだけで癒やされるのだ。
霊夢 さっ、再生再生っと♪
と、私は再生ボタンを押す。
カチッ
『ーーーだからな、そうなんだよ!』『そういや知ってるか?昔ーーーー』『うわぁっ!脅かすなよ!!』
『うう...親父のバカーッ!』魔理沙の反応が豊かすぎて、声を聞くだけでどんな場面なのか、大体想像がつく。
可愛い。その言葉に尽きる。もはや、可愛いだけの言葉では表せない程だ。私にももっと語彙力があればな...()
はぁ...声だけも可愛い...早く私の方に振り向いてくれないかなぁ...もう、いっそのこと...監禁でも...
いやダメダメ!!魔理沙のこと傷つけたくないし!!怖がらせたい...けど!!嫌われるのは嫌だし!!
正気を保て!私...!!
...でも...
もし、本当に、そんなこと...できたら...四六時中魔理沙と...ずっと...?
霊夢 ッフフ...
嗚呼...私って本当に狂ってるな...でもね、魔理沙。
霊夢 私のこと、こんなふうにさせたのは貴女なんだから責任取ってよね...♡
さて、誘拐するのはいつにしよう?どこに監禁しておこうかな?嗚呼、でも軟禁でもいいかも知れない。
逃げ惑う魔理沙を思う存分楽しんで、希望を見させて捕まえて、絶望させたい。
じっくりと私なしじゃ生きられなくしていって...っていうのもいいなぁ...
あは♡もう理性なんてこれっぽっちもないや♡
〜???Side〜
いや、霊夢さんの心の中...とんでもないですね...
さとり このままでは魔理沙さんに害が及ぶ可能性も...
直ぐにでも報告しに行かなくては...!!!
探し回った結果、魔理沙さんは屋上で空を物憂げに眺めていました。
秋が近くなったことを告げるようなオレンジの空は、魔理沙さんにぴったりで、なんだか、
不気味に思えてしまいました。
さとり あのっ、魔理沙さん!
魔理沙 ...ん?嗚呼、さとりか...どうかしたのか?
さとり あの...非常に言い難いのですが...
私は、それまでの経緯を詳しく、でも簡潔に伝えました。すると魔理沙さんは驚くでもなく、慄くでもなく...
魔理沙 そうか...
と、一言。予想外の反応に、こちらが拍子抜けしてしまいました。
魔理沙 ...少し、一人にしてくれないか?考えたいんだ...
そう言って魔理沙さんは改めて屋上の転落防止柵にもたれかかり、頭を抱えました。
きっと、彼女なりに悩んでいるのでしょう。
さとり ...わかりました。霊夢さんには気をつけてくださいね。今は理性のかけらもない...
[太字]自己抑制の効かなくなった、欲望の塊ですから...[/太字]
魔理沙 ...嗚呼、分かっている
さとり ...失礼します。
私は、屋上をあとにしました...
〜魔理沙Side〜
...霊夢が...そんなに...私のこと...
魔理沙 ...そっか。
監禁とか、軟禁とか...そこまでして私のこと...
魔理沙 にしたって...
[太字]嬉しいなぁ...♡[/太字]
霊夢が前々から私に好意を寄せていたことぐらい分かっていた。寧ろ、私も彼女に好意を寄せていたのだから。
両思いだってことは前々から気づいていた。逆に、あんな露骨で気づかない人はいないだろう。
けど、素直に答えたくはなかった。だから、彼女を自分なりに翻弄して、操って、狂わせて...
そのたびに、黒くなっていく霊夢の瞳や心、その表情が大好きになっていった。同時に、私も狂わされて...
あはは、お互い様ってやつだな♡でも、ついにそんな所まで来たかぁ...でも、私は勿論受け入れる。
だって、大好きなアイツからの愛情表現なんだから。
殴られようが、蹴られようが、罵られようが...どんなカオも、どんな愛も...[漢字]彼女[/漢字][ふりがな]霊夢[/ふりがな]からのものなら、
私にとって、それは言葉では言い表せないほどの[下線]シアワセ[/下線]なんだから♡
え?前は怖がってたって?嗚呼、あんなの建前だよ。うちの学校にはいろんな種族がいてな、
さっきのさとりは、悟り妖怪といって、人の心を覗くことができるんだ。
流石に私のこの黒く濁った内面を霊夢にバラされちゃ溜まったもんじゃないからな。
基本学校では建前を創っている。でも、もうさとりはいないし、今だけは素直な感情を思いっきり表に出す。それにしても...
魔理沙 嗚呼〜どんなふうに愛してくれるのかな?♡
楽しみ♡
〜???Side(?)〜
はぁ...やれやれ...
さとり 本物のヤンデレはどっちなんだか...(←こっそり見てた)
その後、魔理沙と霊夢は忽然と姿を消した。警察が捜索にあたっているが、きっと、見つかることはないだろう。
だって...
彼女たちは今、シアワセな[漢字]ハコ[/漢字][ふりがな]透明結界[/ふりがな]の中で
幸福に暮らしているのだから。
〜fin〜
霊夢 ん〜...
一人きりになった教室で大きく伸びをする。
今は放課後。だから、帰るか部活かで皆捌けていった。
私は学級委員だし、部活にも所属していないので、教室に残り、学級日誌を書いたり、黒板をきれいにしたり、
花の手入れをしたりていた。え?男子の学級委員?あ〜、アイツね。アイツは熱出して休んでるってさ()
霊夢 はぁ...癒やされよう...
そう私は独り言を零し、おもむろにポケットに手を突っ込んで、”録音機”を取り出した。
これには、今まで録音した魔理沙の声がすべて入っている。通称「幸せメドレー」だ。
ふざけてるなと思うかも知れないが、本当に声を聞くだけで癒やされるのだ。
霊夢 さっ、再生再生っと♪
と、私は再生ボタンを押す。
カチッ
『ーーーだからな、そうなんだよ!』『そういや知ってるか?昔ーーーー』『うわぁっ!脅かすなよ!!』
『うう...親父のバカーッ!』魔理沙の反応が豊かすぎて、声を聞くだけでどんな場面なのか、大体想像がつく。
可愛い。その言葉に尽きる。もはや、可愛いだけの言葉では表せない程だ。私にももっと語彙力があればな...()
はぁ...声だけも可愛い...早く私の方に振り向いてくれないかなぁ...もう、いっそのこと...監禁でも...
いやダメダメ!!魔理沙のこと傷つけたくないし!!怖がらせたい...けど!!嫌われるのは嫌だし!!
正気を保て!私...!!
...でも...
もし、本当に、そんなこと...できたら...四六時中魔理沙と...ずっと...?
霊夢 ッフフ...
嗚呼...私って本当に狂ってるな...でもね、魔理沙。
霊夢 私のこと、こんなふうにさせたのは貴女なんだから責任取ってよね...♡
さて、誘拐するのはいつにしよう?どこに監禁しておこうかな?嗚呼、でも軟禁でもいいかも知れない。
逃げ惑う魔理沙を思う存分楽しんで、希望を見させて捕まえて、絶望させたい。
じっくりと私なしじゃ生きられなくしていって...っていうのもいいなぁ...
あは♡もう理性なんてこれっぽっちもないや♡
〜???Side〜
いや、霊夢さんの心の中...とんでもないですね...
さとり このままでは魔理沙さんに害が及ぶ可能性も...
直ぐにでも報告しに行かなくては...!!!
探し回った結果、魔理沙さんは屋上で空を物憂げに眺めていました。
秋が近くなったことを告げるようなオレンジの空は、魔理沙さんにぴったりで、なんだか、
不気味に思えてしまいました。
さとり あのっ、魔理沙さん!
魔理沙 ...ん?嗚呼、さとりか...どうかしたのか?
さとり あの...非常に言い難いのですが...
私は、それまでの経緯を詳しく、でも簡潔に伝えました。すると魔理沙さんは驚くでもなく、慄くでもなく...
魔理沙 そうか...
と、一言。予想外の反応に、こちらが拍子抜けしてしまいました。
魔理沙 ...少し、一人にしてくれないか?考えたいんだ...
そう言って魔理沙さんは改めて屋上の転落防止柵にもたれかかり、頭を抱えました。
きっと、彼女なりに悩んでいるのでしょう。
さとり ...わかりました。霊夢さんには気をつけてくださいね。今は理性のかけらもない...
[太字]自己抑制の効かなくなった、欲望の塊ですから...[/太字]
魔理沙 ...嗚呼、分かっている
さとり ...失礼します。
私は、屋上をあとにしました...
〜魔理沙Side〜
...霊夢が...そんなに...私のこと...
魔理沙 ...そっか。
監禁とか、軟禁とか...そこまでして私のこと...
魔理沙 にしたって...
[太字]嬉しいなぁ...♡[/太字]
霊夢が前々から私に好意を寄せていたことぐらい分かっていた。寧ろ、私も彼女に好意を寄せていたのだから。
両思いだってことは前々から気づいていた。逆に、あんな露骨で気づかない人はいないだろう。
けど、素直に答えたくはなかった。だから、彼女を自分なりに翻弄して、操って、狂わせて...
そのたびに、黒くなっていく霊夢の瞳や心、その表情が大好きになっていった。同時に、私も狂わされて...
あはは、お互い様ってやつだな♡でも、ついにそんな所まで来たかぁ...でも、私は勿論受け入れる。
だって、大好きなアイツからの愛情表現なんだから。
殴られようが、蹴られようが、罵られようが...どんなカオも、どんな愛も...[漢字]彼女[/漢字][ふりがな]霊夢[/ふりがな]からのものなら、
私にとって、それは言葉では言い表せないほどの[下線]シアワセ[/下線]なんだから♡
え?前は怖がってたって?嗚呼、あんなの建前だよ。うちの学校にはいろんな種族がいてな、
さっきのさとりは、悟り妖怪といって、人の心を覗くことができるんだ。
流石に私のこの黒く濁った内面を霊夢にバラされちゃ溜まったもんじゃないからな。
基本学校では建前を創っている。でも、もうさとりはいないし、今だけは素直な感情を思いっきり表に出す。それにしても...
魔理沙 嗚呼〜どんなふうに愛してくれるのかな?♡
楽しみ♡
〜???Side(?)〜
はぁ...やれやれ...
さとり 本物のヤンデレはどっちなんだか...(←こっそり見てた)
その後、魔理沙と霊夢は忽然と姿を消した。警察が捜索にあたっているが、きっと、見つかることはないだろう。
だって...
彼女たちは今、シアワセな[漢字]ハコ[/漢字][ふりがな]透明結界[/ふりがな]の中で
幸福に暮らしているのだから。
〜fin〜