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二次創作
ハンドレ短編集

#9

スワロウテイル[記憶の有無]

⚠︎少し過去捏造

誠一said
「まどかさん、紅茶いりますか?」
「うーん…今はいいや」
「…そうですか」

ある一件の事件の後から恵美は変わってしまった。

いや、おそらく一時的に。なにもしなくなる。

『恵美、[漢字]鹹豆漿[/漢字][ふりがな]シェンドウジャン[/ふりがな]や』
「ん、誠一」

恵美が名前を呼ぶんは久しぶりや。

『どないしたんや?恵美』
「あの時のこと、覚えてる?」
『あの時?』

いつのことだろうか、

「…僕の親から庇ってくれたとき」

健三が外出中だからだろう。

恵美が昔の話をするのは。

『…』

なんと答えるべきなのだろう。

恵美は覚えている。

『いーや、忘れてもうたな!』
「へっ?」

[漢字]幼馴染[/漢字][ふりがな]記憶の天才[/ふりがな]はきっとこの言葉を求める。

『今恵美はここにおる。それでええからな』

恵美が前を向けるように、俺は恵美の[漢字]保護者役[/漢字][ふりがな]記録者[/ふりがな]やから!

「…そっか」

ふにゃりと恵美の表情は柔らかくなる。

ああ、もうきっと大丈夫だ。

『ああ!』
「でも誠一、さっきの嘘でしょ?」

……へ?

『な、なんで分かってん…?』
「バレバレだよっ」

そういう恵美は沈むわけでもなく、笑顔だった。

・・・

「誠一くん、なにしたんですか?」

恵美が寝たあと、すごい形相の健三が詰め寄ってくる。

『な、なにもしとらんて…』

それでも健三はおさまらない。

「嘘でしょう?はやく教えてください!」
『無理やな』
「な、なんで!?」
『恵美が決めることや』
「…そうですね」

健三にしては珍しく簡単に引いた。

でも、なんで俺の嘘はすぐバレるんや?

作者メッセージ

まどかさんが沈んだときに助けようとするのは誠一と健三だし、支えになってるのも事実だけど、本当に無理なときは誠一がやんわりカバーしてそう。

2024/12/12 21:17

結葉@活動休止中 ID:≫ipqhLpjBp6LjA
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