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二次創作
ハンドレ短編集

#28

スワロウテイル[花吐き]

⚠︎誠健(健誠?)、BL、キス表現あり、奇病

誠一side
「ちょっと誠一くん?まどかさんを起こさないでください!」
「うるさいよ、健三…」
「はッ、すみません!まどかさん」
「ま、いいや。紅茶ちょーだい」

ぱっと変わる表情。

その表情が俺に向くことはない。

そんなの俺が1番わかっとるんや。

ああ、健三が好きなんてイカれてるよな。

健三side
「せーいち…おんぶ」
「はぁ、しゃーないな」
「ありがとー!」
「へいへい」

その心が満たされるような顔も

全て愛おしいと思ってしまう。

でも、誠一くんはまどかさんが好きでしょうし、

その視線がこちらに向くことはないでしょう。

はは、勝ち目なんてないですね…w

まどかside
「健三!恵美を甘やかすなー!」
「はぁ?誠一くんが厳しすぎるのです!」

あの少し熱のこもった視線。

赤みを含んだ頬。

絶対にお互いに好きじゃん!

『喧嘩しないで、ほんとお互いのこと大好きだね』
「「別に好きじゃあらへん!/別に好きじゃありません!」」

被った2人はお互いをチラ見して、傷ついた顔をしながら逸らした。

ほんっと焦ったい。

・・・

健三side
『はぁ、好きじゃない』

好きじゃない。ですか…

振られちゃいました。

はは、こっちも言ってしまいましたし…w

『それでも諦めれないじゃないですか』

誠一くんのことが好きなんだから。

『ゴホッゲホッ』

喉が痛い、気持ち悪い。

咳をして何かを吐いたように感じました。

え?

『花…?』

そこに散らばっていたのはオレンジや緑、赤色の花。

『なんで、こんな…』

咄嗟に端末を広げ調べ出す。

そこには衝撃な事実が書いてあった。

誠一side
最近健三の様子がおかしい。

「すみません、お手洗いへ行ってきます…ッ」

辛そうな顔をしながらよろよろとトイレへ向かう。

『ん、あれは健三…』

花の手入れをして道具をしまいにきた俺が見たのは、

トイレから出てきた健三だった。

『ちょっとだけ…』

トイレに入ると落ちていたのは

花びら。

『なんや?これ…』

その後、健三を観察するとトイレへ行き、咳き込み、花を残して出てくることが分かった。

『恵美に、相談やな』

・・・

「で、僕のとこに来たの?」
『なんかわかるか?』

恵美に一部始終話した。

「おそらく、花吐き病だね」
『なんや、それ…』
「片想いが募りすぎるとなっちゃうんだよ」
「奇病ってやつかな」

そんなの知らん。

健三にはやっぱり他に好きな奴がおるっちゅうことか?

『ど、どうしたら治るんや!?』
「両思いになってキスすることかな」

俺はあいつの好きなやつなんて知らへん。

「ん、当たって砕けてみれば?」
『え?』
「だって健三のこと好きなんだろ?」
『…おん、行ってくるわ』

・・・

『健三!!』
「誠一くん!?」

健三は咄嗟に何かを隠した。

『健三、花吐き病っちゅうやつなんやろ?』
「!?なんでそれを…」

本当に驚いとるわ。

『わかるで、俺はお前がだれを好きかなんて知らん』
「…」
『でも、俺が好きな奴だったらわかる』

慎重に、言葉を選んで…

『健三、お前が好きや!』
「え?」
『お前と一緒にいたい!ずっとそばに!』
「[小文字]もです…わたしも[/小文字]誠一くんが好きです…///(ちゅ」

健三はそう叫んだ後、俺に口付けをした。

雑だけど、甘くて、心地いいキスを。

「よろしくお願いしますね?誠一くん♡」
『ああ、まかせとけや!健三♡』

[小文字]「やーっと付き合ったんだ…遅いよ、ばか」[/小文字]

作者メッセージ

めちゃながい…

リクエストありがとうございます♪

2025/01/03 21:39

結葉@活動休止中 ID:≫ipqhLpjBp6LjA
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