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二次創作
ハンドレ短編集

#21

スワロウテイル[誰?]

⚠︎記憶喪失

健三side
「これどうぞ!!」

強引に依頼人にクッキーを渡されてしまいました…

臭いに問題はなし

異常物なし

『ん、』

味も特に異常ありません。

まどかさんにお出ししても平気でしょうか。

『まどかさん、紅茶をお入れしますね♪』
「うん、お菓子も欲しい」

ちょうどいいですね。

『どうぞ』
「ん、おいしい」
『それはこの間のいら…まどかさん!?』

気づけばまどかさんが倒れていた。

あつあつの紅茶をそのお高い布団に溢して、

まどかさんに比べたらなんてことないカップを落として。

どうしましょう、なにが?

どうすれば、なんで?

考えが巡る。

どれだけ頑張っても頭が働かない。

咄嗟に叫んだ。

[大文字]『誠一くん!!!!』[/大文字]
[小文字]「どな[/小文字]いし[大文字]たんやー?」[/大文字]

声の大きさで近づいてきているのが分かる。

「ッ、恵美!?」
「救急車や!!!!」

そうやって対処していく誠一くんを黙って見ていることしかできませんでした。

・・・

「時期に起きると思います」

お医者様はそう言って病室を出ていく。

病室には私と誠一くん、眠るまどかさんが居た。

「大事にはならなさそうやな、よかったわぁ」
[小文字]『…です』[/小文字]
「ん?」
『誠一くんはすごいです』
「きゅ、急になんや!?!?」
『まどかさんがあんな状態だったのに、焦りながらも対処できていた』
『私にはあなたを呼ぶので精一杯でした』

ぽつりぽつりと吐き出す言葉。

いつもの自分なら絶対言わないです。

「せやなぁ…」
「確かに焦ったわ、でも」
「俺は恵美の保護者役やからな!」
「焦って何もできなかったらそれこそ、存在の意味ないやろ?」

にこりといつもの能天気な笑顔とうってかわった、

優しい微笑みになっていた。

『そんなことないですよ、きっとまどかさんの支えです』
『幼馴染ならそんなこと言わないでください』
『貴方に存在の意味がないならスワロウテイルはとっくの昔に解散してます』
「…ありがとなっ」
『…ふん、単細胞の貴方はこんな嘘も見抜けないんですねw』
「…大丈夫そうやな」

誠一くんに心配されるようじゃ私も終わりですね。

「ん、ん」
「恵美!!!!」

まどかさんが目を覚ましました。

『大丈夫ですか??ごめんなさい、私のせいでッ』
「だれ、ですか?」
『え…』

まどかさん…?

その後の医者の話によると記憶喪失だとか。

薬による人工的なもの、依頼人の方なら…!!!!

期待を抱いて家に突入する。

「あ、こんにちわ!!」

明るく挨拶してくるこいつに心底吐き気がする。

『薬をください、』

渡さなかった彼女に[漢字]◼️◼️◼️[/漢字][ふりがな]ピーーー[/ふりがな]して

[漢字]◼️◼️◼️[/漢字][ふりがな]ピーーー[/ふりがな]したあと警察に突き出しました。

薬も手に入りまどかさんは無事、記憶を取り返しました。

二度と怪しいものを渡したりなどしません!!!!!!!!

作者メッセージ

リクエストありがとー!
探偵好きちゃん!
みんないつでもリクエストしてね!!

2024/12/29 00:02

結葉@活動休止中 ID:≫ipqhLpjBp6LjA
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