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二次創作
ハンドレ短編集

#15

スワロウテイル[クリスマス]

まどかside
「おーい!!恵美!!」

ものすごく大きい、誠一の声で起こされる。

「誠一くん、うるさいです」

健三の誠一を咎める声で二度寝する。

「恵美、起きろ!」
「うるさいと何回言えば…」
「そんなに怒んなや」

ボクが寝てても普通に喧嘩する。

『寝てるんだから静かにしてよ…』
「起きたか!もう夜やで…」

周りを見ると荷物がたくさん置いてあった。

朝から買い物でも行ってたんだろう。

『じゃあ起こすなよ…おやすみー』

布団に入ろうとしたのを止められた。

「まどかさん、パーティーでもしましょう♪」

ご機嫌な健三に。

『なんでだよ、今日なんかあったけ?』
「今日はクリスマスやろ?」

12月25日か。

「クリスマスはパーティーをして、プレゼントを交換するものだと聞きました」

そっか、だから健三は楽しそうなんだ。

『しょーがないな』

そこからは美味しい誠一の料理、健三の紅茶でパーティーをした。

なんかサンタの衣装に着替えさせられたんだけど…

「お似合いです!まどかさん」
「恵美、俺からプレゼントや!」

誠一が渡してきたのは目覚まし時計。

「これがあれば起きれるな!」

だそうだ。

健三は上質な枕だった。

「まどかさんの睡眠のために…!」

だそう。

お互いが正反対のもの持ってくるなんてね…(笑)

さて、ここで問題。

すっかり忘れててプレゼントを用意してない。

「えーみー…」

誠一は酔って泣いてるし、

「まどかしゃぁ…」

健三は滑舌最悪じゃん…

てかいつ飲んだんだよ…

『そうだ!』

いいこと思いついた。

『誠一、健三、おいで』

近寄ってくる2人を布団に押し倒して…

↑なにもしないからね、変な目で見ないでよ byまどか

「えみぃ…?」
『さ、一緒に寝よ』
「いいんでしゅかぁ…?」
『たまにはいいでしょ』

起きたとき、枕元にプレゼントが置いてあったんだ。

「まどかさんが…」

とか2人は僕だと思ってたみたいだけど、

ちがう、僕じゃない。

サンタなんてのがいるとは思えないなぁ…

なんで、誰が置いたんだろ…?


「メリークリスマス!!!!フォッフォッフォ」

どこかで誰かがそう笑った。

作者メッセージ

サンタさんってどこに住んでるんだっけ

2024/12/25 12:11

結葉@活動休止中 ID:≫ipqhLpjBp6LjA
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