二次創作
ハンドレ短編集
仁side
「仁!おっさん!」
阿呆みたいにうるさい瑠衣が、俺らの名前を呼ぶ。
「どうしたんだ、瑠衣」
「は、今日がなんの日かわかるかっ?」
気のせいかいつもより瑠衣がワクワクしている気がする。
『なんだ?』
「ほんっとに、2人は…」
呆れたような顔をする。
こいつ、なんなんだ?
「きょーはクリスマスイブだろ??」
「そういえばそうだな」
『んなんどうでもいい』
知ってたに決まってる。
どうでもいいだけだ。
「明日、依頼はいっちまったしさ?」
『うるせ』
「今日パーティーしようぜ!」
「だが、なにをするんだ…?」
クリスマスパーティーなんて日本じゃやらねぇよ。
「プレゼント交換と…やっぱ料理だろ!」
『そういや、パリじゃ何するんだ?』
よく知らないんだよな。
「そうだな…日本でいうとお正月的な?」
「どういうことだ?」
「イルミネーションもするけど、家族とか親戚で集まるんだよ」
正月か。
「ほら、日本だとクリスマスは恋人、お正月は親戚で集まるだろ?」
「あっちじゃ、逆なんだよ」
「そうなのか」
…どうでもいいな。
「ま、プレゼントあるからやるよ!」
「どーせ準備してねえだろ?」
プレゼントか、
「ほらよ、仁には新しい枕」
『…ありがとう』
「おっさんにはブックカバーだ」
「そろそろ新しいのが欲しかったんだ、ありがとう」
貰ったら、渡さなきゃいけねえよな。
『ほら、これやるよ』
「え…?」
『一応、な』
俺が渡したのは靴。
最近、ボロボロになってたからな。
「ありがとっ、仁!」
『サイズは大丈夫だろ、視たしな』
「ほんとずりいよ、千里眼」
『ほっとけ』
瑠衣はいつも俺の能力を褒める。
普通なら見えることのないものを見ることができる、俺を。
それが…少し嬉しい。
「何も用意していないな…」
俺が渡したからおっさんが罪悪感で潰れかけてやがる。
「よし、私は料理を作ろう!」
「よっしゃー!」
「仁!ケーキ買いに行こうぜ!!」
『めんどくせえ』
本当にめんどくせえ。
「そんなこといわずにさー!!」
『ま、たまにはいいか』
本当にたまには、な。
「仁!おっさん!」
阿呆みたいにうるさい瑠衣が、俺らの名前を呼ぶ。
「どうしたんだ、瑠衣」
「は、今日がなんの日かわかるかっ?」
気のせいかいつもより瑠衣がワクワクしている気がする。
『なんだ?』
「ほんっとに、2人は…」
呆れたような顔をする。
こいつ、なんなんだ?
「きょーはクリスマスイブだろ??」
「そういえばそうだな」
『んなんどうでもいい』
知ってたに決まってる。
どうでもいいだけだ。
「明日、依頼はいっちまったしさ?」
『うるせ』
「今日パーティーしようぜ!」
「だが、なにをするんだ…?」
クリスマスパーティーなんて日本じゃやらねぇよ。
「プレゼント交換と…やっぱ料理だろ!」
『そういや、パリじゃ何するんだ?』
よく知らないんだよな。
「そうだな…日本でいうとお正月的な?」
「どういうことだ?」
「イルミネーションもするけど、家族とか親戚で集まるんだよ」
正月か。
「ほら、日本だとクリスマスは恋人、お正月は親戚で集まるだろ?」
「あっちじゃ、逆なんだよ」
「そうなのか」
…どうでもいいな。
「ま、プレゼントあるからやるよ!」
「どーせ準備してねえだろ?」
プレゼントか、
「ほらよ、仁には新しい枕」
『…ありがとう』
「おっさんにはブックカバーだ」
「そろそろ新しいのが欲しかったんだ、ありがとう」
貰ったら、渡さなきゃいけねえよな。
『ほら、これやるよ』
「え…?」
『一応、な』
俺が渡したのは靴。
最近、ボロボロになってたからな。
「ありがとっ、仁!」
『サイズは大丈夫だろ、視たしな』
「ほんとずりいよ、千里眼」
『ほっとけ』
瑠衣はいつも俺の能力を褒める。
普通なら見えることのないものを見ることができる、俺を。
それが…少し嬉しい。
「何も用意していないな…」
俺が渡したからおっさんが罪悪感で潰れかけてやがる。
「よし、私は料理を作ろう!」
「よっしゃー!」
「仁!ケーキ買いに行こうぜ!!」
『めんどくせえ』
本当にめんどくせえ。
「そんなこといわずにさー!!」
『ま、たまにはいいか』
本当にたまには、な。