命を喰らう、
「茜音、怖いよ…」
「星波、大丈夫。夜になるまで殺人鬼は動かないから。」
「そっか、茜音、ありがとう」
「お腹すいたしご飯食べよ!」
これって、テレビに出ていた高級なハンバーグだ。
美味しいはずなのに、味を感じない。
こんな状況になって、素直に「美味しい」なんて思えるわけもない。
ふと、空を見あげると、もう陽が落ちそうになっていた。
クラスメイトが次々に叫び出す。
「いやだ、まだ死にたくない!」
「お母さん、お父さん…助けて!」
「警察は何してるの」
パニックになるみんなに、西野さんが叫んだ。
「みんな、落ち着いて!まだ、自分が死ぬって決まったわけじゃないんだから」
「西野さんは、すごいよね…私たちはこわくて周りのことを気にする余裕なんてないのに」
「そうかな?私からしたら怪しいまであるよ。自分が死ぬかもしれない状況で、しかも、一人なのに。自分が死なないって分かっているからあんなこと言えるんじゃないの?」
そう言われると、そうなのかも… でも、まだ一晩も過ごしてないのに決めつけるのは良くないよね。
「茜音、おやすみ。」
「おやすみ、星波。」
そして、私達は眠りに落ちた。
「星波、大丈夫。夜になるまで殺人鬼は動かないから。」
「そっか、茜音、ありがとう」
「お腹すいたしご飯食べよ!」
これって、テレビに出ていた高級なハンバーグだ。
美味しいはずなのに、味を感じない。
こんな状況になって、素直に「美味しい」なんて思えるわけもない。
ふと、空を見あげると、もう陽が落ちそうになっていた。
クラスメイトが次々に叫び出す。
「いやだ、まだ死にたくない!」
「お母さん、お父さん…助けて!」
「警察は何してるの」
パニックになるみんなに、西野さんが叫んだ。
「みんな、落ち着いて!まだ、自分が死ぬって決まったわけじゃないんだから」
「西野さんは、すごいよね…私たちはこわくて周りのことを気にする余裕なんてないのに」
「そうかな?私からしたら怪しいまであるよ。自分が死ぬかもしれない状況で、しかも、一人なのに。自分が死なないって分かっているからあんなこと言えるんじゃないの?」
そう言われると、そうなのかも… でも、まだ一晩も過ごしてないのに決めつけるのは良くないよね。
「茜音、おやすみ。」
「おやすみ、星波。」
そして、私達は眠りに落ちた。
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