シガイ特別武装処理班
[斜体]20YX年△月○日[/斜体]
[太字][大文字]「し、『シガイ』だ‼︎逃げろぉ‼︎」[/大文字][/太字]
シガイがシガイを作り連鎖する、過去最大のシガイの大行進。
Y県が壊滅した日であり今も復旧作業中である大きな爪痕を残した日である。
[漢字]十[/漢字][ふりがな]つなし[/ふりがな] [漢字]九[/漢字][ふりがな]いちじく[/ふりがな](当時中3)「誰かぁ‼︎助けてくれえええ‼︎」
[漢字]十[/漢字][ふりがな]つなし[/ふりがな]は休日は一日中寝るというルーティンが災いして避難警報に気付けずY県から逃げ遅れた。
十「嫌だ…!嫌だぁ‼︎まだ死にたくなあい‼︎」
追いかけてくるシガイ、距離は徐々に縮み…
[明朝体][斜体][大文字]ズシャッ[/大文字][/斜体][/明朝体]
シガイとの距離を確認しようとして振り返った瞬間顔を爪で引き裂かれた。
十「[大文字][太字]あああぁぁああ‼︎か、うぁ顔、があ‼︎[/太字][/大文字]」
地面に倒れ込み絶叫する。そのまま殺されると思った十だが、その直後銃声が鳴りシガイの叫びが聞こえた。
なんとか怪我をしていない右目を開けるとぼやけてスーツの男二人組が見えた。
片方の男が十に語りかける
「大丈夫か⁉︎シガイは倒したぞ‼︎」
痛みで声が出ない。するともう片方の男が言った。
「なに言ってるんですか…大丈夫なわけないですよ。顔の半分裂かれてたら死んでるに決まってるでしょ。シガイになりかけてます。さっさと処理しましょう」
銃口を向けられる。やばい!このままじゃ殺される‼︎
十「[小文字][太字]ま''…ま''っで……………い''ぎでる''…‼︎[/太字][/小文字]」
二人のスーツ男は驚愕した。
「なんだこいつ⁉︎生きてるのか⁉︎」「いや、対話能力を持った新種のシガイです!早く撃ち…!」
十「いや…ほんとに…生きてるんです…!」
思ったより声が出た。痛みも引いている…自分の切り裂かれた顔の部分を触ってみる。
切り裂かれていない、というより治っていた。違和感は感じるもののちゃんと皮がある。
十を殺しかけた方のスーツの男が言った。
「炎と我々特別武装処理班が作成した特殊武器以外損傷しても再生する『シガイ』と同じ能力を持っているのか⁉︎」
もう片方の男が言った
「シガイか人間かどっちかわからねえな…ここで処理してもいいがもし人間だった場合俺らは人殺しだ。ここは第二部隊に任せて一旦本部に引き渡すか」
十「え?本部?ええ??」
こうして十は箱型トラックの荷台にスーツ男と詰められシガイ処理部隊本部へ行くことになったのだった…。
[太字][大文字]「し、『シガイ』だ‼︎逃げろぉ‼︎」[/大文字][/太字]
シガイがシガイを作り連鎖する、過去最大のシガイの大行進。
Y県が壊滅した日であり今も復旧作業中である大きな爪痕を残した日である。
[漢字]十[/漢字][ふりがな]つなし[/ふりがな] [漢字]九[/漢字][ふりがな]いちじく[/ふりがな](当時中3)「誰かぁ‼︎助けてくれえええ‼︎」
[漢字]十[/漢字][ふりがな]つなし[/ふりがな]は休日は一日中寝るというルーティンが災いして避難警報に気付けずY県から逃げ遅れた。
十「嫌だ…!嫌だぁ‼︎まだ死にたくなあい‼︎」
追いかけてくるシガイ、距離は徐々に縮み…
[明朝体][斜体][大文字]ズシャッ[/大文字][/斜体][/明朝体]
シガイとの距離を確認しようとして振り返った瞬間顔を爪で引き裂かれた。
十「[大文字][太字]あああぁぁああ‼︎か、うぁ顔、があ‼︎[/太字][/大文字]」
地面に倒れ込み絶叫する。そのまま殺されると思った十だが、その直後銃声が鳴りシガイの叫びが聞こえた。
なんとか怪我をしていない右目を開けるとぼやけてスーツの男二人組が見えた。
片方の男が十に語りかける
「大丈夫か⁉︎シガイは倒したぞ‼︎」
痛みで声が出ない。するともう片方の男が言った。
「なに言ってるんですか…大丈夫なわけないですよ。顔の半分裂かれてたら死んでるに決まってるでしょ。シガイになりかけてます。さっさと処理しましょう」
銃口を向けられる。やばい!このままじゃ殺される‼︎
十「[小文字][太字]ま''…ま''っで……………い''ぎでる''…‼︎[/太字][/小文字]」
二人のスーツ男は驚愕した。
「なんだこいつ⁉︎生きてるのか⁉︎」「いや、対話能力を持った新種のシガイです!早く撃ち…!」
十「いや…ほんとに…生きてるんです…!」
思ったより声が出た。痛みも引いている…自分の切り裂かれた顔の部分を触ってみる。
切り裂かれていない、というより治っていた。違和感は感じるもののちゃんと皮がある。
十を殺しかけた方のスーツの男が言った。
「炎と我々特別武装処理班が作成した特殊武器以外損傷しても再生する『シガイ』と同じ能力を持っているのか⁉︎」
もう片方の男が言った
「シガイか人間かどっちかわからねえな…ここで処理してもいいがもし人間だった場合俺らは人殺しだ。ここは第二部隊に任せて一旦本部に引き渡すか」
十「え?本部?ええ??」
こうして十は箱型トラックの荷台にスーツ男と詰められシガイ処理部隊本部へ行くことになったのだった…。
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