お兄ちゃんは心配性
家に着いちゃった…
この中に唯和にいがいるでしょ…しょうがない。入るか、
「ただいまー」
「おかえり」
拗ねてるのに「おかえり」って返しちゃうんだ。かわいっ。
リビングに行くと────
やっぱり。
ソファの角で丸まってるよ。
「りり…」
「なーに?唯和にい」
「なんでお昼こなかったのっ!」
「仁葵先輩がいたから…?」
なぜか疑問系にしてしまう。
「なんで!僕はりりに会いたいのにっ」
「っっ……うわぁぁーん(泣)」
「やー!りりちゃん!僕が悪かったよぉ、ごめんね。りりちゃん!だから許してー!」
なぜか反対の立場になってしまった。
唯和にいが怒ってる時は、大抵、泣いたふりをしておけば、心が折れて許させる。
だから、とても攻撃力のある技だ。
[下線]次の日[/下線]
「りりー。なにしょげてんの」
「唯和にいに置いてかれたもんっ…いっつも僕と一緒に行ってくれるのにっ…っ」
「僕がいるじゃん!」
「仁葵先輩じゃなくて、唯和にいがいいのっ」
「今、僕、いい事言ったよねっ?!」
「だいたい顔が真剣じゃないんだよなー」
「なぁー!悪口?!」
この中に唯和にいがいるでしょ…しょうがない。入るか、
「ただいまー」
「おかえり」
拗ねてるのに「おかえり」って返しちゃうんだ。かわいっ。
リビングに行くと────
やっぱり。
ソファの角で丸まってるよ。
「りり…」
「なーに?唯和にい」
「なんでお昼こなかったのっ!」
「仁葵先輩がいたから…?」
なぜか疑問系にしてしまう。
「なんで!僕はりりに会いたいのにっ」
「っっ……うわぁぁーん(泣)」
「やー!りりちゃん!僕が悪かったよぉ、ごめんね。りりちゃん!だから許してー!」
なぜか反対の立場になってしまった。
唯和にいが怒ってる時は、大抵、泣いたふりをしておけば、心が折れて許させる。
だから、とても攻撃力のある技だ。
[下線]次の日[/下線]
「りりー。なにしょげてんの」
「唯和にいに置いてかれたもんっ…いっつも僕と一緒に行ってくれるのにっ…っ」
「僕がいるじゃん!」
「仁葵先輩じゃなくて、唯和にいがいいのっ」
「今、僕、いい事言ったよねっ?!」
「だいたい顔が真剣じゃないんだよなー」
「なぁー!悪口?!」
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