お兄ちゃんは心配性
「唯和にい、僕の教室までついてこなくていいのに…」
「りりが誰かに連れていかれたら大変だもん!」
校内に不審者なんているわけないでしょ、
って言ったらめんどくさくなりそうなのでやめておく。
「りりちゃん!変な人がいたら叫んでね?!すぐ行くから!」
「はいはい…」
ホントに唯和にいは心配性なんだから…
「やー、可愛い後輩だ!」
ん?誰だろう。
僕のことを「後輩」って言ってるし、靴の色が水色だからきっと先輩だ。
唯和にいの友達なんだろうか。
「唯和の弟でしょ?可愛いね」
やっぱり唯和にいの友達だ。
だる絡みに見えるから、無視して教室に入ろう────
「やー!先輩の話も聞かないなんて!聞いてよーー」
ギュッと腕を掴まれた。
「やー!唯和にいーーー」
「ん?!りり!どうしたっ?」
「変な人がっ!」
ホントに校内でも変な人がいるんだな、
と思った。
唯和にいの言葉をこれから信じることにしよう。
「やー、仁葵!りりを離せ!」
「ごめんごめん」
「りりが誰かに連れていかれたら大変だもん!」
校内に不審者なんているわけないでしょ、
って言ったらめんどくさくなりそうなのでやめておく。
「りりちゃん!変な人がいたら叫んでね?!すぐ行くから!」
「はいはい…」
ホントに唯和にいは心配性なんだから…
「やー、可愛い後輩だ!」
ん?誰だろう。
僕のことを「後輩」って言ってるし、靴の色が水色だからきっと先輩だ。
唯和にいの友達なんだろうか。
「唯和の弟でしょ?可愛いね」
やっぱり唯和にいの友達だ。
だる絡みに見えるから、無視して教室に入ろう────
「やー!先輩の話も聞かないなんて!聞いてよーー」
ギュッと腕を掴まれた。
「やー!唯和にいーーー」
「ん?!りり!どうしたっ?」
「変な人がっ!」
ホントに校内でも変な人がいるんだな、
と思った。
唯和にいの言葉をこれから信じることにしよう。
「やー、仁葵!りりを離せ!」
「ごめんごめん」
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