二次創作
時間と13人の優者たち
1日目の観光が終了し、宿屋に戻る。
宿屋では食事が用意されていて、見たことはないが美しい料理だった。
不思議な味がしたが、舌がとろけそうになるほど美味しかった。
シヴァ「じゃあまた明日ー!」
どぬく「おやすみー!」
のあ「おやすみなさ〜い」
男子メンバーと別れ、部屋の中に入る。
午前中入ったのに比べてだいぶ印象が違った。
昼間は明るく、見通しがいい部屋だったが、夜になると星がきらめく神秘的な部屋に変わっていた。
るな「すごいですね…!」
えと「昼と夜でこんなに変わるんだ…」
ひとしきり感動したところで風呂に入ったりなんなりしていると、夜の9時ごろになってしまった。
●●「あぁあぁ…また負けた…」
えと「●●、分かりやすいんだよね…w」
現在、●●はババ抜きで10試合中9回最下位だ。
元々表情が変わりやすい●●だ。ババ抜きに向かない体質なんだろう。
ちなみに1回最下位ではなかったのは、るなもポーカーフェイスが苦手だからである。
るな「天才のるなが一回最下位なんですか!?そんなぁ…」
のあ「そろそろ寝ましょうか。明日も早いですし。」
えと「そうだね。」
ゲーム実況者にとって、睡眠時間は大切だ。
撮影だけで10時間かかる時もあるし、何より編集作業に時間がかかる。
5時間かけて撮影したにも関わらず、カメラのスイッチが入っていなかったのは今ではいい思い出だ。
えと「ベットぉぉおぉ…」
ボフン、とベットに飛び込むと、そのまますやすやと寝息を立て始めた。
●●「寝るの早過ぎないか…」
見ると、るなやのあも同じ状態で魂が抜けたようにぐっすりと眠っていた。
●●はそんな様子に呆れる半面、ほっこりとした気持ちをそのままにして、ベットの上に体を横たえた。
[水平線]
*●●side
●●「……全然寝付けん…」
気合を入れて寝たはいいものの、いつもより寝る時間がはるかに早いせいか瞼が降りて来る気配がない。
●●「ちょっと散歩するか…」
寝巻きの上にカーディガンを羽織り、パジャマのズボンの上から長いスカートを履いた。
夜の街とはいえ、流石に寝巻きでうろつくのは気が引ける。
3人を起こさないよう静かに扉を開けて、廊下に出た。
外は、案外涼しかった。
もう少し厚着しても良かったかな、とぼやきながら歩き出す。
酔っ払い1人いない静けさが少し不気味に感じて、慌ててその考えを振り払う。
今日、クリックに見せてもらった大きな湖。
あれの夜の姿が見たい、と突然思い立った。
記憶を頼りに街を抜けると、やはりそこは湖だった。
星が反射してキラキラ輝き、近くで見ると底の石や砂が鮮明に見える。
飲んでも大丈夫だと聞いたが、ひどく喉が乾いたわけでは無いのでやめておいた。
一瞬風が揺らぎ、ふわりと隣に銀髪の女性が現れた。
ストレートロングの銀髪を後ろで結い、上唇くらいの長さの前髪から淡い桃色の瞳がのぞいていた。
そして彼女はこちらを向くと、こんばんは、と微笑んだ。