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溺愛バトル 〜第二期〜

#26

人間界に潜む種族

依織と父が生き返ってから一日。

私は夜になっても、情けなく大声で泣き続けた。

私たちは、普通の日常を取り戻したのだ。

早速依織に会いにいこう。

結衣「依織」

依織「あ、結衣!早いね、おはよう!」

依織も早い。朝礼が始まるまであと50分もある。

依織「みんなが来るまで話とこ♪」

結衣「うん」

そういえば、依織は死んでいたのか。

依織が生き返るまでの話は私もしたいな。

依織「…ボクがいない間、どんなことがあったの?」

結衣「いろんな人に会った。まずは月ノ瀬 理衣安って人。…わかる?」

依織「あー、なんとなく…?ボクのこと助けてくれた人だよね」

結衣「そうらしい。あとは…ノアさんかな」

依織「ノアさん?」

結衣「ほら昨日、私のこと起こしてくれた白い髪の男の人。教会で働いてる」

依織「へぇ、すごいね!また会ってみたいな」

結衣「これは信じられないかもしれないけど…たくさんの神様と会った」

依織「神様!?…でも、結衣が悪魔なら、あり得るね…」

その時、教室のドアが開いた。

??「…あれ…誰もいないと思ったのに…」

制服の上に、黒いフードを被った男の子。

見慣れない格好だ。誰だろう。

結衣「何か用?」

??「1 ー Aってここ…?」

結衣「そうだけど…」

??「よかった。けど…まさか人がいるとは…」

結衣「転校生か何か?」

??「うん。早く着きすぎちゃって…」

転校初日にそれは不安だな。

依織「そうなんだ!ボクは依織!漢字?依存するに布を織るだよ!」

??「……よろしくお願いします」

結衣「…名乗らないの?」

汐恩「あっ…。えっと…[漢字]汐恩[/漢字][ふりがな]シオン[/ふりがな]と言います」

随分と内気な性格のようだ。だが、はっきりと言葉を言う。

結衣「雨晴 結衣。」

汐恩「結衣さん…よろしくお願いします」

結衣「もうすぐ人が来る。職員室で先生に何をすればいいか聞いたら?」

汐恩「はい、ありがとうございます」

依織「またね!」

汐恩「はい」

ガラララ…バタン

汐恩は静かに戸を閉め、職員室の方へ歩いて行った。

依織「あの人、怪しいね」

結衣「そうね。もしかしたら、人間じゃないかも…」

依織「ヴァンパイアとか?」

結衣「あり得る。人間界に潜む種族だし…」

依織「結衣を狙ってるかもしれないよ。警戒しとこ」

結衣「それはないと思うけど」

汐恩…気になる存在だな。服装も怪しかった。

依織たちも蘇ったことだし…何もないといいんだけど。




先生「はい、今日は転校生が来ていますよ!結衣さんに続き、二人目の転校生で
す!仲良くしてあげてくださいね!では入ってください!」

私たちはもう知っているが…内気な性格なようだし、大丈夫なのか?

汐恩「[漢字]九鬼[/漢字][ふりがな]ここのき[/ふりがな] 汐恩です。よろしくお願いします」

珍しい苗字だな。それよりも、さっきより大分とはきはきしている。

生徒「ワァァァ…?」

服装に生徒たちは違和感を覚えたようだ。

生徒「せんせー、その子はなんでフードなんですか?」

先生「服装は制服さえ着ていればなんでもいいので、色々と事情があるのでしょう!」

生徒「ふーん」

この先生はどこまでもポジティブで明るいな。

良い先生ではあるが、あまり好きじゃない。

先生「汐恩さんの席はそこです!これからよろしくね!」

汐恩「はい」

得体が知れない。今朝のおどおどさはなんだったんだ?

先生「では授業を始めます。今回の目標は……」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〜六限目終わり〜

結衣「汐恩…さん、一緒に帰らない?」

汐恩「えっ、僕ですか…!?」

結衣「早く決めて」

汐恩「ぜ、ぜひ」

〜帰り道〜

依織「ニコニコ☺️」

…なんで依織がいる💢

結衣「ハァ…」

汐恩「…二人は仲が悪いんですか?」

依織「まさか!予想外のことで呆れてるだけだよ」

全くもってその通りね。

依織のことを危険に晒したくなかったのに…。

結衣「…で、早速質問だけど…汐恩、あんた何者?」

汐恩「え…?何者って…?」

結衣「私の予想が正しければ、あんたは人間じゃない」

汐恩「そんなわけないじゃないですか。僕が人間じゃないなんて…」

結衣「…動揺、しなかった」

汐恩「!!」

普通の人間ならば、人間じゃないと言われて動揺しない者はいない。

“人間“以外の存在がいることを全く知らないからだ。

汐恩「………あはは、バレちゃったか」

! 急に雰囲気が…。

結衣「…やっぱり、あんたは…」

汐恩「そ。ヴァンパイア。まさか転校初日にバレるとは思ってなかったよ」

結衣「ヴァンパイアは、正体をバレるような行動はしないはず。なんで学校なんかに…」

汐恩「さぁ?そこの人ならわかるんじゃない?」

依織が…?

依織「…そういうことね。わかったよ、受けて立とう」

結衣「どういうこと?何を受けるの!?」

依織「結衣は知らなくていいよ。そんな大したことじゃないし」

そうだとしても…ヴァンパイアは人間以上の力を持っている。

もし依織に何かあったら…。

汐恩「大丈夫。依織さんには何もしない」

結衣「…!心が読めるの…?」

汐恩「別に?なんとなくだよ」

結衣「その言葉に嘘はない…?」

汐恩「ヴァンパイアに悪魔以上の力はない。わかってるでしょ?」

こいつ…私が悪魔だということを知っている!?

本当に何者なの…。

汐恩「これからよろしくね?結衣さん、依織さん」

九鬼 汐恩。引き続き警戒が必要なようね。

作者メッセージ

出たぞ!新キャラ!!

2026/04/29 10:17

夢楽 ID:≫ 6sK3RUjRIWMA2
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