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早めに復活してしまいました!!次回、最終話だと思います!

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溺愛バトル[生徒の名前募集中]

#17

終戦。

結衣「いおり…?」

恥肉となった依織の姿を、私は目を見開いて見つめていた。

結衣「依織…?嘘だよね…?なんで、あんたが…こんな姿になってるの…?」

レイス「ふっふふははッ!!無様ですね!醜い!」

結衣「……カハッ……うっ…。
はッ!はッ!はッ!はッ!はッ…!」

現実が受け入れられないのがわかる。苦しい…。そして、熱い。

頬に、水がずっと流れてるのも、わかる。

私の後ろで、レイスがくすくすと嘲笑っている。

やめて、やめて、やめテ、ヤメテ、ヤメロヨ……!!

結衣「あ"あ"あ"ぁ"ぁ"あ"ぁあ"あ"あ"ぁ"!!!!!!」

バサッ!!!!

私の悪魔の羽が巨大化した。ツノも細く長く伸びた。そして瞳孔も猫のような鋭く、儚い蒼い瞳に変化した。なにもかもが私じゃない。

レイス「!? なんだこれは…?かく…せい…?」

結衣「レイス…。オマエは、ワタシのタイセツなヒトを奪った。
もうヨウシャはしない。」

さっきよりも、はるかに強い、威圧感。

レイスはいつの間にか、冷や汗をかいていた。

結衣「[漢字]燃え出す不死[/漢字][ふりがな]フォイア・イモータル[/ふりがな]」

私の体が熱く燃える。本人は熱くないが、氷属性の魔法を扱う者にはかなり不利になる、覚醒した状態でのみ使える魔法だ。そして、私はレイスに突っ込んでいく。

レイス「あっ、[漢字]冷酷なけっか[/漢字][ふりがな]アイスバリ[/ふりがな]…」

[大文字][明朝体][大文字]じゅわっ[/大文字][/明朝体][/大文字]

私は突進した。レイスがバリアを張る前に。

レイス「……がッッアッッッッ」

レイスの体が一気に燃え上がる。整った顔立ちが、一気に引き攣った。

レイス「あつっっあっっ、あ"ぁっぐっ、…あっ、あまっの、めぐ…み」

天から少量の雨が降り注ぐ。一滴一滴に魔力が込められ、炎を一気に消化した。

レイス「…っふぅ…。(これじゃ勝てないですね…。あれを使いましょう)転移!」

レイスが短く詠唱すると、黒い何かから私の親友、詩襟が飛び出した。

結衣「し、しえ…り……?なんであんたがここに…?」

動揺を隠せない。彼女が、ここにいるはずがない。向こうの世界にいるはずだ。なのに、なんで。

詩襟「すみません、結衣…。
僕のことはいいですから、僕もろともコイツを倒してください…」

結衣「なんでそんなこというの…?無理よ……!あんたまで失いたくない!」

もう、何も失いたくないの…。無理なのよ。だから、もう黙っててよ。

詩襟「結衣。僕はあなたと友達になれて幸せでしたよ」

なんで、なんでそんなこと…。やだよ!やめてよ!!

レイス「結衣!!あなたがこの人間を大切にしていることは知っています!
大人しく投降しなさい!さもないとこの人間を殺します!!」

は………?

結衣「…………わか…っ」

莉孤「答えたらあかんで!結衣ちゃん!!」

その時、莉孤がレイスに飛びつき、詩襟を力尽くで奪い返した。

結衣「り、莉孤……!りこっ、りこぉ…!!」

莉孤「うんうん、そうやね。苦しかったね。ひとりでよく頑張った。
こっからは、ウチもおるよ!てか姿変わりすぎやない!?」

りこ、ダメだよ。わかってるのに、なぜか…助けられたい。助けて。そう思ってしまった。

結衣「りこぉ…いおりがぁっ……!」

莉孤「うん。依織は、死んじゃったんやな。
もう辛い思いしたくないねんよな。だからウチを、わざと残党の方に行かせたんやろ。わかっとるよ。結衣ちゃん優しいからなぁ」

莉孤は、次々と安心する言葉をかけてくれた。あんたは本当に…ずるいよ。
そんなの、断れなくなっちゃうじゃん。助けてもらいたくなっちゃうじゃん。

結衣「りこ………」

莉孤「ん?」




結衣「[明朝体]ありがとう[/明朝体]」

私はそう微笑みかけ、莉孤と詩襟を元の世界へ強制転移させた。

転移させられた莉孤は、それに納得がいかず、
「なんで!?なんでなん結衣ちゃん!」と叫んでいたー…。

作者メッセージ

まだ最終話じゃなかった⭐︎
さぁ私復活いたしましたので!これからも!応援よろしくお願いいたしますわ!
コメントもたくさん頂戴ねぇー!
あ、あと、生徒で参加してくれた方は、制作予定の
「溺愛バトル〜第二期〜」(これのちょっとタイトル変えたやつ)の小説に出しますので、ご安心くださいませ!

2025/11/30 10:12

くらげ ID:≫ 19ZQABSFMiPlU
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