溺愛バトル[生徒の名前募集中]
結衣「いおり…?」
恥肉となった依織の姿を、私は目を見開いて見つめていた。
結衣「依織…?嘘だよね…?なんで、あんたが…こんな姿になってるの…?」
レイス「ふっふふははッ!!無様ですね!醜い!」
結衣「……カハッ……うっ…。
はッ!はッ!はッ!はッ!はッ…!」
現実が受け入れられないのがわかる。苦しい…。そして、熱い。
頬に、水がずっと流れてるのも、わかる。
私の後ろで、レイスがくすくすと嘲笑っている。
やめて、やめて、やめテ、ヤメテ、ヤメロヨ……!!
結衣「あ"あ"あ"ぁ"ぁ"あ"ぁあ"あ"あ"ぁ"!!!!!!」
バサッ!!!!
私の悪魔の羽が巨大化した。ツノも細く長く伸びた。そして瞳孔も猫のような鋭く、儚い蒼い瞳に変化した。なにもかもが私じゃない。
レイス「!? なんだこれは…?かく…せい…?」
結衣「レイス…。オマエは、ワタシのタイセツなヒトを奪った。
もうヨウシャはしない。」
さっきよりも、はるかに強い、威圧感。
レイスはいつの間にか、冷や汗をかいていた。
結衣「[漢字]燃え出す不死[/漢字][ふりがな]フォイア・イモータル[/ふりがな]」
私の体が熱く燃える。本人は熱くないが、氷属性の魔法を扱う者にはかなり不利になる、覚醒した状態でのみ使える魔法だ。そして、私はレイスに突っ込んでいく。
レイス「あっ、[漢字]冷酷なけっか[/漢字][ふりがな]アイスバリ[/ふりがな]…」
[大文字][明朝体][大文字]じゅわっ[/大文字][/明朝体][/大文字]
私は突進した。レイスがバリアを張る前に。
レイス「……がッッアッッッッ」
レイスの体が一気に燃え上がる。整った顔立ちが、一気に引き攣った。
レイス「あつっっあっっ、あ"ぁっぐっ、…あっ、あまっの、めぐ…み」
天から少量の雨が降り注ぐ。一滴一滴に魔力が込められ、炎を一気に消化した。
レイス「…っふぅ…。(これじゃ勝てないですね…。あれを使いましょう)転移!」
レイスが短く詠唱すると、黒い何かから私の親友、詩襟が飛び出した。
結衣「し、しえ…り……?なんであんたがここに…?」
動揺を隠せない。彼女が、ここにいるはずがない。向こうの世界にいるはずだ。なのに、なんで。
詩襟「すみません、結衣…。
僕のことはいいですから、僕もろともコイツを倒してください…」
結衣「なんでそんなこというの…?無理よ……!あんたまで失いたくない!」
もう、何も失いたくないの…。無理なのよ。だから、もう黙っててよ。
詩襟「結衣。僕はあなたと友達になれて幸せでしたよ」
なんで、なんでそんなこと…。やだよ!やめてよ!!
レイス「結衣!!あなたがこの人間を大切にしていることは知っています!
大人しく投降しなさい!さもないとこの人間を殺します!!」
は………?
結衣「…………わか…っ」
莉孤「答えたらあかんで!結衣ちゃん!!」
その時、莉孤がレイスに飛びつき、詩襟を力尽くで奪い返した。
結衣「り、莉孤……!りこっ、りこぉ…!!」
莉孤「うんうん、そうやね。苦しかったね。ひとりでよく頑張った。
こっからは、ウチもおるよ!てか姿変わりすぎやない!?」
りこ、ダメだよ。わかってるのに、なぜか…助けられたい。助けて。そう思ってしまった。
結衣「りこぉ…いおりがぁっ……!」
莉孤「うん。依織は、死んじゃったんやな。
もう辛い思いしたくないねんよな。だからウチを、わざと残党の方に行かせたんやろ。わかっとるよ。結衣ちゃん優しいからなぁ」
莉孤は、次々と安心する言葉をかけてくれた。あんたは本当に…ずるいよ。
そんなの、断れなくなっちゃうじゃん。助けてもらいたくなっちゃうじゃん。
結衣「りこ………」
莉孤「ん?」
結衣「[明朝体]ありがとう[/明朝体]」
私はそう微笑みかけ、莉孤と詩襟を元の世界へ強制転移させた。
転移させられた莉孤は、それに納得がいかず、
「なんで!?なんでなん結衣ちゃん!」と叫んでいたー…。
恥肉となった依織の姿を、私は目を見開いて見つめていた。
結衣「依織…?嘘だよね…?なんで、あんたが…こんな姿になってるの…?」
レイス「ふっふふははッ!!無様ですね!醜い!」
結衣「……カハッ……うっ…。
はッ!はッ!はッ!はッ!はッ…!」
現実が受け入れられないのがわかる。苦しい…。そして、熱い。
頬に、水がずっと流れてるのも、わかる。
私の後ろで、レイスがくすくすと嘲笑っている。
やめて、やめて、やめテ、ヤメテ、ヤメロヨ……!!
結衣「あ"あ"あ"ぁ"ぁ"あ"ぁあ"あ"あ"ぁ"!!!!!!」
バサッ!!!!
私の悪魔の羽が巨大化した。ツノも細く長く伸びた。そして瞳孔も猫のような鋭く、儚い蒼い瞳に変化した。なにもかもが私じゃない。
レイス「!? なんだこれは…?かく…せい…?」
結衣「レイス…。オマエは、ワタシのタイセツなヒトを奪った。
もうヨウシャはしない。」
さっきよりも、はるかに強い、威圧感。
レイスはいつの間にか、冷や汗をかいていた。
結衣「[漢字]燃え出す不死[/漢字][ふりがな]フォイア・イモータル[/ふりがな]」
私の体が熱く燃える。本人は熱くないが、氷属性の魔法を扱う者にはかなり不利になる、覚醒した状態でのみ使える魔法だ。そして、私はレイスに突っ込んでいく。
レイス「あっ、[漢字]冷酷なけっか[/漢字][ふりがな]アイスバリ[/ふりがな]…」
[大文字][明朝体][大文字]じゅわっ[/大文字][/明朝体][/大文字]
私は突進した。レイスがバリアを張る前に。
レイス「……がッッアッッッッ」
レイスの体が一気に燃え上がる。整った顔立ちが、一気に引き攣った。
レイス「あつっっあっっ、あ"ぁっぐっ、…あっ、あまっの、めぐ…み」
天から少量の雨が降り注ぐ。一滴一滴に魔力が込められ、炎を一気に消化した。
レイス「…っふぅ…。(これじゃ勝てないですね…。あれを使いましょう)転移!」
レイスが短く詠唱すると、黒い何かから私の親友、詩襟が飛び出した。
結衣「し、しえ…り……?なんであんたがここに…?」
動揺を隠せない。彼女が、ここにいるはずがない。向こうの世界にいるはずだ。なのに、なんで。
詩襟「すみません、結衣…。
僕のことはいいですから、僕もろともコイツを倒してください…」
結衣「なんでそんなこというの…?無理よ……!あんたまで失いたくない!」
もう、何も失いたくないの…。無理なのよ。だから、もう黙っててよ。
詩襟「結衣。僕はあなたと友達になれて幸せでしたよ」
なんで、なんでそんなこと…。やだよ!やめてよ!!
レイス「結衣!!あなたがこの人間を大切にしていることは知っています!
大人しく投降しなさい!さもないとこの人間を殺します!!」
は………?
結衣「…………わか…っ」
莉孤「答えたらあかんで!結衣ちゃん!!」
その時、莉孤がレイスに飛びつき、詩襟を力尽くで奪い返した。
結衣「り、莉孤……!りこっ、りこぉ…!!」
莉孤「うんうん、そうやね。苦しかったね。ひとりでよく頑張った。
こっからは、ウチもおるよ!てか姿変わりすぎやない!?」
りこ、ダメだよ。わかってるのに、なぜか…助けられたい。助けて。そう思ってしまった。
結衣「りこぉ…いおりがぁっ……!」
莉孤「うん。依織は、死んじゃったんやな。
もう辛い思いしたくないねんよな。だからウチを、わざと残党の方に行かせたんやろ。わかっとるよ。結衣ちゃん優しいからなぁ」
莉孤は、次々と安心する言葉をかけてくれた。あんたは本当に…ずるいよ。
そんなの、断れなくなっちゃうじゃん。助けてもらいたくなっちゃうじゃん。
結衣「りこ………」
莉孤「ん?」
結衣「[明朝体]ありがとう[/明朝体]」
私はそう微笑みかけ、莉孤と詩襟を元の世界へ強制転移させた。
転移させられた莉孤は、それに納得がいかず、
「なんで!?なんでなん結衣ちゃん!」と叫んでいたー…。