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溺愛バトル[生徒の名前募集中]

#15

決戦。その、始まり。

「ッッッレイスッ!!」

私の父を殺した、最恐の悪。

殺さなければ。父のために。

……父のため…?いや、私がそうしたい。ただ、それだけ。

レイスの姿は神々しくも、恐ろしかった。

……怖い。手が、気付いたら震えている。

結衣「レイス。あなたとの婚約は、NO」

レイス「ふっ、面白くなってきましたね。
いいでしょう。私は全力でお相手致しますよ。
それが、あなたの意思に敬意を払う方法でしょう?」

結衣「来い。私は負けない」

レイス「随分と自信があるようですね」

結衣「黙れ。ゴミが喋るな」

レイス「怖いですねぇ。私はただ、あなたを救いたいだけですよ?」

結衣「救う?貴様は私を壊している。くだらない嘘を吐くな」

レイス「あの人は邪魔だっだんです。すぐあなたを信じようとするんですよ?
呆れちゃいますよね。本当、死んでくれて良かった」

結衣「………は?」

その瞬間、私の中の何かが、ブチッと勢いよく切れた気がした。

落ち着け。あいつは私を煽っているだけだ。……落ち着け。落ち着け。

結衣「"[漢字]炎の横柱[/漢字][ふりがな]エンブレム[/ふりがな]"!砲撃!!」

私は壁を壊した時と同じ技を出した。この魔法もかなりの大技だ。

当たったらひとたまりもない。…だが、そんな簡単に当たるわけがない。

レイスはかなりの腕前だ。魔王である父にも勝ったのだから。

レイス「"[漢字]冷酷な結界[/漢字][ふりがな]アイスバリア[/ふりがな]"」

ー…防がれた。いや、今はそんなところではない。落ち着かなければ。

冷静さを失えば、すぐに負ける。父の言葉だ。

結衣「ふー…」

莉孤「ゆ、結衣ちゃん」

結衣「莉孤。ここは私に任せてくれない?
あなたは残党を。終わったらすぐに戻って来て欲しい」

莉孤「!! わかった!ほら依織!!」

依織「僕はここに残る。ごめん朱嶺さん」

莉孤「…死ぬんじゃないで、結衣ちゃん」

タッタッタ

よし。"最後"の手段の莉孤は逃した。

結衣「依織、本当によかったの?ここにいたら、死ぬ確率上がるよ」

依織「言ってなかったっけ。僕は一途なのっ!
死ぬ時は一緒!結衣に着いて来た時から、覚悟はできてるよ」

結衣「………いいや、死なせない。莉孤」

莉孤「はいよ」

莉孤が依織を掴み上げる。莉孤は、走る"ふり"をしていたのだ。

莉孤「さ、行くよ依織クン」

莉孤はそのまま、広い廊下を駆け抜けて行った。

依織「結衣っ!!!」

と言う、依織の短い声が聞こえた気がした。
これが、依織からの最後の声かもしれないな。よく耳に留めておくとしよう。

レイス「邪魔なものは、いなくなりましたね。では……」

結衣「言葉を合わせる気はないけど……ふふっ、さあ……」

[大文字][太字][中央寄せ]「「始めよう」」[/中央寄せ][/太字][/大文字]

作者メッセージ

最終章が幕を開けるー…。

2025/09/20 14:08

夢楽 ID:≫ 12r9vk9TpSqFk
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