溺愛バトル[生徒の名前募集中]
「ッッッレイスッ!!」
私の父を殺した、最恐の悪。
殺さなければ。父のために。
……父のため…?いや、私がそうしたい。ただ、それだけ。
レイスの姿は神々しくも、恐ろしかった。
……怖い。手が、気付いたら震えている。
結衣「レイス。あなたとの婚約は、NO」
レイス「ふっ、面白くなってきましたね。
いいでしょう。私は全力でお相手致しますよ。
それが、あなたの意思に敬意を払う方法でしょう?」
結衣「来い。私は負けない」
レイス「随分と自信があるようですね」
結衣「黙れ。ゴミが喋るな」
レイス「怖いですねぇ。私はただ、あなたを救いたいだけですよ?」
結衣「救う?貴様は私を壊している。くだらない嘘を吐くな」
レイス「あの人は邪魔だっだんです。すぐあなたを信じようとするんですよ?
呆れちゃいますよね。本当、死んでくれて良かった」
結衣「………は?」
その瞬間、私の中の何かが、ブチッと勢いよく切れた気がした。
落ち着け。あいつは私を煽っているだけだ。……落ち着け。落ち着け。
結衣「"[漢字]炎の横柱[/漢字][ふりがな]エンブレム[/ふりがな]"!砲撃!!」
私は壁を壊した時と同じ技を出した。この魔法もかなりの大技だ。
当たったらひとたまりもない。…だが、そんな簡単に当たるわけがない。
レイスはかなりの腕前だ。魔王である父にも勝ったのだから。
レイス「"[漢字]冷酷な結界[/漢字][ふりがな]アイスバリア[/ふりがな]"」
ー…防がれた。いや、今はそんなところではない。落ち着かなければ。
冷静さを失えば、すぐに負ける。父の言葉だ。
結衣「ふー…」
莉孤「ゆ、結衣ちゃん」
結衣「莉孤。ここは私に任せてくれない?
あなたは残党を。終わったらすぐに戻って来て欲しい」
莉孤「!! わかった!ほら依織!!」
依織「僕はここに残る。ごめん朱嶺さん」
莉孤「…死ぬんじゃないで、結衣ちゃん」
タッタッタ
よし。"最後"の手段の莉孤は逃した。
結衣「依織、本当によかったの?ここにいたら、死ぬ確率上がるよ」
依織「言ってなかったっけ。僕は一途なのっ!
死ぬ時は一緒!結衣に着いて来た時から、覚悟はできてるよ」
結衣「………いいや、死なせない。莉孤」
莉孤「はいよ」
莉孤が依織を掴み上げる。莉孤は、走る"ふり"をしていたのだ。
莉孤「さ、行くよ依織クン」
莉孤はそのまま、広い廊下を駆け抜けて行った。
依織「結衣っ!!!」
と言う、依織の短い声が聞こえた気がした。
これが、依織からの最後の声かもしれないな。よく耳に留めておくとしよう。
レイス「邪魔なものは、いなくなりましたね。では……」
結衣「言葉を合わせる気はないけど……ふふっ、さあ……」
[大文字][太字][中央寄せ]「「始めよう」」[/中央寄せ][/太字][/大文字]
私の父を殺した、最恐の悪。
殺さなければ。父のために。
……父のため…?いや、私がそうしたい。ただ、それだけ。
レイスの姿は神々しくも、恐ろしかった。
……怖い。手が、気付いたら震えている。
結衣「レイス。あなたとの婚約は、NO」
レイス「ふっ、面白くなってきましたね。
いいでしょう。私は全力でお相手致しますよ。
それが、あなたの意思に敬意を払う方法でしょう?」
結衣「来い。私は負けない」
レイス「随分と自信があるようですね」
結衣「黙れ。ゴミが喋るな」
レイス「怖いですねぇ。私はただ、あなたを救いたいだけですよ?」
結衣「救う?貴様は私を壊している。くだらない嘘を吐くな」
レイス「あの人は邪魔だっだんです。すぐあなたを信じようとするんですよ?
呆れちゃいますよね。本当、死んでくれて良かった」
結衣「………は?」
その瞬間、私の中の何かが、ブチッと勢いよく切れた気がした。
落ち着け。あいつは私を煽っているだけだ。……落ち着け。落ち着け。
結衣「"[漢字]炎の横柱[/漢字][ふりがな]エンブレム[/ふりがな]"!砲撃!!」
私は壁を壊した時と同じ技を出した。この魔法もかなりの大技だ。
当たったらひとたまりもない。…だが、そんな簡単に当たるわけがない。
レイスはかなりの腕前だ。魔王である父にも勝ったのだから。
レイス「"[漢字]冷酷な結界[/漢字][ふりがな]アイスバリア[/ふりがな]"」
ー…防がれた。いや、今はそんなところではない。落ち着かなければ。
冷静さを失えば、すぐに負ける。父の言葉だ。
結衣「ふー…」
莉孤「ゆ、結衣ちゃん」
結衣「莉孤。ここは私に任せてくれない?
あなたは残党を。終わったらすぐに戻って来て欲しい」
莉孤「!! わかった!ほら依織!!」
依織「僕はここに残る。ごめん朱嶺さん」
莉孤「…死ぬんじゃないで、結衣ちゃん」
タッタッタ
よし。"最後"の手段の莉孤は逃した。
結衣「依織、本当によかったの?ここにいたら、死ぬ確率上がるよ」
依織「言ってなかったっけ。僕は一途なのっ!
死ぬ時は一緒!結衣に着いて来た時から、覚悟はできてるよ」
結衣「………いいや、死なせない。莉孤」
莉孤「はいよ」
莉孤が依織を掴み上げる。莉孤は、走る"ふり"をしていたのだ。
莉孤「さ、行くよ依織クン」
莉孤はそのまま、広い廊下を駆け抜けて行った。
依織「結衣っ!!!」
と言う、依織の短い声が聞こえた気がした。
これが、依織からの最後の声かもしれないな。よく耳に留めておくとしよう。
レイス「邪魔なものは、いなくなりましたね。では……」
結衣「言葉を合わせる気はないけど……ふふっ、さあ……」
[大文字][太字][中央寄せ]「「始めよう」」[/中央寄せ][/太字][/大文字]