魔王とツインメイドのご奉仕生活
「じょ、条件?」
ラツンが目を若干泳がす。我はウムと頷く。
「ああ、そうだ」
「……いいわ。私の魔力はくれてあげる。でもこの娘だけは生かして、逃がしてちょうだい」
む?
「お姉様! 何を……!」
レツンが声を上げる。全くだな。
「貴様は何を勘違いしている?」
「え?」
ラツンが呆けた声を上げる。我はマントをバサッとした。
「我の条件と言うのは、ラツン、レツン貴様ら……」
ゴクッとラツンが固唾を飲む。我はニヤリとして言い放った。
「我のメイドとなれ!!」
「……………………………はあ!?」
ラツンがたっぷり間をとって叫ぶ。
「メイドさんですか~~?」
レツンがぽ~っとしながら我に確認を取る。
「そうだ」
我がグッと拳を握る。そして力説する。
「我のこの力はメイドあってのものだ。メイドなくして我の魔法は成立しないであろう」
「そ、そこまで……」
ラツンは、ドン引きな表情をしている。我のメイド愛に気圧されているのか?
「メイドと魔法って関係あるんですか~~?」
そもそもと言ったようにレツンが我に問いかけてくる。
「ふっ。無論だ」
我は再びメイドエナジーオーブを手元に出現させる。
「あ、パーフェクトオーブ……!」
ラツンはメイドエナジーオーブを見て悔しそうにぐぎぎと歯噛みしている。ふむ。
「我のメイド魔法は唯一無二。誰にも真似は出来んだろう」
「別にしたかないわよ!」
「ほう? それにしては物欲しそうにしていたではないか」
「そ、それは!」
ぐぬぬっとラツンはまた押し黙ってしまう。代わりにと言わんばかりにレツンが前に出てきた。
「私とお姉様はある理由があって、パーフェクトオーブを手に入れるためにここへやってきたのです~~」
「メイドエナジーオーブを、か」
「はい、もうそれでいいです~~」
ククク……理解が早いではないか。
「まあ、これは我のだから譲るわけにはいかんが……」
我はふと思い出した。
「そういえばもうひとつ未使用のやつがあったな」
「ほんとに!?」
「ほんとですか!?」
我がポツリと零した一言にえらく食いついてくるラツンとレツン。我は考える。
「ふむ。……そうだな。我の条件を飲めば譲ってやらんこともない」
パアアアアアアと双子の顔が明るくなる。萌え~~な顔をするではないか。
「そ、それってメイドになるっていう……?」
ラツンが一転ちょびっと不安そうに聞く。
「そうだ」
「具体的に何をすればいいんですか~~?」
レツンが疑問を呈する。
「我にご奉仕をしろ」
「「…………」」
む? 何だこの沈黙は? 2人ともやけに顔が赤いが……。
やがてラツンはわなわなと唇を震わせ、叫ぶ。
「あ、あ、あんた、な、な、何考えてんのよ~~~~~~!」
「お、お姉様、落ち着いてください~~!」
貴様らが何を考えているのだ?
ラツンが目を若干泳がす。我はウムと頷く。
「ああ、そうだ」
「……いいわ。私の魔力はくれてあげる。でもこの娘だけは生かして、逃がしてちょうだい」
む?
「お姉様! 何を……!」
レツンが声を上げる。全くだな。
「貴様は何を勘違いしている?」
「え?」
ラツンが呆けた声を上げる。我はマントをバサッとした。
「我の条件と言うのは、ラツン、レツン貴様ら……」
ゴクッとラツンが固唾を飲む。我はニヤリとして言い放った。
「我のメイドとなれ!!」
「……………………………はあ!?」
ラツンがたっぷり間をとって叫ぶ。
「メイドさんですか~~?」
レツンがぽ~っとしながら我に確認を取る。
「そうだ」
我がグッと拳を握る。そして力説する。
「我のこの力はメイドあってのものだ。メイドなくして我の魔法は成立しないであろう」
「そ、そこまで……」
ラツンは、ドン引きな表情をしている。我のメイド愛に気圧されているのか?
「メイドと魔法って関係あるんですか~~?」
そもそもと言ったようにレツンが我に問いかけてくる。
「ふっ。無論だ」
我は再びメイドエナジーオーブを手元に出現させる。
「あ、パーフェクトオーブ……!」
ラツンはメイドエナジーオーブを見て悔しそうにぐぎぎと歯噛みしている。ふむ。
「我のメイド魔法は唯一無二。誰にも真似は出来んだろう」
「別にしたかないわよ!」
「ほう? それにしては物欲しそうにしていたではないか」
「そ、それは!」
ぐぬぬっとラツンはまた押し黙ってしまう。代わりにと言わんばかりにレツンが前に出てきた。
「私とお姉様はある理由があって、パーフェクトオーブを手に入れるためにここへやってきたのです~~」
「メイドエナジーオーブを、か」
「はい、もうそれでいいです~~」
ククク……理解が早いではないか。
「まあ、これは我のだから譲るわけにはいかんが……」
我はふと思い出した。
「そういえばもうひとつ未使用のやつがあったな」
「ほんとに!?」
「ほんとですか!?」
我がポツリと零した一言にえらく食いついてくるラツンとレツン。我は考える。
「ふむ。……そうだな。我の条件を飲めば譲ってやらんこともない」
パアアアアアアと双子の顔が明るくなる。萌え~~な顔をするではないか。
「そ、それってメイドになるっていう……?」
ラツンが一転ちょびっと不安そうに聞く。
「そうだ」
「具体的に何をすればいいんですか~~?」
レツンが疑問を呈する。
「我にご奉仕をしろ」
「「…………」」
む? 何だこの沈黙は? 2人ともやけに顔が赤いが……。
やがてラツンはわなわなと唇を震わせ、叫ぶ。
「あ、あ、あんた、な、な、何考えてんのよ~~~~~~!」
「お、お姉様、落ち着いてください~~!」
貴様らが何を考えているのだ?
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