魔王とツインメイドのご奉仕生活
我のメイドブレードと互角に渡り合っているラツンのサーベルだが、なるほど、斬れば斬るほど威力が上がっていっている。やるではないか。
「ククク……中々の剣さばきだ。褒めてやろう」
「やかましいわよ! あーもう! 何で当たんないのよっ!」
イライラとした声を上げ、サーベルを振るラツン。ふむ。段々と攻撃が単調になってきたな。
「お姉様! 魔王さんに剣筋読まれてますよ~~!
ファイトです~~!」
レツンがラツンに回復魔法をかけながら鼓舞する。
姉のサポートに徹する姿か。ククク……よいではないか。
「っせい!」
キィン! と刃と刃のぶつかる音が甲高く響き渡る。ラツンが気勢を上げていた。
「ってい!」
「お姉様! 腕が大振りです!」
「ってや!」
「お姉様! 右斜めから反撃が来ます!」
ふむ。なるほどな。剣を交えて大体把握した。
ラツンが近接型で攻撃役、レツンが遠隔型で支援役といったところか。なかなか連携が取れているではないか。
「ククク……貴様の雑な攻撃を妹がカバーしているとはな。中々出来た妹ではないか」
我が余裕たっぷりにそう言うと、ラツンはキッと目を据える。
「あったりまえでしょ! あの娘に手ぇ出そうとしたら容赦しないわよ!」
「お姉様……!」
ラツンの咆哮に、感銘している様子のレツン。姉を想う妹、妹を想う姉。ククク……滾るな。
「だが、甘い」
「うぐっ!」
我が萌え~~なパワーで剣を水平に一閃する。その力に押されラツンは後退を余儀なくされた。
「お姉様!」
レツンが急いで駆けつける。
「だ、大丈夫よ。あんたは絶対私が守るから……!」
ラツンは、ふらつきながら立ち上がる。
「もう終わりか?」
我が問うと、ラツンがふうと息をつく。
「まだよ。……さすがは魔王ね。やっぱ強いわ。メイドなんちゃらは意味分かんないけど」
「メイドエナジーオーブによりメイドパワーが強化されたメイドブレードのことか?」
我は、メイドブレードをひょいと上に掲げる。
「メイドメイド多いわよ! ……レツン。私が時間稼ぐからあんたは逃げなさい」
「い、嫌です! お姉様を置いて逃げるなんて出来ません!」
「いいから行きなさい!」
「行きません!」
「あーもうあんたって娘は!」
「お姉様~~!」
我は双子のすったもんだを見て、ふうと息をつく。
「貴様らに条件を出そう」
そう、我がわざわざ出っ張った理由がここにある。ククク……萌え~~な理由がな。
「ククク……中々の剣さばきだ。褒めてやろう」
「やかましいわよ! あーもう! 何で当たんないのよっ!」
イライラとした声を上げ、サーベルを振るラツン。ふむ。段々と攻撃が単調になってきたな。
「お姉様! 魔王さんに剣筋読まれてますよ~~!
ファイトです~~!」
レツンがラツンに回復魔法をかけながら鼓舞する。
姉のサポートに徹する姿か。ククク……よいではないか。
「っせい!」
キィン! と刃と刃のぶつかる音が甲高く響き渡る。ラツンが気勢を上げていた。
「ってい!」
「お姉様! 腕が大振りです!」
「ってや!」
「お姉様! 右斜めから反撃が来ます!」
ふむ。なるほどな。剣を交えて大体把握した。
ラツンが近接型で攻撃役、レツンが遠隔型で支援役といったところか。なかなか連携が取れているではないか。
「ククク……貴様の雑な攻撃を妹がカバーしているとはな。中々出来た妹ではないか」
我が余裕たっぷりにそう言うと、ラツンはキッと目を据える。
「あったりまえでしょ! あの娘に手ぇ出そうとしたら容赦しないわよ!」
「お姉様……!」
ラツンの咆哮に、感銘している様子のレツン。姉を想う妹、妹を想う姉。ククク……滾るな。
「だが、甘い」
「うぐっ!」
我が萌え~~なパワーで剣を水平に一閃する。その力に押されラツンは後退を余儀なくされた。
「お姉様!」
レツンが急いで駆けつける。
「だ、大丈夫よ。あんたは絶対私が守るから……!」
ラツンは、ふらつきながら立ち上がる。
「もう終わりか?」
我が問うと、ラツンがふうと息をつく。
「まだよ。……さすがは魔王ね。やっぱ強いわ。メイドなんちゃらは意味分かんないけど」
「メイドエナジーオーブによりメイドパワーが強化されたメイドブレードのことか?」
我は、メイドブレードをひょいと上に掲げる。
「メイドメイド多いわよ! ……レツン。私が時間稼ぐからあんたは逃げなさい」
「い、嫌です! お姉様を置いて逃げるなんて出来ません!」
「いいから行きなさい!」
「行きません!」
「あーもうあんたって娘は!」
「お姉様~~!」
我は双子のすったもんだを見て、ふうと息をつく。
「貴様らに条件を出そう」
そう、我がわざわざ出っ張った理由がここにある。ククク……萌え~~な理由がな。
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