文字サイズ変更

魔王とツインメイドのご奉仕生活

#3


 魔王城の外はパニクっていた。我は、私室の窓から外の様子を、スパークリングワインが入ったグラスを片手に眺めていた。
「わ~~!」
「敵襲~~! 敵襲~~!」
「なんて膨大な魔力なんだ!」 
「一体何者だ!」
「こちらにどんどん向かってくるぞ!」
 あちらこちらで騒ぎ出す魔族たち。ラトーは部下たちに冷静に指示を出す。
「うろたえるな! お前たち、一点に固まり、魔力を結集させろ! ここで迎え撃つ!」
「「「「「はっ! ラトー様!」」」」」
 ガヤガヤとしている。どうやらすぐには事態の収集はつかなそうだ。ふむ。幹部どもでも手こずる程の魔力値……。いささか興味があるな。
 我はスパークリングワインをクピクピしながら、物思いに耽る。
 やがて我は座っている豪奢な椅子から立ち上がり、羽織っているマントをバサッとはためかせた。
 側に仕えるアモミールが我に問う。
「魔王様。どちらへ?」
「ちょいと散歩にな。メイドメモリーカードを用意しておいてくれ」
「かしこまりました」
 恭しく頭を下げるアモミール。話が早いな。
 我は、窓を開けてバルコニーに出ると、フワッと浮き上がり、そのまま上空へと飛び立った。ククク……滾るな。どんなメイドメモリーが手に入るか楽しみだ。

このボタンは廃止予定です

作者メッセージ

ちょうど500文字! メイドメモリーとは何ぞや? 次回双子ちゃんたちが登場します! ククク……いよいよか。次もよろしくお願いします~~。

2024/10/06 14:25

トモットモ ID:≫mp0dVeagvAj/.
続きを執筆
小説を編集
/ 11

コメント
[2]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL