魔王とツインメイドのご奉仕生活
魔王城の外はパニクっていた。我は、私室の窓から外の様子を、スパークリングワインが入ったグラスを片手に眺めていた。
「わ~~!」
「敵襲~~! 敵襲~~!」
「なんて膨大な魔力なんだ!」
「一体何者だ!」
「こちらにどんどん向かってくるぞ!」
あちらこちらで騒ぎ出す魔族たち。ラトーは部下たちに冷静に指示を出す。
「うろたえるな! お前たち、一点に固まり、魔力を結集させろ! ここで迎え撃つ!」
「「「「「はっ! ラトー様!」」」」」
ガヤガヤとしている。どうやらすぐには事態の収集はつかなそうだ。ふむ。幹部どもでも手こずる程の魔力値……。いささか興味があるな。
我はスパークリングワインをクピクピしながら、物思いに耽る。
やがて我は座っている豪奢な椅子から立ち上がり、羽織っているマントをバサッとはためかせた。
側に仕えるアモミールが我に問う。
「魔王様。どちらへ?」
「ちょいと散歩にな。メイドメモリーカードを用意しておいてくれ」
「かしこまりました」
恭しく頭を下げるアモミール。話が早いな。
我は、窓を開けてバルコニーに出ると、フワッと浮き上がり、そのまま上空へと飛び立った。ククク……滾るな。どんなメイドメモリーが手に入るか楽しみだ。
「わ~~!」
「敵襲~~! 敵襲~~!」
「なんて膨大な魔力なんだ!」
「一体何者だ!」
「こちらにどんどん向かってくるぞ!」
あちらこちらで騒ぎ出す魔族たち。ラトーは部下たちに冷静に指示を出す。
「うろたえるな! お前たち、一点に固まり、魔力を結集させろ! ここで迎え撃つ!」
「「「「「はっ! ラトー様!」」」」」
ガヤガヤとしている。どうやらすぐには事態の収集はつかなそうだ。ふむ。幹部どもでも手こずる程の魔力値……。いささか興味があるな。
我はスパークリングワインをクピクピしながら、物思いに耽る。
やがて我は座っている豪奢な椅子から立ち上がり、羽織っているマントをバサッとはためかせた。
側に仕えるアモミールが我に問う。
「魔王様。どちらへ?」
「ちょいと散歩にな。メイドメモリーカードを用意しておいてくれ」
「かしこまりました」
恭しく頭を下げるアモミール。話が早いな。
我は、窓を開けてバルコニーに出ると、フワッと浮き上がり、そのまま上空へと飛び立った。ククク……滾るな。どんなメイドメモリーが手に入るか楽しみだ。
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