魔王とツインメイドのご奉仕生活
昼食後、我が書斎で文筆活動を行っていると、扉の外からバタバタと足音がする。
「魔王様! こちらにいらっしゃいましたか!」
何やら慌てた表情でドアをバン! と開ける部下のラトーが我のもとへとやってくる。
「何事だ? 我はメイド小説を書くのに忙しいのだが?」
我が若干の不満を露わにすると、ラトーは、震えながら頭を綺麗に下げた。
「も、申し訳ございません!」
器用な奴だ。ラトーは体中に包帯をしているミイラ男だ。普段は魔王軍幹部の1人として尽力している。
「ですが、魔王様に、早急にお伝えしたいことが!」
「萌え~~な事か?」
「…………」
「なぜ黙る?」
「も、申し訳ございません!」
再び震えながらラトーは上下に頭をかっくんかっくんさせる。器用な奴め。宴会芸に使えるではないか。許そう。
「よい。用件を話せ」
「はっ! 北の方角より、この魔王城に向かってくる膨大な魔力を、見張りがキャッチ致しました!」
「ふむ。……メイドか?」
「それは分かりません!」
「メイド以外ならば迎撃して構わん。まさか味方でこの魔王城を襲撃する愚か者などいないだろうからな」
我は、嗜虐的な笑みを浮かべ、ラトーにそう言い渡す。
「かしこまりました!」
ラトーは、そう返事した後、首尾よくドアを開けて、外へ出て行動を開始した。
「魔王様! こちらにいらっしゃいましたか!」
何やら慌てた表情でドアをバン! と開ける部下のラトーが我のもとへとやってくる。
「何事だ? 我はメイド小説を書くのに忙しいのだが?」
我が若干の不満を露わにすると、ラトーは、震えながら頭を綺麗に下げた。
「も、申し訳ございません!」
器用な奴だ。ラトーは体中に包帯をしているミイラ男だ。普段は魔王軍幹部の1人として尽力している。
「ですが、魔王様に、早急にお伝えしたいことが!」
「萌え~~な事か?」
「…………」
「なぜ黙る?」
「も、申し訳ございません!」
再び震えながらラトーは上下に頭をかっくんかっくんさせる。器用な奴め。宴会芸に使えるではないか。許そう。
「よい。用件を話せ」
「はっ! 北の方角より、この魔王城に向かってくる膨大な魔力を、見張りがキャッチ致しました!」
「ふむ。……メイドか?」
「それは分かりません!」
「メイド以外ならば迎撃して構わん。まさか味方でこの魔王城を襲撃する愚か者などいないだろうからな」
我は、嗜虐的な笑みを浮かべ、ラトーにそう言い渡す。
「かしこまりました!」
ラトーは、そう返事した後、首尾よくドアを開けて、外へ出て行動を開始した。
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