魔王とツインメイドのご奉仕生活
「魔王様、伝令がございます」
アモミールがすっとメイドコーヒーを我に提供しながら言った。
「何だ?」
「魔王軍幹部が1人、カーラヌン様が直にお戻りになられるそうでございます」
「うむ。そうか。帰ってきたら労ってやるとしよう」
部下を労うのは魔王の務めであろう。
「……むう」
アモミールが僅かにムスッとしたような気がした。我はむ? と視線で問うた。
「何か不満か?」
「いえいえ全くこれっぽっちもありますよ」
あるのだな。我は小さく頷く。やれやれご機嫌を取ってやるとするか。
「時にアモミール、最近あれの2号店が出来たと聞いたが?」
我がそう言うと、アモミールはパアっと目を輝かせる。
「そうでございます! さらに萌え~~の領域が増えていっております!」
「うむ、我は視察に行こうと思うのだが」
「お供させて頂きます!」
ククク……。そうこなくてはな。
「魔王! いる!?」
バン! とノックをせずにドアを蹴破るラツン。豪快だな。
「ラツン! なんてはしたない真似を……!」
アモミールが若干キレている。これはこれで萌え~~だな。
「お姉様~~。ホワイトブリムを忘れています~~」
レツンがラツンの後ろに回り、よいしょっと頭にホワイトブリムを装着。うむ。必需品だな。
「はあ? こんなもんあってもなくても一緒でしょ?」
ラツンが首を傾げる。アモミールが俯き、昏い笑みを浮かべた。
「ふ、ふふっ……。あなたは今、メイ同盟を敵に回す発言をしました。撤回するなら今の内ですよ……」
「はーい、ごめんなさーい」
ラツンが尻尾をフリフリしながら、ホワイトブリムをいじいじ。ほう?
「アモミール。大目に見てやれ。中々萌え~~度が高いではないか」
「ぐぬぬ……。魔王様がそう仰られるのであれば」
アモミールは、尻尾をクルクルっとして我の頬をツンツンとする。
「む?」
「……魔王様は、萌え~~甘すぎでございます」
「それは褒め言葉か?」
「ぐぬぬ~~!」
アモミールは、両頬を手で押さえブンブンとカラダを振る。ふむ。萌え~~が入っていたら基本良い意味であろう。
「で、貴様ら。我に何か用か?」
「あ、そうよ! 魔王……」
「後にしろ。我は行くところがある」
「ぐぬぬ~~!」
我の有無を言わせぬ決意にラツンは悔しそうに唇を噛み締める。今日はぐぬぬ~~祭りか?
アモミールがすっとメイドコーヒーを我に提供しながら言った。
「何だ?」
「魔王軍幹部が1人、カーラヌン様が直にお戻りになられるそうでございます」
「うむ。そうか。帰ってきたら労ってやるとしよう」
部下を労うのは魔王の務めであろう。
「……むう」
アモミールが僅かにムスッとしたような気がした。我はむ? と視線で問うた。
「何か不満か?」
「いえいえ全くこれっぽっちもありますよ」
あるのだな。我は小さく頷く。やれやれご機嫌を取ってやるとするか。
「時にアモミール、最近あれの2号店が出来たと聞いたが?」
我がそう言うと、アモミールはパアっと目を輝かせる。
「そうでございます! さらに萌え~~の領域が増えていっております!」
「うむ、我は視察に行こうと思うのだが」
「お供させて頂きます!」
ククク……。そうこなくてはな。
「魔王! いる!?」
バン! とノックをせずにドアを蹴破るラツン。豪快だな。
「ラツン! なんてはしたない真似を……!」
アモミールが若干キレている。これはこれで萌え~~だな。
「お姉様~~。ホワイトブリムを忘れています~~」
レツンがラツンの後ろに回り、よいしょっと頭にホワイトブリムを装着。うむ。必需品だな。
「はあ? こんなもんあってもなくても一緒でしょ?」
ラツンが首を傾げる。アモミールが俯き、昏い笑みを浮かべた。
「ふ、ふふっ……。あなたは今、メイ同盟を敵に回す発言をしました。撤回するなら今の内ですよ……」
「はーい、ごめんなさーい」
ラツンが尻尾をフリフリしながら、ホワイトブリムをいじいじ。ほう?
「アモミール。大目に見てやれ。中々萌え~~度が高いではないか」
「ぐぬぬ……。魔王様がそう仰られるのであれば」
アモミールは、尻尾をクルクルっとして我の頬をツンツンとする。
「む?」
「……魔王様は、萌え~~甘すぎでございます」
「それは褒め言葉か?」
「ぐぬぬ~~!」
アモミールは、両頬を手で押さえブンブンとカラダを振る。ふむ。萌え~~が入っていたら基本良い意味であろう。
「で、貴様ら。我に何か用か?」
「あ、そうよ! 魔王……」
「後にしろ。我は行くところがある」
「ぐぬぬ~~!」
我の有無を言わせぬ決意にラツンは悔しそうに唇を噛み締める。今日はぐぬぬ~~祭りか?