二次創作
スピネルはメイドカフェで生存の夢を見るか?
ルビー『いや、あんなにキメといて生きてるとは思わなんだ』
アクア「お前が死んだらこの小説終わるだろ」
ルビー『メタ発言〜〜あっ、お兄ちゃんりんご頂戴!」
アクア「はいはい、ほら食え」
ルビー『いや、あのねお兄様。流石に中身は立派なレディなのであーんで食べさせて貰うのはちょっと……』
アクア「アイにはやってもらってただろ」
ルビー『ママとお兄ちゃんはやっぱ違うじゃん』
アクア「どっちにしろ肉親だろ。はい、あーん」
ルビー『そーだけど……ぅう……あーん。(モグモグ)美味です』
刺されて数日。今では病室でお見舞いの品のりんごを食べるぐらいには元気になった。
刺されたナイフを抜かなかったこともあり、出血は少なく済んだのでなんとか生き延びることに成功した。
お医者さんは「なんか生きてる。奇跡じゃんウケ」みたいな軽い雰囲気だったけど、滅茶苦茶優秀な先生で、私を助けるために滅茶苦茶頑張ってくれたらしい。
ありがとうございます。後でお手紙書くね。
ママもお兄ちゃんも斉藤夫妻も私が元気になった事を喜んだけど、それと同じくらい怒っていた。
いや、体が勝手に動いちゃったんです………いや、ほんと………そんなに怒らないで……うっ、はい。その通りです。ちゃんとインターフォンで確認します……戸締りもします……すみません……
ショボショボっと、萎れていたらママが抱きしめてちゃんと「愛してる」って言ってくれた。
お腹に消えない傷は残ったけど、ドーム公演は延期になったけど来週ちゃんとやるし、ストーカーも捕まった。
これも支部でよく見るご都合展開〜!!アイが生きていたら原作の【推しの子】の地獄展開は防げるので、私の功績はデカい。
原作ファンには悪いけど私からしたら物語じゃなくて現実だからね。許してクレメンス。
全体的に丸く収まってハッピーエンド!!勝ったッ!【推しの子】完ッ!
っと、思っていたんだけどそうもいかなかった。
各々で精神的な傷跡は残っている。私はママも守れたし、ハッピーって感じだけど私が刺されるのを間近で見ていたらお兄ちゃんとママはそうもいかなかった。
二人は事件が起きてから私に過保護になった。
出来る限り刃物……と、いうか尖ったものを私から離そうとする。包丁は勿論、ハサミ、食用ナイフ、時には爪楊枝までも遠ざける。
この紙で前指を切ったときに紙の仕様まで禁止されそうになって流石に困ったので、説得して使用許可をもぎ取った。
まぁ勿論、幼稚園のお迎えはいっつも車になったし、お兄ちゃん[漢字]+[/漢字][ふりがな]プラス[/ふりがな]信用できる大人が居ないと外出もさせてもらえなくなった。
事件直後だしみんなピリピリしているんだろう。何年かしたら過保護も直ってくれるだろうと思っていた。
…………………………思っていた。
ルビー『流石に中学生にもなって四六時中妹にベッタリなのはどうでしょうか』
アクア「シスコンだししょうがない」
ルビー『自分で言うなっ!!』
アクア「それに、お前一瞬とはいえ芸能人だっただろ。もし道端にへばり付いているガムみたいなストーカーにでも狙われたらどうする?俺はそいつを3mmずつ全力で踏み潰す。そしてその後社会的にも物理的にも殺して1年かけて考えた「チキチキ☆アクアくんの完全犯罪〜死体処理編〜」をしないといけなくなる(ノンブレス)」
ルビー『怖い怖い。というか「チキチキ☆アクアくんの完全犯罪」って何??』
アクア「俺が1年かけて考えた完全犯罪のマニィアル」
ルビー『ママァ!!お兄ちゃんが犯罪犯そうとしてるっ!!!』
アクア「してない。この前は未遂で終わった」
ルビー『結局しようとしたんだ……』
兄の物騒な衝撃の事実に驚きながら、ご飯の支度をしているママの手伝いをする。
ルビー『ねーママ〜お兄ちゃん過保護すぎるよ』
アイ「そっかな〜?ママはこれぐらいがちょうど良い気がするけどな」
ルビー『いやいや、よくないって。休み時間はいっつも私のクラスに来るし、お弁当もいまだにあーんで食べさせてくるんだよ?しかも一人で外出出来ないし、しても5分おきにどこで何してる連絡って束縛メンヘラ彼女もそんな事しないよ』
アクア「俺はシスコンの束縛メンヘラお兄ちゃんだからしてもいいんだよ」
ルビー『いいわけあるかっ!!こんなんじゃ私一生独り立ちできないよ……』
アイ「だいじょーぶ!ママが一生養ってあげるから☆」
ルビー『いや、人生100年時代に親元で一生生活ってやだよ。ねぇお兄ちゃん』
アクア「………」
ルビー『お兄ちゃん?』
急に黙りこくった兄を不思議に思い、顔を覗き込むと眉を寄せて、唇を下げた見るからに“嫌です”という顔。
えっ、今までの会話になんか嫌な要素あった?
そう思っているとお兄ちゃんが勢いよく私の肩を掴んで、叫んだ。
アクア「ルビーが、独り立ち…………それはつまり、ルビーが死ぬ……」
ルビー『死なないよ!?』
アクア「いや死ぬ、確実に死ぬ。お前のことだから一人暮らしのときに上下左右の住人に挨拶に行って、そのうちの誰かを無意識のうちに引っ掛けてストーカー化させる……そして無理やり押し入られてナイフで……ゔあぁぁああ!!」
アイ「アクア……!どうしよう、過去のトラウマを思い出してパニックになってる!」
ルビー『自分から言い出しておいて!?』
お兄ちゃんが頭を抑えて蹲りだした。
さすがにキッチンで寝転がるのは危ないので、ズイズイ背中を押してリビングまでやってきた。
ソファーに座ればナチュラルに膝枕をしてくる兄。いつもならデコピンしているところだけど、今日は仕方がないのでデコピンの代わりに頭を撫でてあげた。
ルビー『大丈夫、大丈夫。私はちゃんと生きてますよ〜』
アクア「ルビー…生きてる」
ルビー『うん。そうそう、生きてる生きてる。だから安心して大丈夫だから』
アクア「……ありがと大分落ち着いた。最後にルビーが愛してるって言ってくれたら完全に安心できるから……という訳で聞かせてくれ。はい、どーぞ」カチャ(録音機のボタンを押す音)
ルビー「よし、[漢字]いつも通り[/漢字][ふりがな]シスコン[/ふりがな]に戻ったね!じゃあご飯食べよう」
アクア「お前が死んだらこの小説終わるだろ」
ルビー『メタ発言〜〜あっ、お兄ちゃんりんご頂戴!」
アクア「はいはい、ほら食え」
ルビー『いや、あのねお兄様。流石に中身は立派なレディなのであーんで食べさせて貰うのはちょっと……』
アクア「アイにはやってもらってただろ」
ルビー『ママとお兄ちゃんはやっぱ違うじゃん』
アクア「どっちにしろ肉親だろ。はい、あーん」
ルビー『そーだけど……ぅう……あーん。(モグモグ)美味です』
刺されて数日。今では病室でお見舞いの品のりんごを食べるぐらいには元気になった。
刺されたナイフを抜かなかったこともあり、出血は少なく済んだのでなんとか生き延びることに成功した。
お医者さんは「なんか生きてる。奇跡じゃんウケ」みたいな軽い雰囲気だったけど、滅茶苦茶優秀な先生で、私を助けるために滅茶苦茶頑張ってくれたらしい。
ありがとうございます。後でお手紙書くね。
ママもお兄ちゃんも斉藤夫妻も私が元気になった事を喜んだけど、それと同じくらい怒っていた。
いや、体が勝手に動いちゃったんです………いや、ほんと………そんなに怒らないで……うっ、はい。その通りです。ちゃんとインターフォンで確認します……戸締りもします……すみません……
ショボショボっと、萎れていたらママが抱きしめてちゃんと「愛してる」って言ってくれた。
お腹に消えない傷は残ったけど、ドーム公演は延期になったけど来週ちゃんとやるし、ストーカーも捕まった。
これも支部でよく見るご都合展開〜!!アイが生きていたら原作の【推しの子】の地獄展開は防げるので、私の功績はデカい。
原作ファンには悪いけど私からしたら物語じゃなくて現実だからね。許してクレメンス。
全体的に丸く収まってハッピーエンド!!勝ったッ!【推しの子】完ッ!
っと、思っていたんだけどそうもいかなかった。
各々で精神的な傷跡は残っている。私はママも守れたし、ハッピーって感じだけど私が刺されるのを間近で見ていたらお兄ちゃんとママはそうもいかなかった。
二人は事件が起きてから私に過保護になった。
出来る限り刃物……と、いうか尖ったものを私から離そうとする。包丁は勿論、ハサミ、食用ナイフ、時には爪楊枝までも遠ざける。
この紙で前指を切ったときに紙の仕様まで禁止されそうになって流石に困ったので、説得して使用許可をもぎ取った。
まぁ勿論、幼稚園のお迎えはいっつも車になったし、お兄ちゃん[漢字]+[/漢字][ふりがな]プラス[/ふりがな]信用できる大人が居ないと外出もさせてもらえなくなった。
事件直後だしみんなピリピリしているんだろう。何年かしたら過保護も直ってくれるだろうと思っていた。
…………………………思っていた。
ルビー『流石に中学生にもなって四六時中妹にベッタリなのはどうでしょうか』
アクア「シスコンだししょうがない」
ルビー『自分で言うなっ!!』
アクア「それに、お前一瞬とはいえ芸能人だっただろ。もし道端にへばり付いているガムみたいなストーカーにでも狙われたらどうする?俺はそいつを3mmずつ全力で踏み潰す。そしてその後社会的にも物理的にも殺して1年かけて考えた「チキチキ☆アクアくんの完全犯罪〜死体処理編〜」をしないといけなくなる(ノンブレス)」
ルビー『怖い怖い。というか「チキチキ☆アクアくんの完全犯罪」って何??』
アクア「俺が1年かけて考えた完全犯罪のマニィアル」
ルビー『ママァ!!お兄ちゃんが犯罪犯そうとしてるっ!!!』
アクア「してない。この前は未遂で終わった」
ルビー『結局しようとしたんだ……』
兄の物騒な衝撃の事実に驚きながら、ご飯の支度をしているママの手伝いをする。
ルビー『ねーママ〜お兄ちゃん過保護すぎるよ』
アイ「そっかな〜?ママはこれぐらいがちょうど良い気がするけどな」
ルビー『いやいや、よくないって。休み時間はいっつも私のクラスに来るし、お弁当もいまだにあーんで食べさせてくるんだよ?しかも一人で外出出来ないし、しても5分おきにどこで何してる連絡って束縛メンヘラ彼女もそんな事しないよ』
アクア「俺はシスコンの束縛メンヘラお兄ちゃんだからしてもいいんだよ」
ルビー『いいわけあるかっ!!こんなんじゃ私一生独り立ちできないよ……』
アイ「だいじょーぶ!ママが一生養ってあげるから☆」
ルビー『いや、人生100年時代に親元で一生生活ってやだよ。ねぇお兄ちゃん』
アクア「………」
ルビー『お兄ちゃん?』
急に黙りこくった兄を不思議に思い、顔を覗き込むと眉を寄せて、唇を下げた見るからに“嫌です”という顔。
えっ、今までの会話になんか嫌な要素あった?
そう思っているとお兄ちゃんが勢いよく私の肩を掴んで、叫んだ。
アクア「ルビーが、独り立ち…………それはつまり、ルビーが死ぬ……」
ルビー『死なないよ!?』
アクア「いや死ぬ、確実に死ぬ。お前のことだから一人暮らしのときに上下左右の住人に挨拶に行って、そのうちの誰かを無意識のうちに引っ掛けてストーカー化させる……そして無理やり押し入られてナイフで……ゔあぁぁああ!!」
アイ「アクア……!どうしよう、過去のトラウマを思い出してパニックになってる!」
ルビー『自分から言い出しておいて!?』
お兄ちゃんが頭を抑えて蹲りだした。
さすがにキッチンで寝転がるのは危ないので、ズイズイ背中を押してリビングまでやってきた。
ソファーに座ればナチュラルに膝枕をしてくる兄。いつもならデコピンしているところだけど、今日は仕方がないのでデコピンの代わりに頭を撫でてあげた。
ルビー『大丈夫、大丈夫。私はちゃんと生きてますよ〜』
アクア「ルビー…生きてる」
ルビー『うん。そうそう、生きてる生きてる。だから安心して大丈夫だから』
アクア「……ありがと大分落ち着いた。最後にルビーが愛してるって言ってくれたら完全に安心できるから……という訳で聞かせてくれ。はい、どーぞ」カチャ(録音機のボタンを押す音)
ルビー「よし、[漢字]いつも通り[/漢字][ふりがな]シスコン[/ふりがな]に戻ったね!じゃあご飯食べよう」
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