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MIKU FRIENDS

#7

コケスケの小さな恋(?)

晴れた秋の朝、コケスケは窓から空を眺めていた。
コケスケ:気持ちいいコケねぇ…。
コケスケは空を見るのが好きである。
コケスケ:あっ、ツバメだコケ!
ツバメはすいーっとコケスケの元へ飛んできた。そして窓の向こうにとまった。
ツバメ:こんにちは、ニワトリさん!
コケスケ:こ…こんにちはコケ…。
ツバメ:あたしは[漢字]鈴[/漢字][ふりがな]すず[/ふりがな]!
コケスケ:オレ様はコケスケだコケ! ツバメの鈴はなにしにきたのかコケ?
鈴:あたし? あたしは…。
コケスケ:(なんかさみしそうなのは気のせいコケ?)
鈴:あたしはこれから、南の国に飛んで帰るの。もうすぐ寒くなるからね。
コケスケ:み、南の国に飛んで帰る? 海を渡るってことかコケ?
鈴:そう。命がけの旅。あたしたちは何日も、どこまでも続きそうな海を飛び続けるの。生きる為に。
コケスケ:疲れても? 雨の日も風の日も?
鈴:ええ。止まったら死んじゃうから。
海を渡るなんて、飛ぶことさえできないコケスケには、とうていできないことである。
コケスケ:尊敬するコケ…。
コケスケにしては素直だ。
鈴:ありがとう。あたしはこの街が好きだから、旅立つ前に目に留めておきたかったの。誰かと喋りたかったの。
コケスケ:…力になれたかコケ?
鈴::ええ。もちろん。
コケスケ:それは良かったコケ!
鈴:…じゃあ、さよなら。また会いましょう。
鈴は飛びたった。
一瞬コケスケの方を振り返って笑って(ツバメの笑いとは…?)去っていった。
一羽残されたコケスケは、ぼーっとしていた。
コケスケ:もう少し喋りたかったコケ…。「また会いましょう」って言ったからまた会えるかコケ…?
なんだか一羽きりでいるのがさみしくなってしまったコケスケ。

未来:コケスケェーっ! 今日おにぎりパーティだぞ!
未香:今日はアタシも握ったんだからな! 感謝して食えよ!
ペンスケ:ペンペ〜ン!
モグー:早くくるのだ!
家族の声が聞こえた。

ああ、そうか……オレ様は一羽っきりじゃなかったコケね。

コケスケは気づいたのだ。

コケスケ:食うコケ!

階段を降りていくコケスケ。
一同:いっただっきまーす!
おにぎりに全員でかぶりつく。
一同(未香を除く):ん?
未香:なんだ?
コケスケ:…まずくないかコケ?
未香:なんだとぉ〜っ!
未香の木刀で吹っ飛ばされたコケスケ。
未香:やめろコケェ〜っ!!!!!
未来:うわぁ未香姉の威力すごいわ…。
その好きにお菓子を食べるペンスケ、おにぎりで遊ぶモグー。

ピーンポーン。
インターホンが鳴った。

慎司:未来? なんかすごい音したけど…。
未来:あー入っていいよ(笑)
入ってきて呆れ顔の慎司にコケスケは叫ぶ。

コケスケ:やっぱりオレ様の家族は最悪だコケェ〜!!!!
(終わり)

作者メッセージ

未香初トージョー

2025/02/16 08:24

サラ ID:≫ 1iAAqyEigbRTs
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