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MIKU FRIENDS

#6

人体模型

ペンスケ:こんにちはペン、ジンさん!
ペンスケは理科室で人体模型に話しかけた。
人体模型:ジンさん…? まあ良い。確かに私は人体模型だ。ジンさんと呼ぶがいい。
ペンスケ:ジンさんさっきさみしそうな顔してたペン。何かあったかペン?
人体模型:鋭いな貴様…。実は悩みがあるのだ。聞いてくれないか?
ペンスケ:もちろんだペン!
人体模型はため息をついた。(人体模型ってため息つけるんだね。しかもさみしそうな顔って…。作者も?です。)
人体模型:私は本来ならば、皆に人体の構造を教える時に使う立派な理科の道具なのだ。しかし最近はあまり使われず、ましてや怖がられるばかり…。
ペンスケ:それは悲しいペン…。
人体模型:だから願いを聞いてほしいのだ。これから子供たちがやって来る。その時私の手足を動かして、喋ってほしい。人体模型の偉大さを。
ペンスケ:どうして子供が来るのがわかるペン?
人体模型:超能力だ!
ペンスケ:すごいペン!
実際には理科の時間、理科室に忘れ物をしていた子供がいただけなのだが…。
ペンスケ:でも動かす事は出来るペンが、ペンが喋ってる声は子供たちには聞こえないペン…。
人体模型:そうなのか…。
理科室のドアが開いた。
未来:忘れ物ー!
ヒヨ:ヒヨもー!
ペンスケ:あのおっちょこちょいコンビ…。っていうか未来なら声、聞こえるペン!
人体模型:おお、ならばやってくれないか!?
ペンスケは人体模型の足をガチャッと動かした。
人体模型、ではなくペンスケ:ペンは人体模型! 人体模型は理科の偉大な道具だペン!怖がらなくていいんだペン!
ペンスケ操る人体模型はガシャンガシャンと動いた。
2人:ぎゃーっ!!!!
2人は慌てて逃げていった。
ペンスケ:やったペン!
人体模型:(なんか良くない気がするのだが…)
ふいにバランスを崩したペンスケ。
がしゃあーん。
人体模型とペンスケ:うああああああー!
その時もう一度空いて入ってきたのは…。
慎司:ペンスケ…、未来たちに何をしたのかな?
ペンスケ:ぺ、ペンペンペン! ペンは無罪っ…。ジンさん! かばってペン!
人体模型:(わ、私は関係ないふりをするのだ!)
ペンスケ:ジンさん…ペン…。
慎司:あはははは。君には教養というものを教えこまないとね…。
人体模型:(こいつ怖い…)
慎司はペンスケをつまんで教養地獄へ連行した。
人体模型:私は助かった…。ていうか倒れたまま?
くるりと振り返った慎司。人体模型を立て直して。
慎司:君にも後でちゃんと罰が待ってるよ…?
人体模型:ひいいいい…。というかなんでこのペンギンだとわかったのか?
慎司:未来たちから「なぜかペンペン言ってた」って聞いたからね!
そもそもペンスケに頼んだ事が間違いだったのだ。人体模型もバカだが…。
人体模型:(っていうかペンペン言って気付かないあの子供たち、鈍感だな…)
ヒヨはまだしも、未来はなぜ気付かないのか。鈍感すぎるのである。
そんな事を思いつつ、慎司に連行されていくペンスケを見ながら、人体模型は絶望に浸ったのだった。
(終わり)



作者メッセージ

長くなっちゃいましたすいません!

2024/12/28 06:42

サラ ID:≫ipDxl/d0qxv3U
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