文字サイズ変更

先にあるものは

#4

い、家!?

僕はおばあちゃんの言う通りの道を通った。
その時、ちょうど曲がったところにい、家!?と突っ込んでしまいそうな豪邸が出てきた。
まあこんなところがおばあちゃんの言う家じゃないよね?
だってこんな豪邸だったら、テーブルマナーも知らず、貧乏な僕が行くようなところじゃないんだもの。
冷や汗をかきながらついていっているとおばあちゃんの足が遅くなり、ついには止まった。
そしてその先にあるものは…
やはり、あの豪邸だった。
おばあちゃんは迷いもせず、ポケットから鍵を取り出し、カチャと門を開けた。
すると豪邸のドアからおばあちゃんの召使と見られる人が出てきた。
そのひとはだいぶ焦った様子だった。
そしていった。
「あ、古爾山さん!大丈夫ですか?
なるほど、古爾山はこにやまと読むのか。
そう思っているとおばあちゃん…じゃなくて古爾山さんの召使が僕に気づいた。
「古爾山さん。何故そのような貧乏くさい男の子を連れてきているのでしょう?」
すると古爾山さんはキッと目つきを強くした。
「帆山さん。このこは貧乏くさくても、心の根は優しい子。
そのようなことは失礼ではないか」
すると帆山さんは僕の方を見てこう言った。
「ごめんね」
けれどその言葉には気持ちがこもっておらず、まるで社交辞令の一言だった。
僕は、古爾山さんと過ごすのはともかく、帆山さんや古爾山さんの家族と会うのは何だか怖いなあと思った。
もう、先にあるものは何だかわからないや。

2024/11/25 12:41

江川由里香 ID:≫ 19ZQABSFMiPlU
続きを執筆
小説を編集

パスワードをおぼえている場合はご自分で小説を削除してください。(削除方法
自分で削除するのは面倒くさい、忍びない、自分の責任にしたくない、などの理由で削除を依頼するのは絶対におやめください。

→本当に小説のパスワードを忘れてしまった
▼小説の削除を依頼する

小説削除依頼フォーム

お名前 ※必須
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
削除の理由 ※必須

なぜこの小説の削除を依頼したいですか

ご自分で投稿した小説ですか? ※必須

この小説は、あなたが投稿した小説で間違いありませんか?

削除後に復旧はできません※必須

削除したあとに復旧はできません。クレームも受け付けません。

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL
/ 8

コメント
[5]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL