二次創作
僕たちの不器用な恋は
リノside
バ「リノヤ~!!」
大声でうちのリーダーが俺を呼んだ。
実は先ほどまでチャニヒョンと一緒に新曲の録り直しをしていたのだ。
リ「なんですか、チャニヒョン。」
少しめんどくさい、と思いつつ彼に返事を返した。
バ「俺、もう先に帰るんだけど、ちょっと後片付けしなくちゃいけなくてさ。
今練習室にスンミナがいるんだけど、できたら二人で先に帰ってくれない?」
リ「え、あー、まぁ、いいですよ。」
バ「ふふっ。ありがとう、リノ。」
そして俺の頭をわしゃわしゃと撫でた。
リ「、//やめてください…。もう行きますからね。」
バ「あ、ちょ、リノや~!!」
チャニヒョンの声なんか無視して、レコーディング室から出た。
スンミナが一人で練習室か…。
最近、新曲出す準備してるから自主練習してるのかな。
リ(さすが努力家…俺も見習わなきゃな。)
でも、せっかく練習してるなら飲み物くらい持っていくか。
そうして、練習室の近くにある自動販売機で飲み物を買った。
リ(…少しでも助けになったらいいな。)
そう想いながら、練習室のドアをノックした。
ス「…どうそ~。」
ガチャ
リ「よ。」
撮影の時よりも少しラフに話しかける。
今はコンセプトを気にしたくなんかないから。
ス「リノヒョンか。どうしたの?」
俺が来たことを少し不思議がってるみたいだ。
リ「いや別に。チャニヒョンに帰るついでにスンミニ拾ってきてって言われて来ただけ。」
リ「…あと、はい。練習お疲れ様。」
少し耳が熱いと思いつつ、彼に先ほど自販機で買った水をあげた。
ス「ありがとう。ヒョン。」
そういって少し、ふにゃっと笑うスンミナ。
その笑顔に少しどきっとしつつ、適当に流した。
リ「ほら、早く行くぞ。」
ス「うん。」
耳の熱さが収まらないまま、練習室から出た。
ヒ「お、お帰り~カグァンズ~!」
宿舎に帰ると、ヒョンジニがいた。
今すぐにでもこの耳の熱さを止めたいがために、ヒョンジニにハニの居場所を聞いた。
今すぐに自分を落ち着かせるために。
ヒ「ハナ~?多分自室にいるよ~。なんか作詞するって言ってたし。」
リ「ん。ありがと。」
そして足早にその場を去った。
ハニに会いに行く廊下の途中で少し考えていた。
どうせ、俺の想いはかなわないんだろうなと。
あのふにゃっとした笑顔だって、誰にでも向けてるような笑顔だし。
そもそも俺らは[下線]”コンセプト”[/下線]というものがあるんだから。
早々近づくこともできないし、話すこともできない。
STAYもそんなよくわからない不思議な関係性が好きなんでしょ?
俺らが仲良くしたら、だめなんだよ。
これでいい。
これでいいんだ。
そう言い聞かせて、ハニの部屋に入った。
ハ「お、リノヒョ…ン…??」
俺の顔を見た瞬間、少し戸惑っていた。
なんだろう、俺の顔になんかついてるかな。
ハ「なんでそんなつらそうな顔してるの…?」
リ「…え?」
ハ「なんでそんな顔してるの…?」
リ「な、なんでもないって。」
ハ「なんもないわけないでしょ。僕にはわかるよ。」
ハ「…また、スンミナのこと?」
リ「違くて…。」
ハ「リノヒョン。」
リ「ほんとに…。」
ハ「僕の目を見てよ…!」
[太字]リ「違うって言ってるだろ!!!!」[/太字]
リ「ッあ…。」
その瞬間、ハニの顔が崩れていくのがわかった。
ハニはムードメーカで明るい奴、でもあるけど、実際はかなり繊細だ。
だからこそ優しく接さなくちゃいけないのに。
俺は…なにやってんだろ。
ハ「り、リノヒョン…。」
ハ「ご、ごめんね…?そんなに嫌だった…?スンミナのこと、聞くの…。」
リ「…ッごめん。ごめん…。」
最低だ。
ヒョンとして、メンバーとして。
リ「一回頭冷やしてくる…。」
そういって逃げるようにハニの部屋から逃げた。
逃げてばっかりだな、俺。
スンミナからも逃げて、ついにはソウルメイトのハニからも逃げて…。
リ「…バカみたい。」
俺は、誰も大切にできないのかな。
もっと、素直になりたい。
もっと、本音を言いたい。
のに、俺は変に強がってさらにひどいことを言ってしまう。
そんな俺の口をふさぎたい。
時にはひどいことを言って、自分の気持ちを隠そうとしたこともある。
けど、結局想いは強くなるだけ。
リ「自室にもどろう…。」
そう思い、現実逃避をするために、自分の部屋に戻った。
バ「リノヤ~!!」
大声でうちのリーダーが俺を呼んだ。
実は先ほどまでチャニヒョンと一緒に新曲の録り直しをしていたのだ。
リ「なんですか、チャニヒョン。」
少しめんどくさい、と思いつつ彼に返事を返した。
バ「俺、もう先に帰るんだけど、ちょっと後片付けしなくちゃいけなくてさ。
今練習室にスンミナがいるんだけど、できたら二人で先に帰ってくれない?」
リ「え、あー、まぁ、いいですよ。」
バ「ふふっ。ありがとう、リノ。」
そして俺の頭をわしゃわしゃと撫でた。
リ「、//やめてください…。もう行きますからね。」
バ「あ、ちょ、リノや~!!」
チャニヒョンの声なんか無視して、レコーディング室から出た。
スンミナが一人で練習室か…。
最近、新曲出す準備してるから自主練習してるのかな。
リ(さすが努力家…俺も見習わなきゃな。)
でも、せっかく練習してるなら飲み物くらい持っていくか。
そうして、練習室の近くにある自動販売機で飲み物を買った。
リ(…少しでも助けになったらいいな。)
そう想いながら、練習室のドアをノックした。
ス「…どうそ~。」
ガチャ
リ「よ。」
撮影の時よりも少しラフに話しかける。
今はコンセプトを気にしたくなんかないから。
ス「リノヒョンか。どうしたの?」
俺が来たことを少し不思議がってるみたいだ。
リ「いや別に。チャニヒョンに帰るついでにスンミニ拾ってきてって言われて来ただけ。」
リ「…あと、はい。練習お疲れ様。」
少し耳が熱いと思いつつ、彼に先ほど自販機で買った水をあげた。
ス「ありがとう。ヒョン。」
そういって少し、ふにゃっと笑うスンミナ。
その笑顔に少しどきっとしつつ、適当に流した。
リ「ほら、早く行くぞ。」
ス「うん。」
耳の熱さが収まらないまま、練習室から出た。
ヒ「お、お帰り~カグァンズ~!」
宿舎に帰ると、ヒョンジニがいた。
今すぐにでもこの耳の熱さを止めたいがために、ヒョンジニにハニの居場所を聞いた。
今すぐに自分を落ち着かせるために。
ヒ「ハナ~?多分自室にいるよ~。なんか作詞するって言ってたし。」
リ「ん。ありがと。」
そして足早にその場を去った。
ハニに会いに行く廊下の途中で少し考えていた。
どうせ、俺の想いはかなわないんだろうなと。
あのふにゃっとした笑顔だって、誰にでも向けてるような笑顔だし。
そもそも俺らは[下線]”コンセプト”[/下線]というものがあるんだから。
早々近づくこともできないし、話すこともできない。
STAYもそんなよくわからない不思議な関係性が好きなんでしょ?
俺らが仲良くしたら、だめなんだよ。
これでいい。
これでいいんだ。
そう言い聞かせて、ハニの部屋に入った。
ハ「お、リノヒョ…ン…??」
俺の顔を見た瞬間、少し戸惑っていた。
なんだろう、俺の顔になんかついてるかな。
ハ「なんでそんなつらそうな顔してるの…?」
リ「…え?」
ハ「なんでそんな顔してるの…?」
リ「な、なんでもないって。」
ハ「なんもないわけないでしょ。僕にはわかるよ。」
ハ「…また、スンミナのこと?」
リ「違くて…。」
ハ「リノヒョン。」
リ「ほんとに…。」
ハ「僕の目を見てよ…!」
[太字]リ「違うって言ってるだろ!!!!」[/太字]
リ「ッあ…。」
その瞬間、ハニの顔が崩れていくのがわかった。
ハニはムードメーカで明るい奴、でもあるけど、実際はかなり繊細だ。
だからこそ優しく接さなくちゃいけないのに。
俺は…なにやってんだろ。
ハ「り、リノヒョン…。」
ハ「ご、ごめんね…?そんなに嫌だった…?スンミナのこと、聞くの…。」
リ「…ッごめん。ごめん…。」
最低だ。
ヒョンとして、メンバーとして。
リ「一回頭冷やしてくる…。」
そういって逃げるようにハニの部屋から逃げた。
逃げてばっかりだな、俺。
スンミナからも逃げて、ついにはソウルメイトのハニからも逃げて…。
リ「…バカみたい。」
俺は、誰も大切にできないのかな。
もっと、素直になりたい。
もっと、本音を言いたい。
のに、俺は変に強がってさらにひどいことを言ってしまう。
そんな俺の口をふさぎたい。
時にはひどいことを言って、自分の気持ちを隠そうとしたこともある。
けど、結局想いは強くなるだけ。
リ「自室にもどろう…。」
そう思い、現実逃避をするために、自分の部屋に戻った。