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【参加型】さぁ、この世への願いを叫べ。

#8

side:若葉 第二のお客様②

はぁ、この人達は何回同じ事を言わせるんだろう。私は「いじめ」という面倒から抜け出したい。それだけだ。

若葉「では、行きましょうか。絶対に目立たない。分かりましたか?」

揺「分かっとるよ。僕がそないな事するわけが...」

斑「ご主人様はしますよ?」

黎明「揺さんはするね。」

本当に大丈夫かな。この人達なんかに、「いじめ」なんて解決できるのかな。

[水平線]潜入日(2日目の設定)

揺「~♪、....やほやほ~。」

ルンルンしながら、顔だけで寄ってくる女生徒達に手を軽く振る揺さん。

斑「....、。」

斑さんは、揺さんの制服の裾を掴みながら、寄ってくる女生徒達を少し睨んでいる。

黎明「おーい、2人共、早く行こ?」

ニコニコ笑いながら2人の前を歩く黎明さん。少しいつもより上機嫌?かも。

私はと言えば....

若葉「....、」

その3人の後ろを、一人いつも通りに歩いている。

すると、誰かと肩がぶつかった。

桜「は、?....うざ、お前かよ。」

この人は羽灯春さん。いわゆるいじめっ子の主格だ。

若葉「....っあ、ごめんなさい....」

こうなると面倒くさい。はぁ、上手くかわせるか、....

黎明「....、こんにちは。何してるの?」

桜さんにニコッと微笑んだのは、黎明さん。助けてくれたのかな....?

まぁ、とりあえず教室に向かおう。

[水平線]
教室に入ると、私の机には油性ペンでの落書き。クスクス笑っている声も聞こえる。

春「っ....ww」

春の他にも、春の取り巻きも笑っている。

あれ、あの3人はどこに行ったんだろう。

桜「ねぇ、昨日転校してきた3人ってどこ行った?」

ニコニコと、今教室に入ってきた男生徒に甘えた声で言う。

「あぁ、職員室に居たかも...?」

職員室...?何やっているのだろう、目立つなとは言ってあるはずだけど....

[水平線]職員室

side:黎明

揺「....ねぇ、センセ~、なんでいじめなんか放置しとるん?」

斑「何?誤魔化しても無駄ですが?うちの友達(という設定)が辛がってるんですが。」

2人共、圧がヤバい。そんなこと言って、俺も先生の事睨んでるんだけどさ。

斑「教育委員会にチクりましょうか?はい?言い訳など聞きませんが。」

「そんな、一人の生徒のことでチクるとかあり得ないでしょう。」

先生のその言葉で俺なんか堪忍袋の緒が切れたわ。

黎明「~ッ!!あんたなぁ!一人の生徒?うっせぇよ!!一人が苦しんでいるんだぞ?!それだけで良いだろうが!!あぁ?!若葉は苦しんでんだよッ!!」

ぁ、言い過ぎたわ...でも、そう思ったのはもう言った後だった。

「....、分かりました!分かりましたから!!!今後このような事がないように努めますので....!!」

揺「若葉に辛い思いさせたら、―すからな...?」

斑「あ、じゃあ僕も―しますね!!」

やっぱこうなるんだ。この2人がしめてくれる。

若葉「....!、っ、...!」

職員室の扉の前で固まっているのは、若葉だった。どっから聞いてたんだろう。ブチギレたの見られてたり....
[水平線]帰り道

若葉「お代は今度、口座に振り込んでおくので。」

少し、若葉の目に活気が宿っていた。嬉しそうだった。

揺「困ったらまた来てなァ?」

斑「多分いじめはどうにかなるので。」

黎明「元気でな。春?とかは学校側がどうにかしてくれるって。」

若葉の後ろ姿は、少し前よりは明るく見えた。

このボタンは廃止予定です

作者メッセージ

まぁ、見ての通り、私、ブチギレ大好きなんですね、...

応募、応援コメント。いつでもどーぞ!あといいねも地味に嬉しい....

2024/10/10 20:00

ゆず湯 ID:≫3piZk89bQORtI
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