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【参加型】さぁ、この世への願いを叫べ。

#7

side:斑 二番目のお客様

昨日来たお客様、朝霞でしたっけ...すげぇ額置いてったんですけど...

ま、そんなん考えずに今は今宵の依頼に集中しましょう。

時には休めってご主人様に言われてますけどね。

揺「んー、まだお客様来ないんやろか...」

黎明「でも、来ないのも平和でいいだろ?」

ご主人様がぐいーっと伸びをして、そう言った。黎明はヘラヘラとそう返した。

いつも通りそんな会話をしていたら、ドアがガラッと開く。

お客様だ。

若葉「....こんにちは。お邪魔します。」

真面目そうな、ハーフアップの少女が店に入ってくる。

少し虚ろな目をしていて、ご主人様も、黎明も心配そうな表情を浮かべていた。

揺「....いらっしゃぁ~い。依頼はなんや?」

斑「ここどーぞ。」

ご主人様が挨拶をしてから、僕はご主人様が座っている椅子の前に置いてある椅子を引く。

若葉「....まぁ、前置きなんて面倒なので、....。」

少し間を置いて少女は話し始めた。

若葉「私は若葉と申します。...【いじめ】と呼ばれるものを受けております。」

揺「....いじめ...、か。」

そう言ったご主人様の顔は少し歪んで見えた。僕も知らない過去に理由があるのだろうか。

黎明「ふーん、いじめ....ねぇ。」

斑「では、僕達、朱雀屋に。何を依頼したいのですか?」

僕がそう聞くと、若葉とかいうのは大きくため息をついた。

若葉「、....先程の会話で分かりませんでしたか?いじめから逃れたいのです。」

揺「....難しいこと言うなぁ、...。あれは駄目なん?先生に言うとか。」

また、若葉は大きくため息をついた。

若葉「....伝わらないですか?先生も、家族も、まともに取り合ってくれない。だから、貴方達に....」

斑「....、すみませんね。分かりました。では、こちらで解決法を考えさせていただきます。」

何故だろうか、あんなに尖った言葉で、「伝わらないですか?」なんて、ご主人様が言われたら、普通は殴りたくなる。

なのに、同情の方が勝ってしまう。辛そうに、無理してるような目に、心が痛む。

黎明「...あれは、?あれは駄目なの?学校へ潜入。」

黎明が笑いながらそう言う。はぁ?そんな事できる訳ないでしょう。

若葉「....それが一番確実なのではないでしょうか?」

揺「ええやん、....!そうしよか!」

え、本当にやるんですか。いや、黎明は良いとして...ご主人様?あーた、赤髪長髪ピアスバチバチですからね?目立ちますよ?

斑「え、制服とかどうするんですか...」

揺「あ、制服は心配せんといて?こーいう時を想定して制服たーくさん持っとるから。」

...これ絶対行く感じですね。やばくないですか?無理ですって。...なんであーたらノリノリなんですかぁ....!!


このボタンは廃止予定です

作者メッセージ

ちなみにドアは横にガラガラってするタイプのドアです(??)

蒼さん、....!!応募ありがとうございます!!

2024/10/06 18:04

ゆず湯 ID:≫3piZk89bQORtI
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