1章 デストロイワールド-Destroy World
[大文字][太字]1章 第4話「偽造」
[/太字][/大文字]
___主な登場人物____
ジーク・デストロイ(主人公)
フレイ・ベルージュ
ディオス・ブラウス
ハデス・デスサイザー
メニス・??????
フレッド先生
_____________
「何の用だメニス」
「へへへ……俺は別に用はないぜ?ただ忙しそうなジークを見て声をかけただけだ」
ジークの任務を裏で見ていた男『メニス』が答える。
「先に言っておく。来るなら来い、ただし全力でな」
ジークはもし何かあってもいいよう攻撃態勢でメニスに言った。
「おいおい、そんな殺気立てるなよ。それに俺は戦う気はないぜ?しかも今戦ったとしてもお互いメリットがない」
「わかってるなら帰れ」
ジークはメニスと話す気はなかった。
「まぁまあ久しぶりに会ったんだ。話でもしよう。聞いたぞ……お前高校に入ったんだってな?みんなからチヤホヤされてんだろうに」
「チヤホヤなんか一切されてない」
「まぁお前のことだ。何とかしているんだろう……」
「………」
「まぁ、俺も長居してられない。高校生活楽しめよ?」
メニスはそう言い残して姿を消した。
「もう高校のことがバレてるとは……情報が早いな…だが今に見てろ………[太字]『Z軍』[/太字]どもめ……」
そして翌日の学校でジークが登校していた時だった。
「なにやってんだフレイ………」
ジークの目線の先には建物の裏にわかりやすく隠れたフレイがこちらを見ている。
「………ば、バレてた…………」
「いや、そりゃあ……お前足音でかいし………たまに見えてたし………」
「そ、そうか……今度から気を付ける……」
「いやもうやるな。てかお前、友達いないのか?」
ジークの質問にフレイは珍しく焦りを見せる。
「は、はぁ!?俺は能力値〈10〉だぞ!?友達なんて大量にいるし!」
「じゃあなんで1人通学………」
「今日は1人っつうか…まぁ仕方ないからおまえと行ってやろうってだけで……ほら、昨日いろいろあったし!」
「いや、俺1人で十分……」
フレイはそのジークの声をかき消すように言う。
「能力値〈10〉のこの俺と通学なんて、なんてお前は恵まれてんだろうなぁぁーー ‼」
ジークは言葉に出さず心の中で思った。
(こいつはあれだ…強いけど毒舌すぎるやつだ。たぶん俺と同じで友達出来にくい奴だ)
心の中で思った後ジークは言った。
「まぁいい、早く行くぞ」
「お、おう………」
そして学校に着き、測定の続きをする。
「ではみなさん、測定器が新しくなったので測定の続きをしましょう!では引き続きジーク君から!」
先生はそのままジークに続きをさせる。
「わかりました」
ジークはゆっくり測定機に近づく。
「今度はしっかり目に焼き付ける……」
フレイはそう言いジークを見つめる。
ジークは測定機へ近づくと「ふぅ……」と一息ついてから測定機へ軽くパンチした。そして測定機には〈1〉と表示される。
「よっしゃ」
ジークはそう呟くと周りは目を丸くして口を大きく開けて我に返っている。そしてフレイはジークに話す。
「お前……なぜ手加減した?」
「手加減?何のことだ?」
「とぼけんじゃねぇ……俺はこの前の測定のような人間離れした動きが見たかったんだ」
「これで分かっただろ。俺が能力値〈1〉な理由……あれはまぐれだったんだよ」
「そうかそうか………なら……」
フレイはそう言うと武器を持ち、測定のときより多めの炎の弾幕を放ちジークへ無言で飛びかかる。
「なるほど、力を引き出そうってことか…俺って人怒らせるの得意なのかな…?」
フレイは構わずどんどん攻め込み、ジークは追い詰められる。
「まずい………追い込まれた……どうする?スキルを使うか?できれば使いたくないんだが、でも今のこいつは確実に俺の首を跳ねるつもりだ……」
とどめを刺さるかと思ったそこにハデスが入り込む。
[太字]【炎王突き】
【邪神魔人拳】[/太字]
能力値の高い2人のスキルと技がぶつかり合う。それは他と比べ物にならないくらいの迫力だった。
「さすがにやりようがあると思うよ。いくらなんでも無抵抗のものをここまでするとはな。能力値〈10〉も堕ちたもんだね」
フレイの攻撃を受け止めたハデスが言った。
「っち、邪魔が入りやがって……まぁいい、ジーク、俺は絶対お前の実力を引き出してやるからな……」
フレイはそう言うと1人で教室へ戻ってしまった。
「お、おわった………?いやマジ怖すぎんだろ。突撃の仕方がレベチだわ………」
ジークはひとまず安心するとハデスは言う。
「やっと行ったな……全く……冷静さのかけらもないんだから……まぁでもあいつの言っていることも、わからないこともないね………」
ハデスは不気味な笑みを浮かべ、ゆっくりとその場を去った。そしてジークも教室へ戻り、授業が始まる。
「みなさーん授業始めますよ!今日やる内容は[太字]『Z軍(ゼータ軍)』[/太字]についてです」
それを聞いたディオスは呟く。
「ゼータ軍?なんか何度か聞いたことあるような……」
先生は続ける。
「はい、何度か聞いたことがあると思います。まぁ、まだゼータ軍というのが本当なのか分かりませんが、政府がそう呼んでいます。まず、ゼータ軍がどのようなものなのかというと、幹部が約8人で形成されている『対政府組織』のようなもので、ここ100年あたりから政府とにらみ合っています。まぁ言ってしまえば『政府が最も恐れている組織』です」
「え、なんで政府がそこまで恐れているのですか?」
ディオスが先生へ質問する。
「実は、ゼータ軍の今まで確認できた幹部8人……それら全員が、能力値〈12〉なのです。」
「能力値〈12〉……最強クラスじゃねぇか………」
ディオスはそう呟く。
「能力値〈11〉が3人がかりでやっと戦える……そのくらい能力値〈12〉は異次元と言われております。それが8人集まった組織、だから政府が1番恐れていると言えるのです」
そしてディオスはまた質問をする。
「先生!その中にはどんなスキルを持っている奴がいるのですか!?」
「それがですね……スキルの情報は未だあまりないんですよ。まぁでも、そのような強い人がたくさんいるので、皆さんも気をつけてください」
「はーい」
ディオスは返事をする。すると先生がさらに口を開く。
「それでは今から、ついに3日後始まる…クラス対抗戦について話していきたいと思います!」
[大文字][太字]1章 第4話「偽造」 終わり[/太字][/大文字]
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___主な登場人物____
ジーク・デストロイ(主人公)
フレイ・ベルージュ
ディオス・ブラウス
ハデス・デスサイザー
メニス・??????
フレッド先生
_____________
「何の用だメニス」
「へへへ……俺は別に用はないぜ?ただ忙しそうなジークを見て声をかけただけだ」
ジークの任務を裏で見ていた男『メニス』が答える。
「先に言っておく。来るなら来い、ただし全力でな」
ジークはもし何かあってもいいよう攻撃態勢でメニスに言った。
「おいおい、そんな殺気立てるなよ。それに俺は戦う気はないぜ?しかも今戦ったとしてもお互いメリットがない」
「わかってるなら帰れ」
ジークはメニスと話す気はなかった。
「まぁまあ久しぶりに会ったんだ。話でもしよう。聞いたぞ……お前高校に入ったんだってな?みんなからチヤホヤされてんだろうに」
「チヤホヤなんか一切されてない」
「まぁお前のことだ。何とかしているんだろう……」
「………」
「まぁ、俺も長居してられない。高校生活楽しめよ?」
メニスはそう言い残して姿を消した。
「もう高校のことがバレてるとは……情報が早いな…だが今に見てろ………[太字]『Z軍』[/太字]どもめ……」
そして翌日の学校でジークが登校していた時だった。
「なにやってんだフレイ………」
ジークの目線の先には建物の裏にわかりやすく隠れたフレイがこちらを見ている。
「………ば、バレてた…………」
「いや、そりゃあ……お前足音でかいし………たまに見えてたし………」
「そ、そうか……今度から気を付ける……」
「いやもうやるな。てかお前、友達いないのか?」
ジークの質問にフレイは珍しく焦りを見せる。
「は、はぁ!?俺は能力値〈10〉だぞ!?友達なんて大量にいるし!」
「じゃあなんで1人通学………」
「今日は1人っつうか…まぁ仕方ないからおまえと行ってやろうってだけで……ほら、昨日いろいろあったし!」
「いや、俺1人で十分……」
フレイはそのジークの声をかき消すように言う。
「能力値〈10〉のこの俺と通学なんて、なんてお前は恵まれてんだろうなぁぁーー ‼」
ジークは言葉に出さず心の中で思った。
(こいつはあれだ…強いけど毒舌すぎるやつだ。たぶん俺と同じで友達出来にくい奴だ)
心の中で思った後ジークは言った。
「まぁいい、早く行くぞ」
「お、おう………」
そして学校に着き、測定の続きをする。
「ではみなさん、測定器が新しくなったので測定の続きをしましょう!では引き続きジーク君から!」
先生はそのままジークに続きをさせる。
「わかりました」
ジークはゆっくり測定機に近づく。
「今度はしっかり目に焼き付ける……」
フレイはそう言いジークを見つめる。
ジークは測定機へ近づくと「ふぅ……」と一息ついてから測定機へ軽くパンチした。そして測定機には〈1〉と表示される。
「よっしゃ」
ジークはそう呟くと周りは目を丸くして口を大きく開けて我に返っている。そしてフレイはジークに話す。
「お前……なぜ手加減した?」
「手加減?何のことだ?」
「とぼけんじゃねぇ……俺はこの前の測定のような人間離れした動きが見たかったんだ」
「これで分かっただろ。俺が能力値〈1〉な理由……あれはまぐれだったんだよ」
「そうかそうか………なら……」
フレイはそう言うと武器を持ち、測定のときより多めの炎の弾幕を放ちジークへ無言で飛びかかる。
「なるほど、力を引き出そうってことか…俺って人怒らせるの得意なのかな…?」
フレイは構わずどんどん攻め込み、ジークは追い詰められる。
「まずい………追い込まれた……どうする?スキルを使うか?できれば使いたくないんだが、でも今のこいつは確実に俺の首を跳ねるつもりだ……」
とどめを刺さるかと思ったそこにハデスが入り込む。
[太字]【炎王突き】
【邪神魔人拳】[/太字]
能力値の高い2人のスキルと技がぶつかり合う。それは他と比べ物にならないくらいの迫力だった。
「さすがにやりようがあると思うよ。いくらなんでも無抵抗のものをここまでするとはな。能力値〈10〉も堕ちたもんだね」
フレイの攻撃を受け止めたハデスが言った。
「っち、邪魔が入りやがって……まぁいい、ジーク、俺は絶対お前の実力を引き出してやるからな……」
フレイはそう言うと1人で教室へ戻ってしまった。
「お、おわった………?いやマジ怖すぎんだろ。突撃の仕方がレベチだわ………」
ジークはひとまず安心するとハデスは言う。
「やっと行ったな……全く……冷静さのかけらもないんだから……まぁでもあいつの言っていることも、わからないこともないね………」
ハデスは不気味な笑みを浮かべ、ゆっくりとその場を去った。そしてジークも教室へ戻り、授業が始まる。
「みなさーん授業始めますよ!今日やる内容は[太字]『Z軍(ゼータ軍)』[/太字]についてです」
それを聞いたディオスは呟く。
「ゼータ軍?なんか何度か聞いたことあるような……」
先生は続ける。
「はい、何度か聞いたことがあると思います。まぁ、まだゼータ軍というのが本当なのか分かりませんが、政府がそう呼んでいます。まず、ゼータ軍がどのようなものなのかというと、幹部が約8人で形成されている『対政府組織』のようなもので、ここ100年あたりから政府とにらみ合っています。まぁ言ってしまえば『政府が最も恐れている組織』です」
「え、なんで政府がそこまで恐れているのですか?」
ディオスが先生へ質問する。
「実は、ゼータ軍の今まで確認できた幹部8人……それら全員が、能力値〈12〉なのです。」
「能力値〈12〉……最強クラスじゃねぇか………」
ディオスはそう呟く。
「能力値〈11〉が3人がかりでやっと戦える……そのくらい能力値〈12〉は異次元と言われております。それが8人集まった組織、だから政府が1番恐れていると言えるのです」
そしてディオスはまた質問をする。
「先生!その中にはどんなスキルを持っている奴がいるのですか!?」
「それがですね……スキルの情報は未だあまりないんですよ。まぁでも、そのような強い人がたくさんいるので、皆さんも気をつけてください」
「はーい」
ディオスは返事をする。すると先生がさらに口を開く。
「それでは今から、ついに3日後始まる…クラス対抗戦について話していきたいと思います!」
[大文字][太字]1章 第4話「偽造」 終わり[/太字][/大文字]
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