ポンコツ先生と愉快な仲間たち。
「えっと…今日は初めましてなので、君たちの実力を測りたいです…!だから早速になるけど実力検査行いますっ!皆、第2体育館に行こうか。」
「えぇーっ?ありす、さっき使ったしいいじゃん…やらなくても…」
「いいじゃん!ありす!!やろーぜ!!!」
「彗。少しは落ち着いたらどうです?」
「めんど…」
「ほらっ!皆さん、行きましょうっ?」
妃乃に言われ渋々歩いていく生徒。正直僕もさっき色々見たし、やらなくてもいいとは思う。けど学校の授業だからなぁ…
やるしかないか……
↺
ここが、第2体育館……いや、本当に第2…!?本当に体育館?!
そう疑うほどここはすごかった。まず、めっっっちゃ広い。どんぐらいって言われたら口で表せれないほどだ。
次に、芝生。………え?地面は人工芝ですか?!いやいや……ドームかよ…そう突っ込まざるおえないぐらい広くて緑だった。
違う違う…体育館に感心している場合じゃない。
「えっと…じゃあ、明野さんから測っていこうか!」
「うぅ…やっぱり、ありすからか……」
嫌々と呟くが有栖はいざとなればやる生徒らしく、100m離れている的にとんでもなく大きい火の球を打った。当然火の球は的を灰にする。
燃えるのではないかと心配になるものの、この芝生は何らかの防御魔法が付いているらしく燃えなかった。
ふむふむ…有栖はとんでもない…。よし。
僕がそうメモを取ろうとしたとき隣が騒がしくなった。
「ちょっと……、授業中でs………」
僕は言葉を失った。暴走だ。暴走している。
有栖はもう一つの的も壊さなければいけないと思ったらしく、もう一つの火の球を作ったという。
しかしその魔法が暴走してしまい、今の火の球の威力は爆上げされており、大きさは176㎝ある僕の3倍ぐらいの大きさになっている。
え…?マジデ…?
この魔法。この威力。ここにかけられている防御魔法をも破壊する勢いだ。
他の生徒はあわわ、と焦って後ずさる。いくら彼らでも止めれないか…
「ちょっ…ど、どうしよう…ありすっどうし…たら……」
有栖もかなり困惑しているようだ。ど、どうしようっ?!
「せ、せんせいっ……ありす、も、もう無理っ…!!」
そういって涙目で述べ、有栖は火の球を放った。このまま壁に衝突するとこの体育館は破壊される。そしたらここにいる生徒の生死も怪しい。
初日からヘマをして。この生徒達に心も開いてもらえず終える。どうせはクビになるし。もう諦めるしかないのだろうか……
[大文字]なんて納得できるか!!
初日で終了なんて僕は認めない!!![/大文字]
おもわずだ。とっさに体が動いた。生徒を守るために。
火の球よりもはるかに速いスピードで火の球の前へ立ちはだかる。
「アグア・デフェンザ」
水魔法と防御魔法を掛け合わせた僕のオリジナル魔法。一見簡単そうな組み合わせだが組み立て終わるまでが脆く、難易度の高い魔法だ。
これで…頼むっ
「え…うそだろ…?ありすの魔法が消えた……?え?!せんせーすげえ!!」
反動で尻もちのついた僕に彗がやってきた。
魔法はうまくいったようで、ありすの暴走火の球は消えていた。
彗は僕の周りをぴょんぴょんと跳ね、褒め称えてくれた。
え、僕初めて褒められたかも!!
「えぇーっ?ありす、さっき使ったしいいじゃん…やらなくても…」
「いいじゃん!ありす!!やろーぜ!!!」
「彗。少しは落ち着いたらどうです?」
「めんど…」
「ほらっ!皆さん、行きましょうっ?」
妃乃に言われ渋々歩いていく生徒。正直僕もさっき色々見たし、やらなくてもいいとは思う。けど学校の授業だからなぁ…
やるしかないか……
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ここが、第2体育館……いや、本当に第2…!?本当に体育館?!
そう疑うほどここはすごかった。まず、めっっっちゃ広い。どんぐらいって言われたら口で表せれないほどだ。
次に、芝生。………え?地面は人工芝ですか?!いやいや……ドームかよ…そう突っ込まざるおえないぐらい広くて緑だった。
違う違う…体育館に感心している場合じゃない。
「えっと…じゃあ、明野さんから測っていこうか!」
「うぅ…やっぱり、ありすからか……」
嫌々と呟くが有栖はいざとなればやる生徒らしく、100m離れている的にとんでもなく大きい火の球を打った。当然火の球は的を灰にする。
燃えるのではないかと心配になるものの、この芝生は何らかの防御魔法が付いているらしく燃えなかった。
ふむふむ…有栖はとんでもない…。よし。
僕がそうメモを取ろうとしたとき隣が騒がしくなった。
「ちょっと……、授業中でs………」
僕は言葉を失った。暴走だ。暴走している。
有栖はもう一つの的も壊さなければいけないと思ったらしく、もう一つの火の球を作ったという。
しかしその魔法が暴走してしまい、今の火の球の威力は爆上げされており、大きさは176㎝ある僕の3倍ぐらいの大きさになっている。
え…?マジデ…?
この魔法。この威力。ここにかけられている防御魔法をも破壊する勢いだ。
他の生徒はあわわ、と焦って後ずさる。いくら彼らでも止めれないか…
「ちょっ…ど、どうしよう…ありすっどうし…たら……」
有栖もかなり困惑しているようだ。ど、どうしようっ?!
「せ、せんせいっ……ありす、も、もう無理っ…!!」
そういって涙目で述べ、有栖は火の球を放った。このまま壁に衝突するとこの体育館は破壊される。そしたらここにいる生徒の生死も怪しい。
初日からヘマをして。この生徒達に心も開いてもらえず終える。どうせはクビになるし。もう諦めるしかないのだろうか……
[大文字]なんて納得できるか!!
初日で終了なんて僕は認めない!!![/大文字]
おもわずだ。とっさに体が動いた。生徒を守るために。
火の球よりもはるかに速いスピードで火の球の前へ立ちはだかる。
「アグア・デフェンザ」
水魔法と防御魔法を掛け合わせた僕のオリジナル魔法。一見簡単そうな組み合わせだが組み立て終わるまでが脆く、難易度の高い魔法だ。
これで…頼むっ
「え…うそだろ…?ありすの魔法が消えた……?え?!せんせーすげえ!!」
反動で尻もちのついた僕に彗がやってきた。
魔法はうまくいったようで、ありすの暴走火の球は消えていた。
彗は僕の周りをぴょんぴょんと跳ね、褒め称えてくれた。
え、僕初めて褒められたかも!!
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