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ポンコツ先生と愉快な仲間たち。

#2

彼らからの視線

「へぇーこれが新しい先生ねぇ。」

ぐっ…“これが”と言う単語の刃が痛い…。火の球を打った者はやたらと僕に当たりが強い。

でもこんなところで挫いてどうする!!

「えっと…今日からこのクラスの先生をすることになりましたっ!糸井翔流ですっ」

しかし1人以外僕と視線すら合わせてくれない。早々に心が折れそうです……


「じゃっ…じゃあ!出席とります!名前呼ばれたら返事してねっ」

こくりと頷いてくれるのは1人だけ。この子、いい子!!!


「えっと、[漢字]明野 有栖[/漢字][ふりがな]あきの ありす[/ふりがな]さん」
「はーい」
よかった。一応返事はしてくれるらしい。
返事をしたのはさっき火の球を打った者。ふわふわの金髪が特徴的な女子。頭には黒いリボンがついている。名前のとおり、童話に出てきそうだ。

「[漢字]一瀬 彗[/漢字][ふりがな]いちせ けい[/ふりがな]くん」
「はぁーーーーい!!」
つい耳を塞ぎたくなるほどの大声をだすオレンジ髪の男子。ぴょんぴょんとはねている髪が特徴的。おそらく僕にステータスMAX剣で襲いかかった子だろう。

「んーと、[漢字]峡城 零也[/漢字][ふりがな]かいじょう れいや[/ふりがな]くん」
「はい。」
 落ち着いていて僕よりも大人っぽい男子。紺色のストレート髪に黒いメガネ。身体能力を爆上げしていた子だ。てかメガネ…僕より似合ってない…?

「[漢字]黒崎 海利[/漢字][ふりがな]くろさき かいり[/ふりがな]くん」
「…ん」
黒い髪はところどころはねている。キリッとした瞳。あ…さっき僕にメガネ拾ってくれた子だ。四方八方囲まれたときにはいなかった気がする。まさかのこのクラス…かぁ…うまくやっていけるかな…?

「最後に[漢字]西音寺 妃乃[/漢字][ふりがな]さいおんじ ひの[/ふりがな]さん」
「はいっ!」
さっきから反応してくれるいい子だ。白くて長い、サラサラな髪に、全員同じ制服なはずなのにどこかおしゃれに見える。おそらくだがどこかのお嬢様だろう。さっきの中では回復、防御をしていた子だ。


「これで全員かな?えっと…改めてよろしくねっ」
「はいっ!」

返事が来るのはやはり一人だけ…うう…仲良くなれるかな…?

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作者メッセージ

ちょっと少なめかも…
けっこう楽しかった〜

2024/09/30 19:46

ibuki. ID:≫kplpkj2LkIMuY
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