大怪盗さん、次何します?
毎日毎日訪問者(殺し屋)が来るのも疲れる。
毎回自分の命が脅かされるのは精神的につらい。
赤兎「う~む…何か方法はないかな~…」
ピ~ンポ~~ン
[中央寄せ]インターホンが鳴った。
実はこの洋館には、二つの呼び鈴がある。
一つ目は、誰でも分かる位置にある呼び鈴。
二つ目は、[太字]特定の人間にしか教えていない呼び鈴。[/太字][/中央寄せ]
赤兎「あ、”薬屋さん”が来たかな」
赤兎「はーい!」
『ども~失礼しまぁす』
赤兎「今日も頼むよ~梅ちゃん。」
[中央寄せ]長身で、すらっとした体形に切れ長ジト目、ロングサラストの黒髪は高めに結ばれている。
鼻と口を黒い口布で隠し、和服を着ている彼の名は、[太字][漢字]梅ノ井 映月[/漢字][ふりがな]うめのい えいげつ[/ふりがな][/太字]。
今時では珍しい、点々と場所を移動しながら薬を売り歩く薬屋だ。[/中央寄せ]
赤兎「いつものヤツとー…」
映月「”火傷跡”のマッサージと診察ですね~。」
赤兎「そ!お願いしま~す」
映月「…今更なんですけど、なんでこんなに便利な世なのにアナログな[漢字]薬売り[/漢字][ふりがな]僕[/ふりがな]を使うんです?」
赤兎「ん?君の薬とかマッサージが私にピッタリなだけだよ~」
映月「あら、それは嬉しいですねぇ、」
赤兎「ずっと家に居て欲しいくらいだよ全く…。」
映月「それは流石にキモイです。」
赤兎「ズバッと切り倒すね~…たまに怖くなるよ」
[中央寄せ]映月はいつもはほわっとしてるが、自分の思った事に正直なところがある。
だから、思った事を思ったままにズバズバ言ってくのだ。つまり辛辣毒舌。[/中央寄せ]
映月「それはそうと、稼ぎ口は見つかったんですか?」
赤兎「ん゛っ」
[中央寄せ]痛いところを突かれた。
そう、私は今あまりお金がないのだ![/中央寄せ]
映月「そろそろちゃんと見つけなきゃだめですよぉ~ 僕、ツケは断固拒否派ですからね?」
赤兎「ん~~~…そうだねぇ…なんかいいトコ知らない?梅ちゃんの広―い人脈でさぁ」
映月「あー…ありはしますよぉ、。でも…」
赤兎「でも?」
映月「ちょーっと個性的でして…。」
赤兎「ふふんっ元大怪盗に個性的だなんて言葉、通じないね!」
映月「言うと思いましたよ。」
映月「…それにしても、赤兎さん、本当に[下線]2億賭けられてるんですよねぇ?[/下線]」
赤兎「?うん。この目でハッキリ見たからね。」
映月「怖くはないんですか。今だってあそこの丘から”狙われてるんですよ?”」
赤兎「怖かないね。それよか、今だに残る賠償金の方が怖い。」
映月「まぁ、その図太さのお陰で僕のスリル欲は満たされるんですけどね~アハハぁ。」
[中央寄せ]そうやって、彼は笑う。
第一、彼が私の元へ喜んで来るのは、そうゆう思惑もあってのことだろう。
私には賞金が賭けられている。
だからこそ、私の元へ通えば通うほど彼自身の価値が上がっていくのだ。[/中央寄せ]
映月「これで終了ですっと。経過観察よろしくですぅ~」
赤兎「はーい!ありがとね~」
映月「今後も御贔屓に。あ、そうだ」
「これ、さっき言った組織の詳細です~。参考に」
赤兎「おぉ!…へ~…………」
[中央寄せ][太字]赤兎「スパイ専門組織かぁ~~…!」[/太字][/中央寄せ]
映月「スリルありますよね~~~」
赤兎「ちょっと行ってみるよ!じゃ、また呼ぶよ~。」
映月「では~!」
毎回自分の命が脅かされるのは精神的につらい。
赤兎「う~む…何か方法はないかな~…」
ピ~ンポ~~ン
[中央寄せ]インターホンが鳴った。
実はこの洋館には、二つの呼び鈴がある。
一つ目は、誰でも分かる位置にある呼び鈴。
二つ目は、[太字]特定の人間にしか教えていない呼び鈴。[/太字][/中央寄せ]
赤兎「あ、”薬屋さん”が来たかな」
赤兎「はーい!」
『ども~失礼しまぁす』
赤兎「今日も頼むよ~梅ちゃん。」
[中央寄せ]長身で、すらっとした体形に切れ長ジト目、ロングサラストの黒髪は高めに結ばれている。
鼻と口を黒い口布で隠し、和服を着ている彼の名は、[太字][漢字]梅ノ井 映月[/漢字][ふりがな]うめのい えいげつ[/ふりがな][/太字]。
今時では珍しい、点々と場所を移動しながら薬を売り歩く薬屋だ。[/中央寄せ]
赤兎「いつものヤツとー…」
映月「”火傷跡”のマッサージと診察ですね~。」
赤兎「そ!お願いしま~す」
映月「…今更なんですけど、なんでこんなに便利な世なのにアナログな[漢字]薬売り[/漢字][ふりがな]僕[/ふりがな]を使うんです?」
赤兎「ん?君の薬とかマッサージが私にピッタリなだけだよ~」
映月「あら、それは嬉しいですねぇ、」
赤兎「ずっと家に居て欲しいくらいだよ全く…。」
映月「それは流石にキモイです。」
赤兎「ズバッと切り倒すね~…たまに怖くなるよ」
[中央寄せ]映月はいつもはほわっとしてるが、自分の思った事に正直なところがある。
だから、思った事を思ったままにズバズバ言ってくのだ。つまり辛辣毒舌。[/中央寄せ]
映月「それはそうと、稼ぎ口は見つかったんですか?」
赤兎「ん゛っ」
[中央寄せ]痛いところを突かれた。
そう、私は今あまりお金がないのだ![/中央寄せ]
映月「そろそろちゃんと見つけなきゃだめですよぉ~ 僕、ツケは断固拒否派ですからね?」
赤兎「ん~~~…そうだねぇ…なんかいいトコ知らない?梅ちゃんの広―い人脈でさぁ」
映月「あー…ありはしますよぉ、。でも…」
赤兎「でも?」
映月「ちょーっと個性的でして…。」
赤兎「ふふんっ元大怪盗に個性的だなんて言葉、通じないね!」
映月「言うと思いましたよ。」
映月「…それにしても、赤兎さん、本当に[下線]2億賭けられてるんですよねぇ?[/下線]」
赤兎「?うん。この目でハッキリ見たからね。」
映月「怖くはないんですか。今だってあそこの丘から”狙われてるんですよ?”」
赤兎「怖かないね。それよか、今だに残る賠償金の方が怖い。」
映月「まぁ、その図太さのお陰で僕のスリル欲は満たされるんですけどね~アハハぁ。」
[中央寄せ]そうやって、彼は笑う。
第一、彼が私の元へ喜んで来るのは、そうゆう思惑もあってのことだろう。
私には賞金が賭けられている。
だからこそ、私の元へ通えば通うほど彼自身の価値が上がっていくのだ。[/中央寄せ]
映月「これで終了ですっと。経過観察よろしくですぅ~」
赤兎「はーい!ありがとね~」
映月「今後も御贔屓に。あ、そうだ」
「これ、さっき言った組織の詳細です~。参考に」
赤兎「おぉ!…へ~…………」
[中央寄せ][太字]赤兎「スパイ専門組織かぁ~~…!」[/太字][/中央寄せ]
映月「スリルありますよね~~~」
赤兎「ちょっと行ってみるよ!じゃ、また呼ぶよ~。」
映月「では~!」