孤独の6年2組
転校生って初日は人が集まるもんなんだな。
1週間経てば周りに人が居なくなる。
人は不思議な生き物だ。
飽きるのが早いのか、構うのがめんどくさいのか。
正直俺はどうでもいいんだが。
友達も作んなくていいだろ。
その分時間の無駄になるし。
そういや、6年って修学旅行あるんだっけ。
学年集会で話すような事を言っていたような…
??「透!今日からよろしくな!」
ん…?誰?てか、もう友達出来そうなんですけど?
透「誰?お前。」
興味無い。名前聞かなくても良かったか。
??「っははwwお前、本当に冷たいんだなw」
何言ってるんだこいつ。よくわかんねぇな。
冷たくて何が悪いんだ?構ってちゃんなのか?
??「おい!なんかリアクションしろってwあ、俺の名前は西村洋!よろしく!」
名前覚えるの苦手なんだよな。大西洋って覚えときゃいいか。
リアクションするのめんどくせー。
透「………」
洋「だからリアクションしろってーwでも無理すんなよ?」
透「……は?」
突然の心配の言葉に俺は目を見開いた。
さっきまで笑い転げてたくせに、なんで今心配の言葉を?
これ心配の言葉?
てか、なんでこれで驚いてんだ?俺。
透「別に無理してねぇよ。そんなに弱くねぇ。」
洋「そうか!それなら良かった!なぁ、修学旅行の班、一緒にならね?」
班なんて誰でもいい。1人でもいい。
透「どっちでもいい。一緒がいいなら一緒にすれば?」
洋「よっしゃ!じゃあ組も、」
??「よーうー。俺らで組むって言ってたじゃーん。」
うへぇ。また誰か来た。
洋「でも班って5人だろ?俺とお前で2人だから、透入れてもいいだろ?」
??「え?wんな訳無いじゃんwあと3人連れてきたしwそれに、一番最初に約束したの俺らじゃん。なんでこいつを入れる訳?」
ほーら起きたよ、班事件。
決めるんだったらその決める時間の時にやれよ。
これ以上めんどい事にしたくないし、抜けるか。
透「俺、抜けっから、洋達はそこの班でいい。むしろ、俺は1人の方がいい。ま、どっちでもいいけど」
洋も諦めるだろ。これで諦めなかったら、俺の事どう思ってんだろうな。
洋「透。俺、こんな人を大切にしない人と組みたくねぇ。だから、鈴木。俺はお前と組まない。透はこれでいいか?俺はこれでいい」
…………え?
なんで?俺のため?自分のため?
なんでこんなやつと組んでくれるのか、疑問に思った。
1人で大事にもさせたくないし、組んどこ。
透「いいけど……なんでこんな俺を?あいつらとは組まなくていいのか?」
俺よりあいつらの方が……と口を開きかけた瞬間、俺にとって信じられない言葉を放った。
洋「こんな俺って言うなよwお前は冷たくて口数も少ないやつだけどさ。根は、っていうか、優しいんだろ?あんなゴミと組みたくねぇし、転校生と一緒の班って、最高かよ!w」
透「優しい?何言ってんだ、洋。俺はお前に優しくした気は無い」
洋「いやいや、あのゴミの心配をしてるお前が、すっげぇ優しいんだなって、思っただけだwあんなに心配してくれんの、お前だけじゃね?」
これ、心配の1つなのか?俺は、洋がこれでいいのか、確認を取っただけだが。
その思いが言葉に出来ない。なぜか、正反対の言葉が、無意識に出ていた。
透「そうかよ。ありがと」
は?俺、自分からありがとうって…!?
洋「お前のありがとう、初めて聞いた!気持ちこもってたぜ!w」
気持ちがこもってる?なんだそれ。無意識だし入ってねぇだろ。
鈴木「洋……てめぇ……!」
さっきまでガチギレしてた鈴木がブチギレ寸前にまでなっている。
洋はそんな鈴木を見て見ぬふりをし、自分の席に戻って行った。俺も戻ろうとした時、廊下にいた人と目が合った。
俺は、何故か引っかかる物があった。
1週間経てば周りに人が居なくなる。
人は不思議な生き物だ。
飽きるのが早いのか、構うのがめんどくさいのか。
正直俺はどうでもいいんだが。
友達も作んなくていいだろ。
その分時間の無駄になるし。
そういや、6年って修学旅行あるんだっけ。
学年集会で話すような事を言っていたような…
??「透!今日からよろしくな!」
ん…?誰?てか、もう友達出来そうなんですけど?
透「誰?お前。」
興味無い。名前聞かなくても良かったか。
??「っははwwお前、本当に冷たいんだなw」
何言ってるんだこいつ。よくわかんねぇな。
冷たくて何が悪いんだ?構ってちゃんなのか?
??「おい!なんかリアクションしろってwあ、俺の名前は西村洋!よろしく!」
名前覚えるの苦手なんだよな。大西洋って覚えときゃいいか。
リアクションするのめんどくせー。
透「………」
洋「だからリアクションしろってーwでも無理すんなよ?」
透「……は?」
突然の心配の言葉に俺は目を見開いた。
さっきまで笑い転げてたくせに、なんで今心配の言葉を?
これ心配の言葉?
てか、なんでこれで驚いてんだ?俺。
透「別に無理してねぇよ。そんなに弱くねぇ。」
洋「そうか!それなら良かった!なぁ、修学旅行の班、一緒にならね?」
班なんて誰でもいい。1人でもいい。
透「どっちでもいい。一緒がいいなら一緒にすれば?」
洋「よっしゃ!じゃあ組も、」
??「よーうー。俺らで組むって言ってたじゃーん。」
うへぇ。また誰か来た。
洋「でも班って5人だろ?俺とお前で2人だから、透入れてもいいだろ?」
??「え?wんな訳無いじゃんwあと3人連れてきたしwそれに、一番最初に約束したの俺らじゃん。なんでこいつを入れる訳?」
ほーら起きたよ、班事件。
決めるんだったらその決める時間の時にやれよ。
これ以上めんどい事にしたくないし、抜けるか。
透「俺、抜けっから、洋達はそこの班でいい。むしろ、俺は1人の方がいい。ま、どっちでもいいけど」
洋も諦めるだろ。これで諦めなかったら、俺の事どう思ってんだろうな。
洋「透。俺、こんな人を大切にしない人と組みたくねぇ。だから、鈴木。俺はお前と組まない。透はこれでいいか?俺はこれでいい」
…………え?
なんで?俺のため?自分のため?
なんでこんなやつと組んでくれるのか、疑問に思った。
1人で大事にもさせたくないし、組んどこ。
透「いいけど……なんでこんな俺を?あいつらとは組まなくていいのか?」
俺よりあいつらの方が……と口を開きかけた瞬間、俺にとって信じられない言葉を放った。
洋「こんな俺って言うなよwお前は冷たくて口数も少ないやつだけどさ。根は、っていうか、優しいんだろ?あんなゴミと組みたくねぇし、転校生と一緒の班って、最高かよ!w」
透「優しい?何言ってんだ、洋。俺はお前に優しくした気は無い」
洋「いやいや、あのゴミの心配をしてるお前が、すっげぇ優しいんだなって、思っただけだwあんなに心配してくれんの、お前だけじゃね?」
これ、心配の1つなのか?俺は、洋がこれでいいのか、確認を取っただけだが。
その思いが言葉に出来ない。なぜか、正反対の言葉が、無意識に出ていた。
透「そうかよ。ありがと」
は?俺、自分からありがとうって…!?
洋「お前のありがとう、初めて聞いた!気持ちこもってたぜ!w」
気持ちがこもってる?なんだそれ。無意識だし入ってねぇだろ。
鈴木「洋……てめぇ……!」
さっきまでガチギレしてた鈴木がブチギレ寸前にまでなっている。
洋はそんな鈴木を見て見ぬふりをし、自分の席に戻って行った。俺も戻ろうとした時、廊下にいた人と目が合った。
俺は、何故か引っかかる物があった。