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少女の名前は、高島莉子。
小学五年生。
莉子はいつも学校で仲間はずれにされていた。
莉子はどんなに辛くてもどんなに苦しくても我慢していた。
我慢して我慢して、とうとう不登校になってしまった。
「もうこんな世界はいや、もう死にたい。」
莉子は近くの二十四階建てのマンションの屋上に行き、自殺をしようといていた。
それを同じクラスの男の子蒴也（さくや）が止めた。
「お前どうしたんだよ？なんで、自殺なんかしようとするんだよ。」蒴也に抱きついて莉子は泣いてしまった。
蒴也は二十四階に住んでいる。
蒴也の家に莉子を連れて行った。
莉子はつぶやいたように「ありがとう……」と言った。
蒴也は莉子に聞いた「なんで死のうとしたんだ？」
莉子は蒴也の問いに答え「私は学校で仲間はずれにされていたんだ。それは一部の女子に。私は人見知りだから、誰かに助けてもらうということができなかったんだ。」
蒴也は慰めるように莉子の頭を撫でた。
また莉子は泣いてしまった。[/斜体]