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【参加型!】この時計屋 時間を扱えるらしくって!?

#7


僕、有操碧。

僕は、いつも、ふわふわしてて、人に話しかけられてても、全然聞いてないみたいに思われる。


だから、友達がいない。


何というか・・・うーん、勉強はできる方だから、、、、というより親にやらされて、、、、



優等生で、一目置かれてて、嫌われてはないんだけど、好かれてもないって感じ。

実を言うと、好きな子がいる。
水島聖良ちゃん。



なんか、すべてがいい。 聖良ちゃんには、言葉で表せない良さがある。

それを、言葉で表せるようになりたい。。。



「両思いになりたい、、、」




けど、ほぼ無理だと思う。

なんでかって?

聖良ちゃんは男子に人気だから。
そんだけ。

まず、僕は男子に人気じゃない。 どちらかというと一目置かれている。

だから、無理。

まず、聖良ちゃんと両思いになるには、男子と仲良くならないといけない。。

そのためには、男子と遊ばなきゃいけない。

だけど、親に勉強しろって言われて、、、

遊ぶ時間なんてない。

そんな、、、
ことは、、いやだ。


だけど、時間、時間さえあれば。


だけど、時間はそんなに軽いものじゃない。

そう、時間には重みがあるんだ。


もうすぐ、学校。

今日は、思い切って、おはようぐらい言おうかな、、

「、、っおはよう」

思い切った声のわりには、小さな声だった。


それでも___



「おはよう。」

一つの声が、返ってきた。




聖良ちゃんの声だった。


______





なんだろう。この恥ずかしさ、、、、


僕は、トイレに駆け込んだ。




ふぅーー大きくため息をつく、、、


やっぱり、僕は、聖良ちゃんのことが、好きなのか____



そう、思った瞬間。




穴に、落ちた、、、、、





どこなんだろう。


暗闇____



不安。



緊張。





手足を動かそうとしても気持ちで制限されて、動かせない。




怖い。


目を覚ますとそこは時計屋だった。


時計屋。。。




僕が、必要とする、時間を可視化できるものが、あるもの。




時計屋____





「こんにちは、時間が、欲しいようですね。。。」

「ふぁ? はい。」

また、ふわふわしてた。



「友達と、遊ぶ時間が欲しいようですね。」

「はい。」

「どうも、何時間欲しいですか。」

「え? くれるんですか___」

「ええ。 この時計屋は、、、時間を、扱えるんです。」

すごく、すごくゆっくりとした声で声を放った。

「時間を___扱える?」

「はい。」

「じゃあ、8時間くらい。」

「それだけでいいんでですか?」

「はい、遊ぶ時間がありすぎても、勉強後出来なくなるだけだと思うので」

「ふふふふっ。 さすが、優等生ですね。」
「では、8時間分の時間でございます。」

「あ、ありがとうございます。」



学校に戻ってきたようだ。



時間があるから、遊べるんだ。今日。



話しかけてみよう。


水岡颯太くん。


「あのさ、今日遊べる?」

「へ? あ、碧かぁー。 うん遊べるよー。」

「ほんと? じゃあ、えっと南 公園で3時待ち合わせでー。」

「うん。」



3時間後


もう6時か。

帰らなきゃ。

帰ったら3時ってことになってるんだ。



「ごめん。もう帰んなきゃいけないんだけど、、」

「あ、そうなんだ。 俺も帰るよ。」

「うん。 どっち方面?」

「あ、林方面。」

「お!俺も!」

「そうだ、なんか碧って、全然遊ばない優等生みたいな感じだったけど今日は遊べたんだね」

「うん。 実は___」


僕はあの時計屋のことすべてを話した。



「へぇー、そうなんだ。俺も行きてぇー」





「ありがとう。遊んでくれて。」

「へ? 楽しかったよ。」

「じゃあね、僕この家だから。」


「ああ、じゃあな。」

僕は勉強と遊びを両立できた。

家に帰って勉強したら、何となく集中できたし、やっぱり外遊びも大切なんだな。

次の日
僕は颯太くんと友達になった。

そして、聖良ちゃんにも話しかけれた。

時間があることで、自信も強くなったと思う。

これからも頑張りたい。

^_^





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作者メッセージ

1500字です。
いつも見てくれてありがとうございます。

2024/10/25 10:09

うみ ID:≫972W/z4G4BVy6
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