消えた失敗作と私
焦凍「●●ちゃんの家は俺が選ぶ!」
●●「選んでくれるんだ?うれしいなあ」
焦凍「...!うん!」
...あれ、いつの記憶だっけな、これ。
・・・
個性:治癒。
自分の身体を犠牲にすることで相手を治癒できるぞ!
燈矢くんに拾われたあの日。
あの日からずっと轟家のお世話になってきた。
だからエンデヴァーさんは私を家に置いてくれて
家も購入してくれたんだと思う。
死んだ燈矢くんへのせめてもの償い、と言ったところだろうか。
私は燈矢くんの遺物としか思われていないみたいだ。
それでも個性の汎用性はすごくて、
いつも頼られっぱなしだった。
それも、まったく嬉しくない頼られ方で。
焦凍くんが怪我をしたときなんかは必ず呼び出されて
どんなにひどいキズでも私に手当させた。
そのたびに私の体は傷ついていって、正直限界だった。
けれど、そんなの関係ないとでも言うように
骨がバキバキになっても。体が動かせなくなっても。
決して休ませてくれることはなかった。
だから心底、エンデヴァーさんが憎かった。
焦凍『おれ、もっと強くなるから』
焦凍『●●ちゃんをまもれるヒーローになるからっ、!』
冷さんも燈矢くんもいなくなった轟家。
そんな中でもしっかり前を見据えて「●●ちゃんを守る」と、
そう言ってくれた焦凍くん。
涙でくしゃくしゃに歪んだ表情が
あの日の燈矢くんと酷似している。
2人にこんな顔をさせるエンデヴァーさんが
また、更に憎らしくなった。
●●「選んでくれるんだ?うれしいなあ」
焦凍「...!うん!」
...あれ、いつの記憶だっけな、これ。
・・・
個性:治癒。
自分の身体を犠牲にすることで相手を治癒できるぞ!
燈矢くんに拾われたあの日。
あの日からずっと轟家のお世話になってきた。
だからエンデヴァーさんは私を家に置いてくれて
家も購入してくれたんだと思う。
死んだ燈矢くんへのせめてもの償い、と言ったところだろうか。
私は燈矢くんの遺物としか思われていないみたいだ。
それでも個性の汎用性はすごくて、
いつも頼られっぱなしだった。
それも、まったく嬉しくない頼られ方で。
焦凍くんが怪我をしたときなんかは必ず呼び出されて
どんなにひどいキズでも私に手当させた。
そのたびに私の体は傷ついていって、正直限界だった。
けれど、そんなの関係ないとでも言うように
骨がバキバキになっても。体が動かせなくなっても。
決して休ませてくれることはなかった。
だから心底、エンデヴァーさんが憎かった。
焦凍『おれ、もっと強くなるから』
焦凍『●●ちゃんをまもれるヒーローになるからっ、!』
冷さんも燈矢くんもいなくなった轟家。
そんな中でもしっかり前を見据えて「●●ちゃんを守る」と、
そう言ってくれた焦凍くん。
涙でくしゃくしゃに歪んだ表情が
あの日の燈矢くんと酷似している。
2人にこんな顔をさせるエンデヴァーさんが
また、更に憎らしくなった。
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