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俺は__________のに。

#1


突然だけど、俺__魅曲は梨温という彼女がいて、その彼女が大好きだ。だから、いつか結婚したいと思っていた。
………………しかし、そう上手くいかなかった。


(梨温)「ねぇ、魅曲。ゲームしよ!」 

(魅曲)「分かった。何のゲームが良い?」

(梨温)「えーとね!人生ゲームはどう?」

(魅曲)「良いな!それじゃゲーム準備してくるから待ってな」

(梨温)「はーい!」

ご覧の通り、こんな感じで休日を過ごしているが、ハグとか、キスとかした事がない。俺はいつでも良いのに。

(魅曲)「ん。準備出来たぞ」

(梨温)「ありがとう!でも、その前にジュース買いに行こ!」

(魅曲)「ああ、だから着替えていたんだな」

(梨温)「そういう事!」

(魅曲)「はは、なるほど。それじゃ行くか」

(梨温)「しゅっぱーつ!」

(魅曲)「おぉ〜!」

ガチャ

(梨温)「あ、行く所は近くのコンビニ?」

(魅曲)「そうだな。ついでに夕食も買って帰ろう」

(梨温)「隊長!了解です!」

(魅曲)「隊長って……まあ、いいか」

そう思っていて歩いた時間がとても楽しかった。だけど、その時は簡単に過ぎていく。

(梨温)「でね〜!あの時、ワンちゃんが_____!」

(魅曲)「_____!___」

こうやって話すのも楽しいが、今日は何か嫌な予感がして楽しめない。なんか、彼女が奪われる感じがするからちゃんと見守っておこう。そう思った時、彼女が俺に抱きついてきた。その瞬間“だけ”は幸せだったんだ。


数日後、俺と彼女は式を開いた。そして、来ていただいた方の中では泣いている人もいる。俺はただただ花束を持って式が開くのを待っている中、話しかけてくれる人もいた。その人の話を聞いた後、俺は彼女の顔を見に行った。

[下線][太字]その時、百合じゃなくて赤いチューリップを渡せたら良かったのに。
[/太字][/下線]

『もうすぐ、お葬式が開かれますので少々お待ちください』

この言葉を聞いた時、俺は静かに泣いた。

このボタンは廃止予定です

2024/09/21 21:22

ノルラ ID:≫93Mvld0Raw8pg
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