あなたはいつも世界イチ
◇◇◇
3時間目、地味にきつい校則とか今後の予定なんかを長々と説明された。
「えー、女子にね、えー、多いんですけれど、ヘアゴムは黒、紺、茶以外の色は禁止にね、なってます。」
えーーという声がちらほら聞こえる。こういう校則は抹消すべきだと私も思う。
◇◇◇
長い話にそろそろみんな飽きてきたころ、先生が雰囲気を変えようと口を開いた。
「えー、まずはね、みんなのね、自己紹介からした方がいい…んですかね」
一瞬、気まずい沈黙が教室を包み込んだ。
…
「はいはい!!オレ自己紹介しまーす!」
またあいつかよ!今度は教室に草が生えた。
「お!えー、じゃあ、トップバッターを頼みますよ。ちょうど1番だしな」
先生もノリノリである。
「オレ、[漢字]相川[/漢字][ふりがな]あいかわ[/ふりがな]イチでーす!好きな食べ物はコーラ!好きな言葉は猿も木から落ちる!よろしく!お願いします!」
クラスみんな拍手喝采。こんなにくだらない内容の自己紹介で笑えるのは幸せだ。
…いやまって、次、多分私が自己紹介だ。
いい印象で学校生活を送りたい…!(切実な思い)
一ノ瀬ツグ、0.7秒で頭をフル回転します!!
「…い、一ノ瀬ツグです!ねこが好きです!よろしくお願いします!」
しまった。つまらない自己紹介をしてしまったー!
ま、まあ可愛らしい印象はつけられたんじゃなかな。うん、それでいいのだ。
「名簿番号3番、[漢字]江戸川[/漢字][ふりがな]えどがわ[/ふりがな]みらいでーす。好きな飲み物はキャラメルフラペチーノです。みんな話しかけてね。よろしくお願いします〜」
やっぱりギャルっぽい子もいるんだな。ゆるく巻かれた茶髪に、ちょっと着崩した制服が可愛い。
…まあでも1番可愛いのは私なんだけどね。
3時間目、地味にきつい校則とか今後の予定なんかを長々と説明された。
「えー、女子にね、えー、多いんですけれど、ヘアゴムは黒、紺、茶以外の色は禁止にね、なってます。」
えーーという声がちらほら聞こえる。こういう校則は抹消すべきだと私も思う。
◇◇◇
長い話にそろそろみんな飽きてきたころ、先生が雰囲気を変えようと口を開いた。
「えー、まずはね、みんなのね、自己紹介からした方がいい…んですかね」
一瞬、気まずい沈黙が教室を包み込んだ。
…
「はいはい!!オレ自己紹介しまーす!」
またあいつかよ!今度は教室に草が生えた。
「お!えー、じゃあ、トップバッターを頼みますよ。ちょうど1番だしな」
先生もノリノリである。
「オレ、[漢字]相川[/漢字][ふりがな]あいかわ[/ふりがな]イチでーす!好きな食べ物はコーラ!好きな言葉は猿も木から落ちる!よろしく!お願いします!」
クラスみんな拍手喝采。こんなにくだらない内容の自己紹介で笑えるのは幸せだ。
…いやまって、次、多分私が自己紹介だ。
いい印象で学校生活を送りたい…!(切実な思い)
一ノ瀬ツグ、0.7秒で頭をフル回転します!!
「…い、一ノ瀬ツグです!ねこが好きです!よろしくお願いします!」
しまった。つまらない自己紹介をしてしまったー!
ま、まあ可愛らしい印象はつけられたんじゃなかな。うん、それでいいのだ。
「名簿番号3番、[漢字]江戸川[/漢字][ふりがな]えどがわ[/ふりがな]みらいでーす。好きな飲み物はキャラメルフラペチーノです。みんな話しかけてね。よろしくお願いします〜」
やっぱりギャルっぽい子もいるんだな。ゆるく巻かれた茶髪に、ちょっと着崩した制服が可愛い。
…まあでも1番可愛いのは私なんだけどね。
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