君だけは絶対に諦めない
「行ってきまーす!」
「もう行くの⁉ちょっと待ってー!送ってくから!」
「えー!いいのに!でも、ありがと!」
『お母さんを笑顔に』これが私が生きていく一番の理由
だから、
なるべく迷惑をかけない
これを徹底している
...つもりだ
「じゃ!ここからはお母さん行けないから、帰るわね」
「うん!ありがと!」
「気を付けてね」
「うん!」
[大文字]ブーン[/大文字]という音を立ててお母さんは去っていった
「[小文字]...はぁ...行くか...[/小文字]」
朝練かぁ先輩たちめんどくさそう...
「おはようございまーす」
「おはよう!綾乃ちゃん...ってその足どうしたの⁉」
「あはは...ちょっと転びまして...」
「ふぅ...」
あの後キャプテンに『今日はもういいから教室行きな!』と言われ教室に来た
と言ってもまだ時間が早いため生徒は誰一人としていない
「はぁ、暇...」
「じゃあ外で遊ぼ!」
「え⁉」
言葉に返事が来て驚き、振り向くと
「翼⁉」
幼馴染の天羽 翼がいた
「ん...ってお前!その足どうした!」
「あぁまぁ...いろいろあって...」
「聞かれたくないのか...っでも!お前!再来週の大会は⁉」
「...出れない...」
「治んのにどんなけかかんの?」
「...完全に癒合するのは早くても2、3ヶ月以降だって...」
「...」
「っでも!私はまだ1年だし来年も再来年もあるから!大丈夫!」
同情するような無言に耐え切れなくて思わずそんな言葉が出た
「...そうか...綾乃は強いな」
違う弱いホントは咄嗟に嘘が出るような嘘で塗り固められたような人間
「[小文字]...うん...[/小文字]」
それでもやっぱり私の口から出るのは『嘘』
「じゃ!俺外行って来る!」
「うん...」
幼馴染にまで嘘つくなんて...
「[小文字]やっぱり私は『ダメナコ』なんだ...[/小文字]」
「もう行くの⁉ちょっと待ってー!送ってくから!」
「えー!いいのに!でも、ありがと!」
『お母さんを笑顔に』これが私が生きていく一番の理由
だから、
なるべく迷惑をかけない
これを徹底している
...つもりだ
「じゃ!ここからはお母さん行けないから、帰るわね」
「うん!ありがと!」
「気を付けてね」
「うん!」
[大文字]ブーン[/大文字]という音を立ててお母さんは去っていった
「[小文字]...はぁ...行くか...[/小文字]」
朝練かぁ先輩たちめんどくさそう...
「おはようございまーす」
「おはよう!綾乃ちゃん...ってその足どうしたの⁉」
「あはは...ちょっと転びまして...」
「ふぅ...」
あの後キャプテンに『今日はもういいから教室行きな!』と言われ教室に来た
と言ってもまだ時間が早いため生徒は誰一人としていない
「はぁ、暇...」
「じゃあ外で遊ぼ!」
「え⁉」
言葉に返事が来て驚き、振り向くと
「翼⁉」
幼馴染の天羽 翼がいた
「ん...ってお前!その足どうした!」
「あぁまぁ...いろいろあって...」
「聞かれたくないのか...っでも!お前!再来週の大会は⁉」
「...出れない...」
「治んのにどんなけかかんの?」
「...完全に癒合するのは早くても2、3ヶ月以降だって...」
「...」
「っでも!私はまだ1年だし来年も再来年もあるから!大丈夫!」
同情するような無言に耐え切れなくて思わずそんな言葉が出た
「...そうか...綾乃は強いな」
違う弱いホントは咄嗟に嘘が出るような嘘で塗り固められたような人間
「[小文字]...うん...[/小文字]」
それでもやっぱり私の口から出るのは『嘘』
「じゃ!俺外行って来る!」
「うん...」
幼馴染にまで嘘つくなんて...
「[小文字]やっぱり私は『ダメナコ』なんだ...[/小文字]」
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