浅井修斗別荘殺人事件
修斗「手紙にも書いてあった通り、私は悩みがあります。」
全員が手紙を机の上に出す。
修斗「幾つもあるわけではないので。」
戸部「悩みは一つと・・・?」
修斗「はい。その通りです。」
上野「その悩みとは・・・?」
修斗「実は・・・」
少し間を置き、話し出す。
修斗「先週、殺人予告をされまして・・・」
戸部「帰る。」
食い気味に言い放ち、席を立つ。
長谷川「おい、夏実。ちょっと待てよ。」
戸部「言っただろ。事件があったら帰るって。」
花束「まだ、事件があっただけでは・・・」
戸部「どう考えても事件だろ。殺人予告なんて。」
清水「まあ、敏感にはなってしまいますよね。」
清水も席を立つ。
上野「清水さん・・・」
清水「私は、あんな思いするのはもう嫌ですから。」
戸部「よし、帰らせてもら・・・!?」
その瞬間、まるで待っていたかのように、
雨が降り出した。
戸部「雨・・・・!?」
清水「しかも、かなり強めね・・・」
戸部「帰るなって言われてるもんだな・・・」
上野「まるでミステリー小説のプロローグだ。」
晴島「ちょっと、縁起のないこと・・・」
加藤「怖いですよね・・・」
戸部「はぁ、関係ない。帰るぞ・・・」
しかし、その瞬間、
[大文字][太字]ドゴォォォォォン!!!![/太字][/大文字]
全員「!?」
向田の車と、戸部の車が爆発した。
戸部「なっ・・・バカなっ・・・!?」
向田「僕の・・・車が・・・!!」
花束「・・・!?」
清水「そんな・・・これじゃあ・・・」
長谷川「[太字]帰れない・・・[/太字]。」
全員の背筋が凍る。
戸部「おいおい、流石に手が凝りすぎだろ。」
深川「こんなの、本当にミステリー小説じゃないか・・・」
祇園「私、見て参ります!!」
焦った様子で祇園が玄関に向かう。
長谷川「俺も行こう。」
椅子から立ち上がる。
上野「修斗さん、少し待っていてください。」
修斗「ええ、私の事は気にせずに・・・」
本人も焦っている。
老体とは思えないほど汗をかいている。
花束「一体、何でこんな・・・」
戸部「分からねぇ。クソ、俺の車・・・」
上野「車より、自分の命を心配した方がいい。」
探偵の目つきで、戸部を見る。
戸部「・・・まあ、予想した通りだな。」
晴島「え?」
戸部「事件は起こったし、多分、」
加藤「多分?」
戸部「[太字]今夜、1人目の犠牲者が出るな。[/太字]」
土砂降りの中、傘も差さずに車へ走る。
長谷川は、考えていた。
何故車が爆発したのか。
誰が仕組んだものなのか。
本当に戸部の朝言った通り、
此処で誰か死ぬのか。
祇園「一体、何故爆発が・・・!?」
50代にも入って、体が思うように動きにくくなる年だというのに、
傘を差して走っている。
長谷川「一旦、車を見るほかないっすね。」
全員が手紙を机の上に出す。
修斗「幾つもあるわけではないので。」
戸部「悩みは一つと・・・?」
修斗「はい。その通りです。」
上野「その悩みとは・・・?」
修斗「実は・・・」
少し間を置き、話し出す。
修斗「先週、殺人予告をされまして・・・」
戸部「帰る。」
食い気味に言い放ち、席を立つ。
長谷川「おい、夏実。ちょっと待てよ。」
戸部「言っただろ。事件があったら帰るって。」
花束「まだ、事件があっただけでは・・・」
戸部「どう考えても事件だろ。殺人予告なんて。」
清水「まあ、敏感にはなってしまいますよね。」
清水も席を立つ。
上野「清水さん・・・」
清水「私は、あんな思いするのはもう嫌ですから。」
戸部「よし、帰らせてもら・・・!?」
その瞬間、まるで待っていたかのように、
雨が降り出した。
戸部「雨・・・・!?」
清水「しかも、かなり強めね・・・」
戸部「帰るなって言われてるもんだな・・・」
上野「まるでミステリー小説のプロローグだ。」
晴島「ちょっと、縁起のないこと・・・」
加藤「怖いですよね・・・」
戸部「はぁ、関係ない。帰るぞ・・・」
しかし、その瞬間、
[大文字][太字]ドゴォォォォォン!!!![/太字][/大文字]
全員「!?」
向田の車と、戸部の車が爆発した。
戸部「なっ・・・バカなっ・・・!?」
向田「僕の・・・車が・・・!!」
花束「・・・!?」
清水「そんな・・・これじゃあ・・・」
長谷川「[太字]帰れない・・・[/太字]。」
全員の背筋が凍る。
戸部「おいおい、流石に手が凝りすぎだろ。」
深川「こんなの、本当にミステリー小説じゃないか・・・」
祇園「私、見て参ります!!」
焦った様子で祇園が玄関に向かう。
長谷川「俺も行こう。」
椅子から立ち上がる。
上野「修斗さん、少し待っていてください。」
修斗「ええ、私の事は気にせずに・・・」
本人も焦っている。
老体とは思えないほど汗をかいている。
花束「一体、何でこんな・・・」
戸部「分からねぇ。クソ、俺の車・・・」
上野「車より、自分の命を心配した方がいい。」
探偵の目つきで、戸部を見る。
戸部「・・・まあ、予想した通りだな。」
晴島「え?」
戸部「事件は起こったし、多分、」
加藤「多分?」
戸部「[太字]今夜、1人目の犠牲者が出るな。[/太字]」
土砂降りの中、傘も差さずに車へ走る。
長谷川は、考えていた。
何故車が爆発したのか。
誰が仕組んだものなのか。
本当に戸部の朝言った通り、
此処で誰か死ぬのか。
祇園「一体、何故爆発が・・・!?」
50代にも入って、体が思うように動きにくくなる年だというのに、
傘を差して走っている。
長谷川「一旦、車を見るほかないっすね。」