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愛を込めて。

#3


「ねぇ弔くん。この子、すっごいカワイイです」
エンクの写真とチラシ。
内容は行方不明者、一刻も早い発見を。という物。
「あァ?──…可愛くはねぇだろ」
「カワイイですよ!!弔くんはわかってないですね」
風ではるばる飛ばされてきたチラシを見て敵連合の二人は話す。
「そうじゃなくて…っつーか、裏ありそうだな」
怖ー、と呟く死柄木弔にトガヒミコが噛み付く。
「えぇ~…。弔くん、本当に何もわかってないですね!?」
トガはそれ以上何も言わない
と、言うよりは言えない。
横から青い炎が怒りで燃えていたからだ。
「へぇ…エンク、ねェ…。おい、イカレ女」
「むっ!イカレ女じゃないです!──…なんですか?いきなり」
「探しに行くぞ」
しばし、空気が凍る。
当たり前である。
彼らは敵。
「ちょっ!まさか、この子を探しに行くんですか…っ!?」
「当たり前だ」
エンクは行方不明者とはいえ、ヒーローで。
立場が真逆の二人。
関わるとろくでもないことぐらいきっと荼毘はわかっている。
「ま、いいんじゃねぇの?捕まりたければ勝手に捕まれ」
「そうこなくっちゃな」
にぃっと荼毘は笑うとトガを引き連れアジトを後にした。

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2024/10/09 21:22

伊折 ID:≫ppBd7rNLoAd1k
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