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オオカミ女子とウサギ男子

#1

本性

(ハァ…やっと学校終わった。)
ドアを開けて、くるっと後ろを振り向いて、
「みんなっまた明日ね~♡」
お砂糖と嘘100パーセントの、ふわふわした声を出す。
私は、キャラをつくって生活している。
学校では、ふわふわした可愛い、宇佐美初兎。
家や一人のときは、ガッツいた性格で、口も悪い。
本性で、学校生活送っていけるわけないし…。
(でも、綺麗な言葉遣いって疲れるんだよな…。)
ホントは男子と騒ぎたいし、ふざけたりしたい。
でも、そんなの女の子っぽくないし。
しょーがないよね。ウソは最大の防御だもん。

今日も嫌いな学校だ。
「ふぁ~…あと5時間ねた~い…。」
いつもどおり、鏡の前にたって寝癖を直そうと頭を触ると、なんかモフモフしたものが。
(ん…?)
目を開けると…。
「耳!?それに尻尾も…。」
私のお気に入りのパジャマを突き抜けて、フサフサの尻尾が生えている。
「どういうこと!?」
慌ててリビングにいくと、もう制服に着替えてニュースを見ている弟の壇。
壇にも、耳が生えている。
(パンダ…?)
「ねぇ壇…。それ、パンダの耳だよね」
「あぁ、姉貴はオオカミなんだ。」
(これってオオカミなんだ…。)
「これ、その人の性格らしいよ。」
なるほど、壇はマイペースだし、パンダは合ってるかも。
「って、私はオオカミってこと!?」
当たってないわ!こんなの…。
オオカミって、凶暴で…。肉食で…。
ふざけて大声を出したりする私。
焼肉屋で食べ盛りの壇よりもお肉を食べる私。
(…当たってる、かも…?)
「じゃあ、オレ朝練あるから行くね。」
そう言って、壇は出て行った。
そんなの気にしてる場合じゃない。
(これで学校行ったら、本性ばれちゃうんじゃない…?)
ーーー……。
学校に行くと、みんなも動物の耳と尻尾が生えている。
(あの子は、犬。あの子は、猫)
女の子はみんな可愛い可愛い動物たち。
(私だけ、オオカミ…。)
おそるおそる教室のドアを開けるとクラスメイトたちが駆け寄ってきた。
「宇佐美は、絶対ウサギでしょ!!」
「可愛いもんな~」
「って…。」
みんな、私の耳と尻尾を見て、絶句。
(いたたまれない…。)
「オオカミ…?」
でも、オオカミだからって、本性はばれないよね…!!
「え~、じゃあ《裏で怖いタイプ》じゃん」
(なに、それ…?)
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作者メッセージ

この物語をつくったのは、理由がありまして…。
私の同級生の男子に、「みことって動物に例えたらなに?」って聞いたんです。猫とか、可愛いのかな~って思ったら、「カピバラ」って即答されて。
顔がカピバラらしいです。アホそうだからって言われました(笑)そこから動物にたとえると…っていうこの物語が思いつきました。ちょっと怒ってるよ!!

2024/09/19 19:28

みこと ID:≫kpJo3MY4lNspo
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