- 閲覧前にご確認ください -

リア友&姉みこのお気に入り!!

文字サイズ変更

高嶺の花にはトゲがある

#4

練習

「話す練習、僕とは普通に話せるんだよね?」
「…うん」
「じゃあさ…」
この提案。
乃美さんは、最初は怖がっていたけれど…
素直になりたい気持ちはあるから。
オーケーしてくれた。

「えぇっと……?旭、説明してくれ…」
「えっとね…」
翌日のお昼休み。
乃美さんが人の目が気になるそうで、空き教室に来ている。
それぞれのお弁当を持って、僕と乃美さんが隣。
凪と周がその向かいに座っている。
「…あの…私、人と話すのが苦手で…特に、男子が。だから、2人で練習させてほしいの…!」
凪と周は、ぽかんとしてる。
(大丈夫かなぁ…)
「…いいよ。俺は、佐野周。よろしくね、乃美さん。」
周は、爽やかな笑顔で乃美さんと握手する。
「…俺、噂でアンタのこと決めつけてたし…喋るのもあんま得意じゃないけど…旭が言うなら、協力するよ。俺は、石川凪。」
凪は、ちょっと照れくさそうに言う。
噂で、僕のことを心配してくれていたけど、乃美さんは良い人だ。
それが、凪にも伝わればいいな。
「…それで、喋る練習って具体的になにするの?」
「ん~…目を見て話す、とか?」
「じゃあ、このまま飯食おーぜ!俺腹へった!」
とりあえず、お昼ご飯を食べることにした。
「旭のお弁当、相変わらず可愛いよなぁ~」
僕のお弁当は、妹が作ったキャラ弁。
恥ずかしいからやめてほしいんだけど…早起きして作ってくれているし、何より美味しいから何も言っていない。
「…凪は…うん…」
凪のお弁当は、いつもオール冷凍食品。しかも未解凍。
「だって時間ねぇんだもん。俺も姉貴も料理できねぇし」
「…せめて解凍しなよ…」
周は、彼女の手作りのお弁当。
「周、いいよなぁ…可愛い彼女が毎日弁当届けてくれるとか」
「美味しいよ」
「嫌味か!?」
(…乃美さん、固まってる…)
乃美さん、会話に入ろうとしてるんだろうけど、テンポが掴めないみたい。
「乃美さんのは?」
「あ、私は自分で作ってて…」
(どんなのだろう…)
「って、すご!!それ自分で作ってんの!?」
「すごいなぁ。卵焼きとか、すごく上手い。」
「いや、そんな…」
乃美さん、緊張しすぎて睨んじゃってるよ!!!
(ん~…まだ、ちょっと難しいかなぁ…)
でも、褒められて嬉しそう。
「また、みんなでお昼食べようよ」
次からは、教室で。
そうしたら、他のみんなも絡みやすくなるんじゃないかな。

作者メッセージ

久々の更新……!!書くの楽しいっ!!
今日、姉みこが連載を開始しましたっ!ぜひ見てみてください!

2024/12/23 19:45

弥寿ーみことー ID:≫ 1tECV0iZAzeg2
続きを執筆
小説を編集

パスワードをおぼえている場合はご自分で小説を削除してください。(削除方法
自分で削除するのは面倒くさい、忍びない、自分の責任にしたくない、などの理由で削除を依頼するのは絶対におやめください。

→本当に小説のパスワードを忘れてしまった
▼小説の削除を依頼する

小説削除依頼フォーム

お名前 ※必須
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
削除の理由 ※必須

なぜこの小説の削除を依頼したいですか

ご自分で投稿した小説ですか? ※必須

この小説は、あなたが投稿した小説で間違いありませんか?

削除後に復旧はできません※必須

削除したあとに復旧はできません。クレームも受け付けません。

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL
/ 8

コメント
[10]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL