「それにしてもやけに人工的っていうか…まだ誰かが住んでいるような場所だな…どこを見ても似たような景色だ…」

かなりの時間探索をしていたが人工物のような物が多い。だが技術力は今の人間よりもかなり優れている。そして手入れもされているような感じもしている。

「ん？なんだかここだけ何か他の場所とは違うな…デカい扉？こんなデカいの誰が通るんだよ。数十メートルあるし普通の人間じゃ通れねえな…」

突如扉が見えそんな事を考えていたらその巨大な扉が開く音がした。
咄嗟に障害物に隠れてその姿を見ようとした。
だが、今確かに扉は開いたがそこには何の姿も無かった。

「ーーー」

背後から声がした。だがその声はどこかの国の言葉でもなんでもない初めて聞く言語だった。
そして俺は気がつくとその扉の奥へ行っていた。
その扉の奥まで吹き飛ばされていたようだ。何も見えず感じる間もなく飛ばされていた。その後ろには下の見えない穴のようなものが空いていた。
俺は急いで戦闘モードに入り抵抗しようとした。

だが無駄な抵抗をした所で何も変わらずまた攻撃をくらい落ちてしまった。
この深さの穴から落ちて無事でいられるのだろうか、そう思いながら何があるかも分からない場所を落下していった